ペットショップでみかけるハムスターはどの子も可愛く見た目もそんなに違いがないように思いますが、種類によって大きさも性格も全く違います。
もちろん飼う時に注意することも違います。
ハムスターの種類ごとに特徴や性格や値段を比べてみました。
ハムスターを飼いたくなった時 ペットショップでどの子を選ぼうか迷った時など参考にしていただければと思います。
ハムスターの種類
ハムスターには色々な種類がいますが、ペットとして飼われているハムスターは以下の数種類です
・ゴールデンハムスター
・ゴールデンハムスターの改良種 (キンクマなど)
・ジャンガリアンハムスター
・ジャンガリアンハムスターの改良種(パールホワイト、スノーホワイト、サファイアブルー、プディングなど)
・ロボロフスキーハムスター
・チャイニーズハムスター
・キャンベルハムスター
他にもトリトンハムスター(キヌゲネズミ) ・ ヨーロッパハムスタークロハラハムスター)
などもハムスターの仲間ですが、気性が荒かったり、飼いにくかったりでペットとしては不向きで
ペットショップでもあまり見かけることはありません
ゴールデンハムスター
【分布】 シリア
【サイズ】 体重90g~150g 体長12cm~20cm
寒さは特に弱いので注意
性格は穏やかでおっとりしていて人懐こいので初心者でも飼いやすい
慣れればなでたり抱っこしたりできる
縄張り意識が強いので多頭飼育には向かない
短毛種と長毛種がいてカラーバリエーションも豊か
白とオレンジ(茶色)のまだらがスタンダード
それ以外にグレー、白、クリームなど色々
値段は1000円〜2000円、珍しい色だと3000円くらい
キンクマハムスター
【分布】 なし ゴールデンハムスターの改良種
【サイズ】 体重90g~150g 体長12cm~18cm
寒さには特に弱い
ゴールデンの改良種で性格や特徴はゴールデンハムスターとほとんど同じ
おだやかで懐きやすいので初心者でも飼いやすい
実際に飼育してみてもゴールデンとキンクマの違いは分かりませんでした(*^▽^*)
被毛は主にアプリコットのような可愛らしい色
1000円~2000円
ジャンガリアンハムスター
【分布】 カザフスタン、シベリア
【サイズ】 体重30g~45g 体長7cm~9cm
穏やかで人懐こく初心者でも買いやすい
慣れればなでたり抱っこできる
ゴールデンに比べると活発でよく動く
ゴールデンほど縄張り意識が強くはないが、中には気の強い子もいるので多頭飼いは注意(できれば単独飼育が安全)
寒い地方に生息しているので足の裏にも毛が生えている
カラーバリエーション豊富
茶褐色がスタンダードで背中のストライプと白い腹部が特徴
800円~1500円
ジャンガリアン改良種
【分布】 なし ジャンガリアン改良種
【サイズ】 体重30g~45g 体長7cm~9cm
ジャンガリアンハムスターの改良種なので、性格はジャンガリアンと変わりない
穏やかで人懐こくよく動く
ゴールデンほどではないが縄張り意識はあるので単独飼育向き
ブルーサファイア、パールホワイト、スノーホワイト、プディング
など毛の色によって名前がつけられている
ブルーサファイア・・・薄いブルーグレー
パールホワイト・・・全身白くて背中に薄いグレーのストライプ
スノーホワイト・・・全身真っ白でストライプはない
黄色味の強いクリーミーサファイア、全身薄黄色のプディングなど
値段は1000円〜2000円くらい
珍しい色程値段が高くなります
ロボロフスキー
【分布】 ロシア原産
【サイズ】 体重15g~30g 体長5cm~7cm
ゴールデンの半分くらいのサイズの小さなハムスター
最小サイズでチョコチョコよく動き可愛い
臆病で警戒心が強いので人には慣れにくい
ふれあいよりもちょこまかと動き回るのを見ていたい という方向け
縄張り意識が弱いので多頭飼育がしやすい
野性では単独行動なので多頭飼いする場合は縄張り争いが起きないか注意
すばしこいので散歩の時は行方不明にならないように注意
1500円〜3000円
チャイニーズハムスター
【分布】 モンゴル、中国北西部、朝鮮半島原産
【サイズ】 体重25g~45g 体長8cm~10cm
クリクリの目、スリムで胴長の体、長いしっぽ が特徴
見た目はちょっとネズミっぽい感じ
色の種類は少ない
全身の毛色が茶色っぽいノーマル シルバーパイド の2種類
どちらの色もお腹の色は白い
動きぐ素早いので脱走注意
性格は比較的おとなしいが警戒心が強く慣れるまで時間がかかる
あまり出回っていないので 値段は2,000円〜と高め
キャンベルハムスター
【分布】モンゴル・中国
【サイズ】 体重30g~45g 体長7cm~9cm
見た目はジャンガリアンに似ている
臆病で警戒心が強く気性が荒い
野性味が強く人には慣れにくい
ノーマル以外にもパイド・シナモン・ブラック・アルビノなど、カラーバリエーションが豊富
ペットショップでみかけることは少なく 値段は2000円~4000円と少し高め
気性が荒いので初心者にはおすすめしません
「ハムスターはひと通り飼ってみたから、次は変わった子がいいな」
とか
「野性味あふれるハムスターの様子を観察したい」
なんていう方はチャレンジしてみても良いかもしれません
ただ、見た目はジャンガリアンとそっくなので
特にこだわりがなければジャンガリアンハムスターの方が飼いやすくて良いかなと思います( ̄▽ ̄;)
ハムスター飼いやすいのは?
飼いやすいと一言で言っても、どういう風に飼いたいのか によってハムスターの選び方も変わってきます。
ふれあいたい 一緒に遊びたいなら?
ハムスターの中で人懐こく慣れやすいのは
ゴールデンハムスター と ジャンガリアンハムスター
どちらも人慣れしやすく触ったり抱っこしたりできます (*´▽`*)
サイズはゴールデンハムスターの方が大きく、ケージも大きなものが必要です。
どのくらい大きくなるかというと
小学生高学年の子供が抱っこするとこんな感じです。
小学生低学年の子供が抱っこするとこんな感じです。
抱っこ出来てないです( ̄▽ ̄;)
子供の手の中には納まらないサイズです。
掌にすっぽり収まるサイズを想像している方はジャンガリアンハムスターの方がおすすめです。
実際に飼ってみた感じでは
ゴールデンの方がのんびり屋やマイペースな子が多く
ジャンガリアンの方が活発に動く子が多いようです。
どちらも夜行性で活動時間は夜ですが、
ジャンガリアンの方が多少は飼い主に合わせて日中でも遊んでくれる子がいる気がします。
ゴールデンの方はマイペースな子が多く、飼い主が何をしても日中は意地でも寝ているような子が多いです。
個人的にはゴールデンハムスターの男の子のまったりな感じが大好きです。
日中は、うるさくても、えさをあげようとしても、お腹をつついても、尻尾を触っても
何をしても意地でも起きません ( ̄▽ ̄;)
メスよりもオスの方が穏やかな性格をしている子が多いと思います。
もちろん性格には個体差があるので ゴールデンにもジャンガリアンにも色々な子がいます。
ゴールデンやジャンガリアンでも気性の激しい子もいます
メスの方が激しい子が多いように思いますが、それはそれで可愛いです (;^_^A
人懐こいと言われていても、ハムスターなので自然では単独行動
あまりベタベタすると嫌がれるので気を付けてくださいゴールデンもジャンガリアンも適温は20℃~25℃くらいなので、夏と冬の温度管理は必須です
がゴールデンハムスターは寒さには特に弱いので注意が必要です。
ハムスターで多頭飼育できるのは?
ハムスターは縄張り意識が強く同じケージで複数飼育すると縄張り争いが起こり流血沙汰になることがあります。
野生のハムスターは1匹で数メートルの穴を掘って巣を作り
1日に数十キロの距離を移動して見回るので
縄張りは広く、そんなに広いケージを用意するのは無理なので多頭飼育には危険です。
そんなハムスターですが、縄張り意識が一番低いと言われているのが ロボロフスキーハムスター です。
唯一多頭飼育できるハムスター と言われています。
縄張り意識が弱いので縄張り争いは起こりにくいですが
野生のロボロフスキーハムスターは単独行動なので うまくいくとは限りません。
多頭飼育する場合は喧嘩しないかどうか注意して観察してください。
もしも喧嘩が始まった場合にはすぐに隔離できるように予備のケージを用意してあげてください。
小さなロボロフスキーハムスターが数匹でチョコチョコ活動している様子はとっても可愛いですが、
ロボロフスキーはあまり人には懐きません。
多頭飼育すると余計に人に懐きにくい気がします。
ふれあいはほとんどできませんが、ケージ越しに「可愛いな~♡」と眺める楽しみはあります
ハムスターの飼い方、多頭飼いの方法は?ゴールデンでも多頭飼い出来る?
ハムスターは共食いをする?原因と予防法は?
ゴールデンハムスターと多頭飼いした時のはなし
白いハムスターを飼いたい時は?
白いハムスターは色々な種類で生まれますが
一番綺麗に真っ白になるのは ジャンガリアンのスノーホワイトかなと思います
背中にラインが入っても良ければパールホワイトも可愛いですよ
以前 ゴールデンの短毛ホワイトを飼いましたが、成長と共に白が少しグレーがかり、黒の斑点がいくつか出てきて、真っ白ではなくなりました( ̄▽ ̄;)
冬毛だけ白く夏には色付き毛になる子もいるようなので、どうしても真っ白な子が欲しい場合は冬以外の季節に購入した方が確実かもしれません。
毛が白いハムスターはだいたい以下の種類になります。
・キンクマクリーム
・ホワイト(ゴールデンハムスター短毛種、長毛種)
・ホワイト(ロボロフスキーハムスター)
・ホワイトフェイス(ロボロフスキーハムスター)
・クリームサファイア(ジャンガリアンハムスター)
・パールホワイト(ジャンガリアンハムスター)
・スノーホワイト(ジャンガリアンハムスター)
・アルビノ(ジャンガリアンハムスター)
・ホワイトファーブラックアイ(キャンベルハムスター)
・ホワイト(チャイニーズハムスター)
性格や習性はハムスターの種類によって違います。
ゴールデン キンクマ(ゴールデン改良種) ジャンガリアン改良種が飼いやすくて良いと思います。
可愛い模様のハムスター
白地に模様の入ったハムスターも可愛いですね
模様によってパンダハムスターとかダルメシアンハムスターとか呼ばれています
毛色の特徴で呼ばれているだけなので ハムスターの種類ではありません
パンダハムスターは白に黒のまだら模様が入ったハムスターです
ゴールデンハムスターやキャンベルハムスターに出る模様です
また、白に黒やグレーの斑点が入った子はダルメシアンハムスターと呼ばれたりします
ゴールデンハムスターに良く出る色合いです
生後1か月くらいのハムスターはまだ毛の色がはっきりせず
成長と共に色が微妙に変わることもあります
思ったような模様の子を手に入れるのは難しいかもしれませんが
可愛い模様の子が見つかったらうれしいですね(*^▽^*)
もちろん どんな色の子もハムスターはみんな可愛いです
ハムスターの種類と値段
・ゴールデンハムスター・キンクマ 1000円~3000円くらい
・ジャンガリアンハムスター 800円~1500円くらい
・ジャンガリアンハムスター改良種 1000円~2000円くらい
・ロボロフスキ―ハムスター 1500円~3000円くらい
・キャンベルハムスター 2000円~4000円くらい
・チャイニーズハムスター 2000円~
ハムスターの値段は種類や色によって多少の違いはありますが、
犬や猫のように何万円もするわけではないので購入しやすいと思います。
ハムスターを飼うためには、ハムスター以外にケージや回し車、エサなども必要になります。
そういった初期費用に加えて、継続して必要になるのが餌と床材。
病気になった時の医療費や長期旅行中のペットホテル代などの臨時の出費もあるかもしれません。
ハムスター自体は安く 子供のおこずかいでも飼えそうな値段ですが
寿命を全うするまで育てるためにはトータルでハムスターの10倍以上の費用がかかります。
まとめ
【ハムスターの種類】
・ゴールデンハムスター
おだやかでおっとり、人懐こく初心者でも飼いやすい
慣れればふれあいできる
体は大きいけれど寒さには弱い
1000円~3000円くらい
・キンクマ
ゴールデンハムスターの改良種
性格、飼いやすさはゴールデンハムスターと同じ
1000円~3000円くらい
・ジャンガリアンハムスター
おだやかで人懐こく初心者でも飼いやす
慣れればふれあいできる
ゴールデンハムスターよりも活発に動く
800円~1500円くらい
・ジャンガリアンハムスターの改良種
パールホワイト、スノーホワイト、サファイアブルー、プディングなど毛色によって名前が付けられている
性格や飼いやすさはジャンガリアンハムスターと同じ
1000円~2000円くらい
・ロボロフスキーハムスター
小さくてチョコチョコと活発に動く
警戒心が強く人には懐きにくいためふれあいはできない
鑑賞して楽しむ
なわばり意識が低いため多頭飼育に向いている
1500円~3000円くらい
・チャイニーズハムスター
クリクリの目、スリムで胴長の体、長いしっぽ が特徴
動きが素早いので脱走注意
性格はおとなしいが警戒心が強く慣れるまで時間がかかる
慣れればふれあいもできる
値段は2,000円〜と高め
・キャンベルハムスター
見た目はジャンガリアンに似ている
臆病で警戒心が強く気性が荒いのでふれあいはできない
値段は2000円~4000円と少し高め
初心者でも飼いやすい種類は
ゴールデンハムスター
ジャンガリアンハムスター
おだやかで人懐こい性格でふれあいもできます
多頭飼育に向いているのは縄張り意識が低い ロボロフスキーハムスター
警戒心は強いのでふれあいはできません