浜松祭りは初子(はつご)の誕生を祝い、健やかな成長を願うお祭りです。
しかし、浜松市以外から来た方は、初子(はつご)のお祝いと言っても何をやっていいのか分からない人も多いかと思います。
私自身も20年前に浜松市以外から引っ越してきて、長男の初子のお祝いを浜松でやりました。
当時は祭りのことは全く分からず、右往左往している間に祭りが終ってしまいました。
県外の出身者には分かりにくい浜松まつりの初子のお祝いの参加方法や準備するもの、当日の流れなどについて詳しく解説します。

スポンサーリンク
  

浜松祭りの初子のお祝い 参加したい場合はどうする?

祭りに参加すると言っても色々な参加のしかたがあります。
自分の子供の為にお祝いをしたい、凧あげに参加したい、凧揚げ合戦を見たい、ラッパ隊に参加したい、吹奏楽パレードに参加したい。。。などなど
今回は自分の子供の為に初子(はつご)のお祝いをやりたいという方向けのお話になります。

浜松祭りの初子のお祝いって何をするの?

浜松まつりでは初子の誕生を祝い、大きな凧をあげたり、練りをしてお祝いをします。
昼間は凧場で凧をあげ、夜に来る練りの集団にお酒や料理をふるまいます。
昼間の凧揚げの労をねぎらい、夜は振る舞いをする、という感じなので、基本的に両方やりますが、最近ではどちらか片方だけやる場合もあるようです。
その他、凧あげの終わった後、自宅に子供ラッパ隊が練りに来たり、ライトアップされた御殿屋台がお囃子の演奏と共に自宅の前を通り記念撮影できたりもします。
参加する町や地域によって色々違ってくるので、自治会の役員さんにに聞けば教えてもらえると思います。
もともとは、初めて生まれた男の子(長男)の誕生を祝うお祭りですが、最近では女の子でも凧を上げたり、兄弟連名でお祝いをしたりすることも少なくありません。

浜松祭りの参加方法 初子のお祝いをやりたい時はどうすればいいの?

凧あげや練りは町ごとの参加になります。
大抵は住んでいる町や実家のある町でやると思いますが、まずはどの町で参加するのかを決めて、町の自治会の役員さんか祭り担当の方に聞いてみてください。
祭りは5月のゴールデンウィークに行われますが、各町での準備は前年の10月頃から始まりますので、お祝いをされる場合は早めに言っておくのが良いでしょう。
大体1月頃に初子説明会が行われ、その時に詳しい説明の後申し込み、という感じになると思います。

浜松まつりまでの準備は何をすればいいの?

1月 初子説明会
初子ののお祝いをやる場合の詳しい説明があります。
その時に凧の値段や用意するもの、祭りまでの流れなどの説明があります。

2月~3月 法被、ワッペン、練り提灯を注文します。
大抵は回覧板などで町でまとめて注文をとります。
料金は町によって違いますが、
法被は1枚1万~2万(町内で注文せずに良いものをオーダーすると5~8万円くらいします)
ワッペンと練り提灯は数千円が相場です。
それ以外の法被の下に着用するものは、まつり専門店や衣料品量販店などで販売されています。
4月の糸目付けの時にまつりの正装をするので、早めにそろえておくようにしましょう。

まつりの正装
・町のマークの入った法被
・ワッペン
・練り提灯
・腹掛(はらがけ)
・股引(ももひき)
・鯉口シャツ(こいくちしゃつ)
・地下足袋 (お祝いされる子供が小さい場合は靴でも大丈夫です)
・地下足袋用の足袋、または靴下

以上8点が基本の正装です。
他に内襦袢を着たり帯をしめたりもしますが、最低限必要なのが上記のセットになります。
正装をしないと凧場に入って凧の前で記念撮影などができない為、子供と両親分の3セットは必要です。

3月~4月 糸目付
自宅前に大凧が運ばれ糸をつけます。
凧の前で記念撮影をします。
子供ラッパ隊がお祝いにかけつけることもあります。(町によって違います)

4月 会所開き
祭りの会所が開きます。
お祝いをする初子の紹介をする町もあります。

4月 初子接待の料理や酒の注文
練りの時に出す料理やお酒の注文をしておきましょう。
必要な量は、町の役員の方に聞けば例年どのくらいの量が用意されているのか教えてくれると思います。
大体の人数が分かれば、お店で相談してみても良いかもしれません。
浜松市内の仕出し屋さんやスーパーなどは祭りに慣れているところもあるので、祭り用のパンフレットがあったり、相談に乗ってくれるところもあります。

スポンサーリンク

浜松まつりのスケジュール、初子ちゃんの場合

初子(はつご)のお祝いをする場合の当日の流れを説明します。
一般的なスケジュールになりますので、町によって違いがあります。
詳しくは町の祭り担当の人に確認してください。

午前中
凧揚げ会場で記念撮影、凧揚げ

午後     
自宅に子供喇叭隊が来て子供練り

夕方~夜 
ライトアップされた御殿屋台が自宅にきます。御殿屋台にはお囃子の子供たちが乗っていて演奏をします。
記念撮影もできます。

夜      
初練り。
威勢の良い掛け声とラッパの音色とともにグルグルと練りお祝いをします。
お祝いされる子供の家庭はお酒や料理をふるまいます。

浜松祭り当日の初子のお祝いは上記4つになります。
3日間で4つの予定をこなします。
お祝いは1件だけでなく何件かあると思いますので、3日間で全部の家のお祝いができるようにうまく予定が組まれるはずです。

お祝いの件数が多い町は結構予定が詰まってしまいます。
子供喇叭隊がお祝いをする家の到着しても、初子ちゃんが凧場から帰っていない!
なんてことがたまにあります。
次の予定によっては待てなくて子供喇叭隊の練を見れなかったりします。
メインの凧あげと練りが時間的にかぶることはありませんが、どうせなら全部見たいですよね。
当日、時間には十分に余裕を持って行動してください。

浜松祭り 凧場への交通状況は?

浜松まつり当日、凧場への道は混雑し、渋滞することもあります。
次の予定がある場合は早めに出発するようにしましょう。

凧場では自家用車は通行許可証がないと会場近くに入ることができません。
また、駐車場がありませんので注意が必要です。
シャトルバスや町内の貸し切りバスでも行けますが、会場から遠く離れた場所に降ろされてしまいます。
シャトルバスは混んでいる時は30分以上並ぶこともあるので、赤ちゃんを連れての移動には不向きです。
また、赤ちゃんを抱いて、炎天下の中を凧揚げ会場まで歩くのは大変です。
祭り当日の移動で一番安全なのがタクシーです。
凧場の近くまで行けて、帰りのタクシー乗り場も凧場の近くにあります。
が、タイミングが悪いと並ぶことがあるので、早めの行動を心がけてください。
町によっては、凧揚げ会場までの交通手段を用意してくれている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

浜松祭りの初子のお祝いの参加方法、準備すること、当日の流れの説明でした。
あくまで一般的なお話なので、詳しいことは参加する町の役員さんか祭り担当者に確認してください。
県外出身者からはよく分からない浜松祭りですが、色々知っていると少しだけ安心して参加できるかもしれません。
これから初子のお祝いをしようとしているかたの参考になれば、と思います。

スポンサーリンク