水槽の停電時の対策とウーパールーパーの停電後(復旧後)の対策

我が家ではウーパールーパーを飼っていますが。
去年の停電時には、何の対策も考えていなかったため、焦るだけで何もできませんでした。
幸い1日で復旧うしたためウパは無事でしたが、次に停電したらどんな対応が出来るか考えてみました。

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水槽の停電対策

停電時に困ることは主に3つ

1、ポンプが止まって酸素が足りなくなること

2、ヒーター(クーラー)が止まり、水槽内を適温に保てなくなること

3、水質の悪化

この3つについて対策を考えてみました。

水槽の停電時の酸素不足対策

ウーパールーパーはエラで呼吸しています。

特徴的なあのヒラヒラですが、外に大きく飛び出しているため、

他の熱帯魚などの魚と比べると、酸素を取り込む能力が優れています。

そのため、酸欠になることはあまりないと思います。

去年の停電時、15時間ほど水流が止まりましたが、我が家のうぱは大丈夫でした。

停電がすぐに終わる場合は何もしなくても大丈夫ですが、

停電が長引いたり、いつ終わるのか分からない場合は心配になりますよね。

そんな時に便利なのが、『乾電池式のエアポンプ』と『USB冷却ファン』です。

乾電池式のエアポンプは、乾電池さえあれば動くのでいざという時ために用意しておいても良いですね。

ただ、水をポンプで水をかき混ぜてしまうと水温が下がるので、真冬の停電時は使わないほうが良いかもしれません。

うぱの場合は酸欠にも強いですし、水温も10℃くらいまで下がっても平気なので、

水温計と、うぱ、の様子も見ながら考えて使ってください。

USB冷却ファンは、水槽の水面に風を当てて、水面を波立たせることで空気に触れる面積を増やして
酸素を取り込みやすくします。




水温を下げる効果もあるので、夏しか使えません( ̄▽ ̄;)

我が家では、夏場の水温を下げるために普段使いしています。

ファンを1つつけるだけで、3~4℃水温が下がります。
(外気温や湿度によって効果が変わります。)

少しの電力で動いてくれます。

モバイルバッテリーにつないでも動くので停電中でも便利です。

普段私が携帯の充電に使っているバッテリーで動きました。

充電式のランタンにつないでも動きました。

このランタン、コンセントからも充電できますが、手回しでも充電できます。

USBを刺すところがあるので、ここにつなげば携帯の充電もできますし、ファンも動かせます。

手回しは少し大変ですが、いざとなったら頑張ります ( ̄▽ ̄;)



『O2ストーン』や『酸素を出す石』などもありますが、水質が変わってしまうのであまり使わない方が良いのかな、と個人的には思っています。

停電時 水槽のヒーターが止まったら?

停電時、水槽のヒーターが止まってしまうと、水温を保てなくなります。

春や秋ならヒーターがなくても良いですが、問題なのは夏と冬です。

停電時の水槽の保温法 冬の場合

ウーパールーパーの場合、寒さには割と強いので、特に何もしなくても大丈夫です。

近所のペットショップのスタッフさんは

『水が凍らなければ大丈夫だよ!』
なんて言っていましたが。。。

さすがに4℃以下とか冷蔵庫並みの寒さは無理ですので、

あまりに寒い場合は保温してあげてください。

保温に便利なのが

・断熱シート

・発砲スチロール

・布

水槽に巻いて水温の低下を防ぎます。

防げませんが、水温の低下を緩やかにします。

水槽に直接お湯を注ぐ、などはダメです。

急な水温の変化は避けてください。

停電から復旧した後、稼働時に熱を持つ恐れがあるので、

水槽に巻く時は電化製品は外すかコンセントを抜いてください。

停電時の水槽の保温法 夏の場合

ウーパールーパーは暑さが苦手なので、真夏の停電時は水温を上げない対策が必要です。

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冬の対策と同じように断熱シートや発泡スチロールなどを巻くのも、水温を上げない対策になります。

発電機や蓄電池があれば、エアコンや水槽用クーラーを動かすことが出来ますが。。。

エアコン、クーラーが使えない場合はUSB冷却ファンが便利です。

ファンで水の表面に風を当てれば、うちの場合は3~4℃は下がります。

(湿度によって効果が変わりますが。)

モバイルバッテリーでも動くので、もし真夏に停電した場合は2つ付けを考えています。

モバイルバッテリー以外にも、手回し充電出来るランタンも使う予定です。

このランタン、コンセントからも充電できますが、手回しでも充電できちゃいます。

USBを差し込むところがあるので、USBファンくらいなら動かすことができます。

ファンや扇風機を使う方法は水が蒸発してしまうので、水槽に足す水が豊富にあることが条件です。

水槽に直接氷などを入れるのは、水温が急変するのでNGです。

停電で水槽のフィルターが止まったら?

停電時に水槽のろ過装置が止まってしまうと、水質を保つことができなくなります。

短時間でしたら、エサを与えない、もしくは少ししか与えないことで、水が汚れにくくなります。

停電が長くなりそうな時は、水をきれいにする吸着剤を入れると、しばらくは水を綺麗にする効果があります。

吸着剤は活性炭(アンモニア吸着)やゼオライト(アンモニア吸着、イオン吸着)などがあります。

我が家んではウーパールーパーのろ過装置用に小さな充電器を用意してあります。

一度試してみましたが、ろ過装置を充電器に繋いで8時間くらい動きました。

たったの8時間なので、長期の停電には全く対応できませんが、ないよりはましかな、と思っています。

この充電器はキャンプなどでも使うので、時々充電しています。

(台風が来る前にも必ず充電しておきます。)

突然の停電でも、タイミングかわ良ければフルで、タイミングが悪くても少しは使えるかな、と思っています。

気休めかもしれませんが。



停電時の水槽 その他の対策

フィルターが動かせない場合、エサはあげない方が良いです。

餌がないことよりも、水が汚れることの方が命の危機に直結する大問題です。

数日間なら餌がなくても死ぬことはありません。

停電が1週間以上続く場合は、さすがに餌が必要になりますが、

なるべく水を汚さないように、少しだけ与えるようにしてください。

フィルターやポンプが止まってしまうと、底の方と水面で水温の差ができることがあります。

そして、稼働時に急に水が混ざり急激な水温の変化を起こしたりします。

復旧時に水温や水質の急変を防ぐため、停電中もたまに水槽の中をかきまぜてください。

ろ過装置が長時間止まると、フィルターの中のバクテリアが死んでしまいます。

ウーパールーパーは酸欠に強いですが、バクテリアは酸欠には弱いんです。

停電が終ったあとにフィルターが動き出した時、バクテリアの死骸が大量に水槽の中に流れ込み水質が変化してしまうことがあります。

そうならないために、ろ過装置はコンセントを抜いて、停電終了後に動かす前にフィルターにたまった水は捨てるようにしてください。

余裕があればバクテリアの保護もしておくと、停電後に良いスタートが切れます。

外部フィルターなど密閉空間のフィルターは取り出して、水槽かバケツにつけておいてください。

バクテリアに酸素を送るため、電池式のポンプを使っても良いですし、たまに水をかき混ぜるだけでも大丈夫です。

ウーパールーパーの停電後の対策

停電中にエサを控えていたうぱには、復旧後には様子を見ながらほんの少しだけ餌を与えてください。

お腹がすいているかもしれませんが、急にたくさんの餌を食べてしまうと、お休みしていた内臓がびっくりしてしまいます。

また、停電のせいで水質が安定していないため、体調を崩しやすくなっています。

もともとウーパールーパーは消化能力があまり強くない生き物なので、最初は餌を少なめに、そして段々と増やしていき、数日間かけてもとの量にもどしてください。

ろ過装置は動かす前に、たまっている水を捨てるようにしてください。

水槽内とは温度の違う水が流れ混むのを防ぐのと、バクテリアの死骸が水槽内に流れ込むのを防ぐためです。


ウーパールーパーの飼い方【まとめ】


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