うちのうぱ水槽が白く濁った時に、水槽の白濁りについて色々調べたので忘れないように書いておきます。
水槽の白濁りの原因と対策についてのお話です。
水槽の白濁りの原因は?
白濁の原因は主に4つあります。 ・底砂や細かいゴミ ・ろ過に必要なバクテリアの死骸 ・必要ない微生物が繁殖 ・ろ過能力が足りないため、分解しきれない汚れがある この4つについて説明していきます。
底砂や細かいごみによる水槽の濁り
底砂をよく洗わずに水槽に入れると水が濁ることがあります。 細かい砂が水流で撒きあがるのが原因です。 これは水槽の立ち上げ直後や新しい砂を入れた時に起こります。 黒い底砂を使った場合は黒く濁ります。
砂や細かい汚れによる濁り対策
・水槽に砂を入れる前によく洗う ・水換えして水中に漂っている細かい砂を減らす ・ろ過装置の物理フィルター(スポンジなど)で細かい砂をキャッチする
我が家のうぱ水槽では黒い砂を入れているので、最初は水が黒く濁りました。
特に何もしなくても、ろ過装置を回しておいたら2日程度で濁りは取れました。
バクテリアの死骸・必要ない微生物の繁殖による白濁り
ろ過で重要なのがろ過バクテリアです。 目には見えませんがろ過装置のろ剤の中、底砂利の中などに住んでします。 水道水でフィルターを洗う、酸素不足、水質や水温の急激な変化 などが原因でバクテリアがたくさん死ぬと死骸で水が白く濁ります。
バクテリアが死んでしまう原因は?
バクテリアにとっても水道水のカルキは毒なので、フィルターを水道水で洗うとバクテリアが死んでしまいます。 バクテリアが生きていくためには酸素が必須で、酸素不足になると死んでしまいます。 水中の酸素濃度だけでなく、フィルターが詰まったりモーターの故障などで水の流れが滞った時にも酸素が全体に行きわたらないので酸素不足になります。 急激な水質や水温の変化は水性生物だけでなくバクテリアにもダメージを与えます。 また、水温が高い時は水に溶ける酸素量が減るため、ぶくぶくを使っていても酸素が少なくなることがあります。
バクテリアの死骸による白濁りの対策
バクテリアの死骸による白濁りは、水槽環境を整えてバクテリアが死なない環境を作らなければ濁りは改善しません。 また、必要ない微生物による白濁りも同じ対策になります。 必要なバクテリアが増えれば他のバクテリアが大繁殖することもなくなります。 というわけで、水槽環境を整えて必要なバクテリアを増やす対策が必要です。 ・水流をチェック ろ過装置がつまっていないか、水が水槽やろ過装置全体に流れているか確認します。 水流が滞るとバクテリアの繁殖に必要な栄養や酸素がいきわたりません。 ・酸素をチェック バクテリアに必要な酸素があるかどうかチェックしてください。 と言っても、水中の酸素の量などを測るのは難しいので水槽がおちつくまでポンプを追加しても良いかもしれません。 ・水換え 大量に水中に漂っているバクテリアを減らすという意味で1度水換えをしてみても良いですが、水換えは残っているバクテリアも一緒に捨ててしまうことになるので、あまり頻繁にやるのはおすすめしません。 ・バクテリア剤 バクテリアが死んで白濁りしている場合は、ろ過に必要なバクテリアが足りない状態です。 濁りよりもバクテリアがいなくなりろ過が機能していない方が重要な問題です。 バクテリアを増やしてろ過能力を改善する必要があります。 そのため、バクテリア剤で水槽に直接バクテリアを入れることがありますが、急に水質が変化することがあるので注意してやってください。 バクテリア剤は使えない水性生物もいるので、きちんと説明書を読んでから使用してください。 液体のバクテリア剤ではなく、バクテリアがついているものを水槽に入れてみても良いかもしれません。
ろ過不足のため分解できない汚れで濁る場合
水槽サイズに比べてろ過装置が小さい場合 水槽内が過密状態になっている場合 ろ過能力が足りなくて分解しきれない汚れが溜まってしまいます。 また、ろ過バクテリアが死んでしまった場合もろ過能力がおちて水槽水のろ過が間に合わなくなります。 餌をあげすぎて食べ残しが多い時もろ過不足になります。
ろ過不足の対策
・水換え
ろ過不足は頻繁な水換えで補うことができますが
水質の変化に敏感な生き物の場合は水換えが苦手な場合もあるので気を付けてください。
また、バクテリアが少ない状態で頻繁に水換えをすると、さらにバクテリアが減ってしまいろ過不足の悪循環に陥るので
適度に水換えをしつつ、ろ過能力を上げる対策をするのが良いかと思います。
・えさを与えすぎない
餌の与えすぎは水を汚す原因になります。ろ過能力が十分な時でも食べ残しが多いと水が汚れる原因になります。
・排泄物や食べ残しの餌を見つけたら取り除く
排泄物や餌の食べ残しは取り除いた方が水質悪化を防ぐことができます。
・ろ過装置の見直し
ポンプの経年劣化により水流が弱くなっていないか?
フィルターがつまっていないか?
等ろ過装置が正常に働いているかチェックします。
そもそもろ過装置の能力が水槽サイズに合っていないこともあります。
水質悪化が激しい場合は、ろ材の種類を変えてみたり、ろ過装置自体を大きなものに変えた方が良いこともあります。
ウーパールーパーの水槽が白濁りした時に、実際にやった対策と結果について書いてみました。
濁りを改善するのも大切ですが、ウパの体調を見ながらやらなければいけないのでドキドキでした( ̄▽ ̄;)
うぱ水槽の対処法なので、他の魚の場合はあまり参考にならないかもしれませんが、よかったら読んでみてください。
まとめ
【水槽の白濁りの原因】
・底砂や細かいゴミ
・バクテリアの死骸
・微生物
・ろ過不足による汚れ
【底砂や細かい汚れの対策】
・底砂を入れる前によく洗う
・水換え
・ろ過装置をまわす
【バクテリアの死骸・微生物による白濁りの対策】
・水換え(悪化の原因になることもあるのでやりすぎ注意)
・水流チェック
・酸素チェック
・バクテリア剤
【ろ過不足による汚れの濁り】
・水換え(根本的な解決にはならないかも)
・餌の与えすぎ注意
・餌の食べ残しや排泄物を取り除く
・ろ過装置の見直し