水槽に水カビが発生すると大変ですよね。
我が家ではウーパールーパーを飼っていますが、水カビはウーパールーパーにくっつくと水カビ病になってしまいます。
放っておくと死んでしまうこともあるので水カビ対策はウーパールーパーを飼う上で最重要課題です。
水槽に水カビが発生する原因と対策、予防、そして我が家での水カビ撃退法をお話したいと思います。
ウーパールーパーの水槽に水カビが発生!
以前うちの水槽では頻繁に水カビが発生していました。
水を替えても替えても出てくる水カビ、毎日が水カビとの戦いでした。
そんな水槽で今では水カビを見ることはめったにありません。
我が家での水カビ大繁殖の原因はろ過装置の能力不足でした。
ろ過装置を強力なものに交換したら、全く水カビが発生しなくなりました。
水替えも週1回で十分にきれいな水を維持できています。
ウーパールーパーは熱帯魚などの魚に比べて、水を汚しまくる生き物です( ̄▽ ̄;)
水カビに悩んでいる皆さん、ろ過装置の交換を考えてみてはどうでしょうか?
もしかしたら水槽から水カビが消えるかも。
とはいえ、水カビの発生はろ過装置だけが原因ではないので、それ以外の原因も考えてみましょう。
水槽の水カビって何?ウーパールーパーに影響ある?
空気中にもカビ黒いカビや青カビなどがありますか、水の中にもカビが発生します。
水の中のカビは白いカビで、流木や餌の食べ残しについていたり、水の中を漂っていたりします。
こんな感じで水の中を漂っている白いものが水カビです。
食べ残しの餌についている時は白いワタのように見えます。
そのまま放置するとウーパールーパーにもついてしまいます。
これが水カビ病です。
えらや尻尾、手足の先などにつきやすく、そのままにしておくとカビのついた部分が溶けてしまいます。
エラがなくなると呼吸ができなくなり、えら以外の場所でも黴菌が入ったり他の病気に感染したりします。
水カビは早急に対処しなければ、ウーパールーパーの命に係わる病気の原因になります。
ウーパールーパーの水槽の水カビの原因は?
水カビが発生する原因は水の富栄養化です。
水の中にカビの餌がたくさんある、という状態が水カビ発生の原因です。
水カビの餌は有機物です。
有機物はどこからくるのでしょうか?
えさの食べ残し
掃除で取り除けなかった排泄物
流木や水草
などが水カビの餌になります。
ウーパールーパーを飼育している方は大抵、こまめな掃除をして、ろ過装置も使っていると思います。
なのになぜ水カビの餌となる有機物がを取り除けないのでしょうか?
えさの食べ残し、フンの場合
餌の食べ残しやフンがたまってしまう場合は、
ろ過装置の能力不足水かえ不足
が考えられます。
流木が原因の場合
流木に水カビが付く場合は、 流木のあく が原因と考えられます。
水槽に流木を入れる場合はあく抜きが必要です。
水槽用に販売されている流木はあく抜き済のものがほとんとです。
が、アク抜きしてある流木でも時間とともに中の方からあくが出てくることがあります。
水槽に水カビが発生したときの対処法は?
まずはカビを取り除かなければいけません。
水槽の水カビ対策 流木の場合は?
流木についたカビはたわしや歯ブラシなどでこすって落とします。
その後、煮沸して完全に水カビを除去します。
煮沸する場合は活着している水草はあきらめるしかありません。
水道水で洗うだけなら水草に害はありません。
煮沸してもしなくても、数日間水道水につけて、カビがまた発生しないことを確かめてから水槽に戻します。
水槽の水カビ対策 水草はどうする?
水草についカビがついている場合はカビを取り除きます。
かれた所やカビが取れないところは、葉ごと取り除きます。
その後数日間水道水につけて、水カビが発生しないことを確かめてから水槽に戻します。
水槽の水カビの掃除は?
水カビの発生した水槽は水換えをしながら掃除をして水カビを除去します。
水換えは普段通り水槽の三分の一から半分くらいの水を換え、しばらくは水換えの頻度を増やすようにします。
まず、アクセサリーは全て取り出して水道水で洗います。
壁や床はスポンジなどでこすりついている水カビをはがします。
その後水換え用のポンプで水と一緒に水カビを吸いだしていきます。
カビが多い場合は、ガーゼを巻いた菜箸や網などで取り除いた後水を替えます。
ある程度取り除いてから掃除をしないと、ろ過装置や水換え用のポンプが詰まってしまいます。
水槽の底の水カビはどうする?
水槽の底の水カビは、水槽の壁をこするときに一緒にこすります。
底砂を使っている場合は、底砂の水カビもきれいにします。
底砂の水カビが多い場合は、砂を取り出して水で洗います。水道水で洗うか、カルキ抜きした水で洗うか、はカビの具合によって考えてください。
水カビが大発生している時は、水道水で洗った方が良いと思います。
底砂の水カビが少ない場合は、かき混ぜてろ過装置に吸ってもらいます。これをやると一時的にカビや汚れが舞い上がりウーパールーパーがちょっと可愛そうです ( ̄▽ ̄;)
やる前に大きなカビはなるべく取り除いてから行ってください。
また、フィルターはカビを吸い込むとすぐに詰まってしまいます。
水カビをろ過装置に吸わせた場合は、ろ過装置の掃除も忘れずに。
底砂の水カビが水換えポンプで吸える程度だったら、プロホースで吸ってしまうのが便利です。我が家では普段の水換えでもプロホースを使っていますが、底砂を残してゴミをすってくれるのでとっても助かっています。
このプロホース、便利ですが結構な勢いで水を吸いだします。
うちでは60cm水槽でプロホースのLサイズ快適に使用していますが、
小さな水槽の場合は小さなサイズのプロホースの方が良いかもしれません。
水槽のお掃除中、気になるようでしたらウーパールーパーを出してから行っても良いです。
水槽の水をバケツに汲み、大きめのタッパーなどでウーパールーパーをすくっていれるとうまくいきます。
我が家では、ウーパールーパーを移動させずに水カビ退治をしていました。
水カビを発見したら、その日のうちに水替えをする、くらいの感じでお掃除をしていましたが、
幸い水カビ病にはならずに元気に過ごしています。
ろ過装置を変えてから水カビは全く見かけなくなりましたがv( ̄Д ̄)v
水槽の水カビを予防するには?
水槽の水カビを食べる生き物は?
水カビを予防するには、水カビを食べてくれるエビを入れる、という手もありますが、
多分ウーパールーパーが食べてしまうので入れられません(ーー;)
水槽の水カビ予防 流木は?
流木に関しては、
アク抜きしたものを使うこと。時間が立っている場合はもう一度アク抜きする。
というのが水カビの予防になります。
水槽の水カビ予防、水流を使ってできる?
水草の根本付近にも水カビは発生しやすくなります。
水草の間は水の流れが滞りやすいため、ごみなどもたまりがちです。
水の流れを作るというのも水カビ対策になります。
ウーパールーパーは激しい水流はあまり得意ではありません。
ほどほどの水流でお願いします (;^_^A
ちなみに適度な水流はフィルターの働きを助けるのでろ過装置のろ過能力も十分に発揮されるようになります。
水槽のフィルター(ろ過装置)で水カビ予防
ろ過能力が足りないようであれば
能力の高いろ過装置(フィルター)に変えるまたは
追加でもう一つろ過装置を使うなどの対策ができます。
また、フィルターの定期的なお手入れも重要です。
フィルターが詰まっていたらせっかくのろ過能力を発揮できません。
フィルターの手入れをするというのも水カビ予防になります。
水換えのタイミングでフィルターを洗ったり、ろ材を交換したり、定期的な手入れをお忘れなく。
ちなみに、生物ろ過用のろ材を洗う場合は、水槽の水かカルキを抜いた水道水で洗う方が良いです。
水道水で洗うと、せっかく増えたろ過バクテリアが死んでしいます。
あまりに水カビまみれになってしまったろ材は、水カビ除去のためにカルキと抜かずに水道水で洗います。
水カビ除去を優先するか、バクテリアの保護を優先するか。。。ということですね。
水カビ予防はこまめな水換えで
ウーパールーパーは小さなうちはあまり水を汚しません。
水を汚さないからと言って油断していると、一気に大きくなって汚し屋さんになります。
大きなウーパールーパーは熱帯魚などに比べて、とても水を汚す生き物です。
水換えは最低週1回以上は必要です。こまめに水替えをしてきれいな水を保ってあげてください。
我が家では1日おきに水替えをしていた時期がありました。
それでも水カビが発生するので、ろ過装置を変えたところ、1週間以上水替えをしなくても水カビが発生しなくなしました。
(1週間以上水替えをしないことはめったにありませんが)
あまり水が汚れるようならろ過装置を考えた方が良いかと思います。
ろ過装置がうまく機能すれば水かえの頻度も少なくてすみます。
水カビが発生しにくい水温がある?かもしれない?
これはあくまで我が家の水槽での話なのですが、
水カビが発生しにくい水温があるのかもしれない、と考えています。
我が家の夏の水温は23℃~25℃、冬の水温は18℃~21℃ です。
夏は週2回水槽の掃除をしても水カビが発生することがありますが、冬はうっかり1週間以上水換えを忘れても水カビが発生しません。
水温以外の条件は1年中変わりがないはずなので、
水温を20℃前後かそれ以下にすると、水カビが発生しにくいのかな と勝手に思っています。『水温が低いとウパの食欲が増進し食べ残しが少ない、なんてことあるのかな?』
とか
『水温が低いと食べ残しや排泄物が腐敗しにくく水が汚れにくい?その結果水カビも発生しにくい?』
とか、水カビの適温以外にも色々な要因があるのかもしれませんが、
我が家で 冬の水温が低い時期には、水カビの発生が少ない のは事実です。
現在の環境ではこれ以上夏の水温を下げることは難しいので、もし水槽用クーラーを買うことになったら、夏の水温を下げてみて水カビの様子を観察したいなと思っています。
まとめ
えさの食べ残し
掃除で取り除けなかった排泄物
流木
流木は煮沸or水道水で洗う→その後数日間水道水につける
水槽のアクセサリーは取り出して洗い、水槽の壁、底砂もすべて洗う
その時半分ほど水を換えて、しばらくは頻繁に水換えをする
十分な納涼のあるろ過装置を使う
足りないようならろ過装置を変えるか、もう1つ足して使うようにする
水が澱まないように適度な水流をつくる
(ウーパールーパーは強い水流が苦手なので注意が必要)
こまめに水換えをしてきれいな水を保つ