キャンプで大活躍の万能調理器具メスティンは、初めて使う時はバリ取りとシーズニングが必要です。
最初の1回だけやればあとはやる必要はないので、メスティンを長く使うためにもしっかりとやっておきましょう。
メスティンとは?
メスティンはアルミ製の飯盒です。
トランギア(スウェーデン)とエスビット(ドイツ)のものが有名ですが、他のメーカーからも類似品が出ています。
シンプルで飽きの来ないデザインで、簡単に使えるのでキャンプや登山で使用している方も多いと思います。
メスティンは煮る、焼く、炒める、燻すなど色々な用途で使える万能調理器具です。
アルミ製なので、軽く、熱伝導率が高いのが特徴です。
熱伝導率が高いので、固形燃料でも熱が全体に伝わりやすく、おいしいご飯をたくことができます。
メーカーによってピンキリですが、2000円弱で購入できます。
トランギアのメスティンのサイズは、ノーマルサイズとラージサイズがあります。
ノーマルサイズは内容量750mlで白米なら1~1.5合くらい炊けます。
ラージサイズは内容量1350mlで最大3.5合炊けます。
ファミリーで使うのならラージサイズの方が良いのですが、
大きなメスティンは火力が必要なので、
個人的にはノーマルサイズを2つとか3つとか用意した方が使い勝手が良いかな、と思っています。
購入したら使う前に、シーズニングとバ取りが必要です。
ポケットストーブ
メスティン料理は固形燃料で簡単に作ることができます。
メスティンの下の固形燃料を置く台をストーブとかポケットストーブとか言います。
小さく折りたたむことができて、メスティンの中にもすっぽり入るので便利です。
これも値段はピンキリで、エスビットのポケットストーブスタンダードは1700円くらいしますが、
他のメーカーでは500円以下で買えるものもあります。
固形燃料はエスビットで専用のものがありますが、
100円ショップの固形燃料でも十分調理できます。
メスティンのバリ取り
新しいメスティンはアルミを切り落としたままなので、フチがザラザラしていたり鋭利になっています。
そのままでは、指を切ってしまうこともあるので、サンドペーパーを使ってバリ取りする必要があります。
バリ取りのやり方
1 目の細かいサンドペーパーと軍手を用意
2 軍手をはめて、本体とフタのフチの部分をサンドペーパーで磨いていく
3 指で触ってみてざらつきを感じなくなれば完了
※サンドペーパーは100円ショップのもので十分です。
目が粗いものを使うとアルミに傷がついてしまうので、目の細かいものを使います。
(ダイソーの1000番くらいで良いかと思います。)
トランギアやエスビットのメスティンはバリ取りが必要ですが、メーカーによってはバリ取り済みのものも売られています。
バリ取りとシーズニングはメスティンを使う前の儀式のようなものなので、
メスティン愛用者さんには邪道と言われてしまうかもしれませんが( ̄▽ ̄;)
メスティンのシーズニング
通常は鉄製の鍋などを油に慣らすことをシーズニングといいます。
メスティンはアルミなので、米のとぎ汁を使います。
アルミの表面にコーティングをつくり、
火にかけた時に黒ずんだり焦げ付くことを防ぎます。
アルミ臭さもこれで抜けます。
メスティンのシーズニングのやり方
1 米のとぎ汁を鍋に入れる(メスティン全体がつかるくらいの量)
2 メスティンをとぎ汁に浸して火にかける
2 15~20分ほど煮込めば米の皮膜ができる
焦げ付きにくいメスティンもあります。
ノンスティック加工を施し、こげつきにくくなっているようです。
調理後はキッチンペーパーで拭くだけである程度汚れが落とせます。