毎年流行するインフルエンザですが、子供が複数いる家庭は本当に困りますよね。
兄弟、姉妹の1人がインフルエンザに感染してしまった場合、なかなか1人だけ隔離は出来ません。
そんな時にできる、インフルエンザにうつらないために対策をまとめてみました。
子供が2人以上いるご家庭で、1人の子供がインフルエンザにかかった場合のインフルエンザ対策のお話です。

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インフルエンザにかかった時兄弟を隔離できない!隔離以外の対策は?

子供の1人がインフルエンザに感染した時、なかなか1人だけ隔離なんてできませんよね。
もちろん、隔離するのが一番うつりにくい方法、というのは分かるのですが。
小さな子供の場合、1人で寝かせておくのも心配ですし、だからと言って、感染していない子供をずっと1人にさせておくわけにもいかないし。

そんな場合は、もう隔離はあきらめて、他の対策を考えましょう。
インフルエンザに限らず、普通の風邪もうつしあって成長してきた兄弟ですから、もしかしたら1人目が発症した時にはもう2人目にも感染しているかもしれません。
それなのに、頑張って隔離しようとして、お母さんが2人の子供の間を行ったり来たり。。。なんて大変だしストレスも溜まります。
隔離以外の出来る対策をしっかりとして、あとは
「兄弟なんだから、うつったら仕方ないな、もう感染しているかもしれないし。」
くらいに考えて開き直るのも良いと思います。

隔離以外にできる対策

マスク

飛沫感染を防ぎます。
ウイルスのついた手で口などをさわれなくなるので、接触感染も防ぐことができます。
できれば、発症した子もそれ以外の家族も、みんなでマスクをつけましょう。
インフルエンザに罹った子供が幼くてマスクをつけることができないようなら、それ以外の家族がつけるだけでも感染予防になります。
マスクは基本的に使い捨てで、はずしたら捨てましょう。
インフルエンザの子供が、食事をする時にはずして、それをテーブルの上に置きっぱなし、とか絶対にダメです。
はずしたらすぐに捨てましょう。

手洗い&除菌

接触感染を防ぎます。
手洗いは手についたウイルスを流します。

インフルエンザウイルスは除菌用アルコールで無害化できます。
食事の前に手を除菌するのがおすすめです。

家族がよく触るドアノブなどをこまめに除菌するのも良いですが、除菌効果は拭いたその時だけで、乾いてしまうと効果はなくなってしまいます。
なので、あまり神経質になりすぎず
「やらないよりはやったほうがいいかな?」
くらいの感覚でやってみてください。

うがい

インフルエンザウイルスはのどの粘膜につくと、20分ほどで増殖しはじめます。
そのため、20分おきにうがいをしないとウイルスを洗い流せない、ということになってしまいます。
なので、うがいでインフルエンザウイルスを100%防ごう、というのは無理があります。

ですが、のどをうるおす効果はあります。
冬は乾燥によりのどの粘膜も傷つきやすく抵抗力が落ち、細菌やウイルスに感染しやすくなっています。
うがいによってのどをうるおして傷つきにくい状態に保つことはできます。

また、インフルエンザ以外の風邪などに感染しても抵抗力が落ち、インフルエンザに感染しやすくなります。
家族みんなでうがいをして、のどの健康を保つことがインフルエンザの対策になります。

加湿

インフルエンザウイルスは湿度50%以上が苦手です。
乾燥した空気中だとウイルスが長生きしやすくなります。
また、乾燥により喉の粘膜の防御機能が弱くなると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。
加湿器や洗濯物を干すなどの対策で50%~60%くらいの湿度に保ちましょう。

換気

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インフルエンザの主な感染ルートは飛沫感染か接触感染です。
空気感染するかどうかは確認されていないようですが、ウイルスだらけの室内ではやはり空気感染も考えられます。
部屋の広さにもよりますが、2~3時間おきに5分くらいずつ換気をしましょう。


実は兄弟と同じくらいかそれ以上に、子供から感染しやすいのがお母さんです。
ストレスは免疫機能を低下させますので、なるべくストレスをためず、無理せず子供の病気と付き合いましょう。

我が家では、隔離しなくてもうつらないことの方が多いのですが、結局後になって別の型のインフルエンザをもらってきたりするので、もう年中行事だと思ってあきらめています( ̄▽ ̄;)

インフルエンザは寝室でうつりやすい?

同じ部屋で寝ているとやはり感染のリスクは上がります。
別々の部屋で寝てもらうのが、うつらない為には一番良いのですが、なかなかそうできないときもありますよね。

そんな時は健康な子供は、同じ部屋でもなるべく感染者から離れた位置で、寝かせてあげて下さい。
咳やくしゃみをしても直接かからない位置がよいでしょう。
布団の向きを少し変えたりずらしたりして調整してみてください。

そして、マスクをつけて寝ましょう。

加湿器や洗濯物などで乾燥しないように気を付けてください。

インフルエンザは食事でうつる?

インフルエンザは熱に弱いので、加熱した食事にウイルスはいません。
でも、あたたかい食事でも食べる時にお皿に向かって咳をしたらウイルスがついてしまいます。
家の中にインフルエンザを発症した家族がいる場合、誰が感染して保菌しているか分かりません。
家族同士でのうつし合いを避けるため、食事は1人ずつ取り分けた状態で食べるようにして、大皿料理は避けましょう。
そして、もし可能であれば、インフルエンザを発症している子供の食事は、時間帯をずらす、または場所少し離す、などして同じテーブルで同じお皿を囲まない方がよいです。

これは個人的な感想なのですが、家族で同じテーブルを囲み、その中にゴホゴホと咳をしている子供が一緒に食事をしていた場合、かなりの確率でもう1人の子供にインフルエンザがうつるように思います。
これはインフルエンザだけではなく風邪でも同じです。
あくまで我が家の場合ですが。

そして、2人の子供の母である筆者は、あまり子供たちのインフルエンザや風邪をもらうことはありません。
が、大皿で風邪の子供と同じ料理をつついたり、風邪の子供の食べ残しを食べた時は、かなりの確率で風邪をもらいます。

なので、我が家では冬場の食事は大皿料理はあまり作らないようにしています。

話がそれました(;^_^A
インフルエンザの話に戻しますね。

インフルエンザのうつる期間は?

インフルエンザは1~3日の潜伏期間のあと発症します。
感染者は潜伏期間中もウイルスを放出していますが、発症後ほどではなく少しのウイルスです。
この期間は発症後ほどはうつりませんが、くっついて遊んだりする仲良し兄弟はうつるかもしれません。

発症すると3日ほど大量のウイルスをまき散らします。
インフルエンザウイルスが体内で増殖するスピードはすさまじく、およそ8時間で100倍に増殖するといわれています。
発症後3日くらいが一番うつりやすい時期になります。
発症後3日をすぎるとウイルスは減少しはじめ、1週間くらいでほとんどウイルスがいなくなり感染力がなくなると言われています。

まとめ

子供が2人以上いるご家庭で、1人の子供がインフルエンザにかかった場合のお話でした。
隔離ができない場合は、それ以外の対策で、インフルエンザの感染に備えましょう。
そして、子供の看病をするお母さんもうつらないように気を付けてください。

隔離以外の対策
・マスク
・手洗い&除菌
・うがい
・加湿
・換気
・寝る時の位置に注意
・食事に注意

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