9月から10月にかけて収穫できるオリーブの実ですが、渋抜きしなければ食べることができません。
渋抜きは重曹や苛性ソーダなどを使って家庭でもできます。
我が家でも毎年渋抜きをしていますが、渋抜きをした後は塩漬けかオリーブオイル漬けにすると保存がきいて長く楽しむことができます。
今回はオリーブの実のオイル漬けの作り方と、保存のしかたと日持ちについて、簡単においしく食べるレシピをご紹介します。
オリーブの実 オイル漬けのレシピ
オリーブの実はオイル漬けにすることで長期保存が可能になります。
オイル漬けには渋抜きしたオリーブの実、または塩漬けのオリーブの実を使います。
スーパーなどで売られている水煮や塩漬けでも作ることができます。
味の濃い塩漬けを使う場合は、塩抜きをしてからオイルに漬けるのがおすすめです。
塩分が気にならない方は塩漬けのままオイル漬けにしたも大丈夫です。
重曹で渋抜きを行った後にオイル漬けにする場合は、1週間くらい塩に漬けてからオイル漬けにする方が美味しいと思います。(個人的な感想ですが)
重曹は苛性ソーダに比べて渋が抜けにくいので、重曹に加えて塩にも漬けることでしっかりと渋抜きができるような気がします。(あくまで個人的な感想です)
もちろん、重曹漬けの後に1時間ほど水に浸して重曹を抜き、そのままオリーブオイル漬けにしても美味しくできました。
オリーブの実 にんにくオリーブオイル漬けのレシピ
用意するもの
オリーブの実 300g(塩抜きする場合は1時間くらい水に浸して塩分を抜く)
オリーブオイル 実がひたるくらい
塩 適量(お好みで)
ニンニク 2片をスライスしてオリーブオイルでいためておく
鷹の爪 1本を輪切りにする
ブラックペッパー 適量
作り方
1)オリーブの実の塩抜きをする場合は水に1時間ほど浸して塩分を抜く
2)塩漬けオリーブをざるにあげて水を切る
3)キッチンペーパーで拭いてオリーブの実の水分を取る
※水分が多いと腐りやすいのでしっかりとふきましょう。
4)にんにくをスライスしてオリーブオイルで炒めて、鷹の爪は輪切りにする
5)長期保存するようなら、瓶を煮沸殺菌する (煮沸殺菌のやり方は後で説明)
※3~4日で食べてしまうようならやらなくても大丈夫です。
6)瓶にオリーブの実と炒めたニンニク、鷹の爪、ブラックペッパーを入れてオリーブオイルを注ぐ。
※オリーブがオイルの外に出ないようにしっかりとオイルで満たしてください。実が空気に触れると痛みやすくなります。
すぐに食べれますが数日置いてからの方が味がなじんで美味しいです。
オリーブの実、オリーブオイル漬け、ハーブ風味
用意するもの
オリーブの実 300g(塩抜きする場合は1時間くらい水に浸して塩分を抜く)
セージ 小さじ1/2
タイム 小さじ1/2
ローズマリー 小さじ1/2
にんにく 1片
鷹の爪 1本
わぎり
作り方
1)オリーブの実の塩抜きをする場合は水に1時間ほど浸して塩分を抜く
2)塩漬けオリーブをざるにあげて水を切る
3)キッチンペーパーで拭いてオリーブの実の水分を取る
※水分が多いと腐りやすいのでしっかりとふきましょう。
4)にんにくをスライスし、鷹の爪を輪切りにする
5)長期保存するようなら、瓶を煮沸殺菌する (煮沸殺菌のやり方は後で説明)
※3~4日で食べてしまうようならやらなくても大丈夫です。
6)瓶にオリーブの実とニンニク、鷹の爪、ハーブを入れてオリーブオイルを注ぐ。
※オリーブがオイルの外に出ないようにしっかりとオイルで満たしてください。実が空気に触れると痛みやすくなります
すぐにも食べることができますが、数日置いた方が味がなじんで美味しいです。
保存容器の煮沸殺菌のしかた、長期保存する場合
オイル漬けを長期保存する場合は必ず容器を煮沸殺菌してください。
そして、実が空気に触れないように多めのオイルに浸しておいてください。
煮沸殺菌が不十分だったり、実が空気に触れていると、オリーブの実が痛んだり、カビが生えてしまうことがあります。
食中毒の危険もあるため、必ず煮沸殺菌した容器に入れて、オリーブの実が空気に触れないように保管しましょう。
用意するもの
大きめの鍋
保存容器
トング
キッチンペーパー
やり方
1)大きめの鍋に水をたっぷり入れて沸騰させる
2)沸騰した鍋のお湯に保存容器を入れて、そのまま10分くらい煮る
※パッキンやフタは熱で変形してしまうこともあるので、様子を見て数分で取り出してください
3)トングで容器を取り出し、キッチンペーパーの上にふせて乾かす
オリーブオイル漬けは保存に適している?
オリーブの実をオリーブオイル漬けにすることで、長期間の保存が可能になります。
実をオイルに浸すことで、空気との接触をなくし酸化を防ぎます。
また、オリーブオイルにはオレイン酸を多く含み、オイル自体も酸化しにくい油です。
ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化作用をもつ栄養素が多く入っているため、保存に適したオイルです。
オイルに浸しておくことで、オリーブの実の水分が抜けることもなく、長期間美味しく食べることができます。
長期保存する場合は、必ず容器を煮沸殺菌してから保存するようにしてください。
また、実が空気に触れないように多めのオイルに浸しておいてください。
煮沸殺菌が不十分だったり、実が空気に触れていると、オリーブの実が痛んだり、カビが生えてしまうことがあります。
食中毒の危険もあるため、必ず煮沸殺菌した容器に入れて、オリーブの実が空気に触れないように保管しましょう。
オリーブの実のオリーブオイル漬けを保存する場合は、煮沸殺菌した瓶などに入れて冷蔵庫で保存します。
オイルが白く濁ってきますが、常温にもどせばすぐにもとに戻るので、食べる分だけ取り出して常温に戻してから食べてください。
どのくらい保存できるのか、ですが煮沸殺菌の状況や保存環境によっても違ってくると思います。
我が家の場合ですが、1か月半~2か月くらいは美味しく食べることができました。
あくまで我が家の場合なので、長期保存する場合は十分に注意して召し上がってください。
強い酸味(舌を刺すような酸味)を感じたら食べるのはやめてくださいね。
オリーブのオイル漬けの美味ししい食べ方は?
味の濃い塩漬けをそのままオリーブオイル漬けにした場合は、そのまま食べても美味しくいただけます。
薄味の塩漬けや塩抜きしてからオイルに浸した場合は、美味しい塩やハーブソルトなどを振って食べるとワインの良いおつまみになります。
クラッカーの上にチーズと一緒に乗せても美味しいです。
その他、ブルスケッタやマリネにしたりパスタにしたり、トマトソースやオリーブオイルを使用したお料理には何にでも合います。
まとめ
オリーブの実のオリーブオイル漬けは、長期保存が可能です。
おつまみにもなりますし、色々な料理にも使えるので、作って冷蔵庫にいれておくと便利ですね。
市販の水煮や塩漬けから作ることもできますし、生のオリーブが収穫できれば自家製のオイル漬けをつくることも出来ます。
たくさんオリーブが手に入った時や、瓶詰のオリーブが余ったときなど、ぜひ作ってみてください。
【オリーブまとめ】オリーブの渋抜き方法や美味しい食べ方について はこちら