オリーブの塩漬けを重曹で簡単に作ってみた!作り方と食べ方をご紹介します♪

毎年10月になるとオリーブの実がなります。
オリーブの実はそのままでは渋くて食べられませんが、ちょっと手を加えるとおいしく食べることができます。
自家製のオリーブの塩漬け、市販のものよりも新鮮さが残っていて、サラダ感覚で食べられて、本当に美味しいんです。
オリーブの実が手に入ったら、ぜひ漬けてみてください。

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オリーブの塩漬けを作ってみよう、重曹で簡単!

オリーブの塩漬けを作るために、まずは種を抜いて渋抜きをしました。

渋いままでは食べられませんので。

少し時間はかかりますが、難しい作業はありませんので、初めてでも大丈夫です♪

オリーブの種抜き

あく抜きをする前に邪魔な種を抜いてしまいます。

用意するもの

種抜き器or果物ナイフ

ボール


種抜きのしかた

オリーブの種を抜くには、種抜き器が便利です。

果物ナイフなどでもできますが、私のように不器用な人には難しいかもしれません。

一度果物ナイフでチャレンジしましたが、指まで切りそうになりやめました ( ̄▽ ̄;)

手先の器用な方は果物ナイフでも十分種抜きできます。

種抜き器は実をセットしてガチャンと挟むだけなので簡単にできます。

1つ1つ丁寧に種を取り除いていきます。

空気にふれると緑のオリーブが黒くなってしまうので、種を取ったらすぐに水につけておきます。



オリーブの実は緑色のうちに収穫しています。

黒く熟してからでも漬けることはできますが、塩漬けには緑の若い実の方が向いている気がします。

(個人的な好みですが)

緑のオリーブを塩漬けにした時の、コリコリと新鮮な触感が好きです。

料理に使っても美味しいですが、火を通さずそのまま食べた方が若いオリーブのおいしさを存分に味わえると思います。


オリーブのあく抜きの仕方、重曹を使う方法

種を取り除いたらいよいよ渋抜き(あく抜き)をしていきます。

用意するもの

瓶orふたの出来る容器

食品用の重曹


苛性ソーダを使った方法が一番簡単で早くできるようですが、苛性ソーダは入手するのが大変なので、重曹を使いました。



あく抜き、渋抜きのしかた

重曹はスーパーやドラッグストアでも手に入ります。

お掃除に使う重曹ではなく、食用の重曹を使ってくださいね。

瓶に3%の重曹水をつくります。

水600mlに、重曹を大さじ2杯くらい入れると大体3%くらいになります。

(重曹は大さじ1で9gくらいです)

きっちり3%にしなくても大丈夫です。

重曹水にオリーブをつけてフタをします。

重曹水は出来れば毎日新しく作って買えた方が良いです。

(できるだけで大丈夫です。たまには忘れてもOK)

冷蔵庫に入るようなら、入れておいてください。

以前冷蔵庫がいっぱいで常温で1週間ほど置いたらカビが生えてしまいました(-_-;)

冷蔵庫に入れた方が安全です!

10日~20日くらいでアクと渋みが抜けます。

好みの渋みになったら洗って、塩水につけます。

我が家ではだいたい20日くらいで渋抜きを終了しています。

1粒取り出して水道水で洗って重曹を流して、味見してみてください。

(食用の重曹なので食べても大丈夫ですよ)

渋みで食べた瞬間

「うっ(-_-;)」

とならなければ大丈夫です。

渋かったらあと数日重曹につけておいてください。

重曹水の交換は1日おきや2日おきでも出来ますが、こまめに重曹水を替えないとカビが発生します。

カビ防止のため、できれば冷蔵庫に入れておいてください。


空気に触れるとオリーブの実が黒くなってしまいます。

落し蓋やクッキングペーパーなどで表面を覆っておくときれいに出来ます。

瓶のふちギリギリまで重曹水を入れてフタをしても酸化をふせぐことができます。

我が家では、あまり細かいことは気にしないので塩漬けができる頃には黒くなっていることもあります。

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オリーブの塩漬けオリーブオイル漬けの作り方


オリーブの塩漬

オリーブのあく抜き(渋抜き)が終わったらいよいよ塩漬けにしていきます。
ここまでくればあと少し!
用意するもの

渋抜きしたオリーブ

瓶orフタのできる容器



作り方

お好みで2~3%の塩水につけます。

500mlの水に大さじ1の塩を加えると大体3%くらいになります。

(塩は大さじ1で16gくらいになります。)

この時も、落し蓋やクッキングペーパーで表面を覆っておくとオリーブの緑色が残ります。

空気に触れているとオリーブが黒くなってしまいます。

黒くなっても味はおいしいので、気にしない方はそのままでもOK。

すぐにでも食べられますが、1週間くらいつけておくとちょうどよい感じにおちつきます。


10日くらいで食べてしまう場合はこの塩分濃度で大丈夫ですが、長期保存する時は、もう少し濃い塩水につけておいてください。

長期保存の場合は、煮沸消毒をした容器に入れて、冷蔵庫で保管してください。

長期保存のために濃い塩水につけた場合は、食べる前に塩抜きするとおいしく食べることができます。

・短期保存(12月くらいまで保存)・・・4%以上

・中期保存(翌年2月くらいまで保存)・・・6%以上

・長期保存(翌年4月くらいまで保存)・・・8%~10%

塩水を使った渋抜きと塩漬けの保存期間、塩抜きの方法 はこちら


オリーブオイル漬けの作り方

オリーブはあく抜きをして塩漬けをした後、オリーブオイルやニンニクに漬けこみ風味をつけると、

また違った味で食べることができます。

我が家では塩漬けがたくさんできたときに、一部をオリーブオイル漬けにしています。

用意するもの

塩漬けオリーブ

瓶orフタの出来る容器

オリーブオイル       実がひたるくらいの量

塩             適量

ニンニク          適量をスライスしてオリーブオイルでいためておく

鷹の爪           適量

ブラックペッパー      適量

ローズマリーやローレルなどのハーブ お好みで



作り方

塩漬けオリーブをざるにあげて水切りをします。

水気が多いと腐りやすいのでしっかり水分をきります。

キッチンペーパーなどで拭いておくと腐りにくくなります。

長期保存するようなら、瓶を煮沸消毒しておいてください。

瓶にオリーブと炒めたニンニク、鷹の爪、ブラックペッパー、ハーブを入れて、オリーブオイルを注ぎます。

オリーブがオイルの外に出ないようにしっかりとオイルで満たしてください。

オリーブがしっかりとオイルに浸っていないとカビが発生することがあります。

3日から5日くらいで味が落ち着き美味しく食べられるようになります。

保存は冷蔵庫に入れて保存しています。

オリーブオイルが凝固して白く濁りますが、常温にもどせばすぐに戻ります。

オリーブのオイル漬けアレンジと保存期間、煮沸消毒の仕方 はこちら

オリーブの塩漬け、オリーブオイル漬けの食べ方

1、そのまま食べる。そのままでも十分おいしくいただけます。

2、クラッカーの上にチーズと一緒にのせる。

3、マリネにスライスして入れる。

4、輪切りにしてサラダに入れる。
サーモンや生ハム、野菜と一緒に和えるとおいしいです。

5、スライスしてパスタに入れる。
ペペロンチーノのようなオイル系のパスタや、
トマトソースパスタによく合います。



そのほか、刻んでドレッシングやトマトソースに入れたり、

チキンの香草焼きやパン粉焼きにのせてみたり、色々と使い道があります。

オリーブはオリーブオイルの原料なので、オリーブオイルを使う料理にはなんにでもよく合います。

そのまま食べても美味しいですが、ぜひ料理にも使ってみてください。

オリーブの実を使った詳しいレシピ はこちら

まとめ

自家製オリーブ、作ってみたくなりましたか?

オリーブはスーパーなどでも瓶につめられているものを購入できますが、

自家製で作ったような新鮮さの残るオリーブはスーパーでは見たことがありません。

(私の行くスーパーにないだけかもしれませんが・・・)

自家製オリーブは市販のオリーブとは少し味が違いますが、

自分で作らなければ食べることのできない美味しさが味わえます。

オリーブが手に入ったら、ぜひ作ってみてください。

【オリーブまとめ】オリーブの渋抜き方法や美味しい食べ方についてまとめ はこちら

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