浜名湖の「たきや漁」体験ってご存知ですか?
夜の浜名湖で湖面をライトで照らして魚をとり、その場で食べることができる、とっても楽しい体験です。
夏休みになると子供たちと一緒にたきや漁体験に行くのですが、地元に住んでいても私の周りにあまり知っている人がいないようなので紹介したいと思います。
5月中旬~10月くらいまで行われているので、夏休みのレジャーとして、自由研究の題材としてもぴったりです。
浜名湖でたきや漁の体験!
たきや漁とは?
浜名湖で昔から行われている漁です。
夜ライトで湖面を照らし、寄ってきた魚やエビ、カニをとります。
とれるものは時期によって違うようですが、カニ、エビ、イカ、たこ、さより、タイ、すずきなどがとれます。
たきや漁の時期は?
5月中旬~10月くらいまで。時期によってとれるものが少し違います。
たきや漁の料金は?
船1隻 4人までで27000円とれたものを料理してもらいたきや亭で食べる場合は4名まで+3000円
たきや亭で食べる場合は全部で3時間程度。
漁90分、食事90分くらいの感じです。
食事をせずに持ち帰る場合は、3時間弱漁ができます。
料金は担当の船頭さんに当日現金で渡します。
なかなかのお値段ですが、プロの漁師さんが何か所か場所をかえながら、ちゃんと魚が取れる所に連れて行ってくれます。
自分たちでもとりますが、漁師さんも舵をとりながら一緒にとってくれます。
不漁で食べるものがない、なんてことはないそうです。
たきや漁の予約
まずはたきや漁の予約から。
ネット予約とTEL予約ができます。
両方とも毎年5月1日の午後1時から開始です。
たきや漁体験は混む時期は19時~と23時からの2部制になるようですが、日にちを選びたい場合は 早めに予約をしましょう。
私は去年6月の始めに8月の予約をしました。
その時にはすでに、金、土、日はいっぱいで平日しか予約できませんでした。
「今年は予約開始と同時に予約するぞ!」
と思っていたのに忘れてしまい、今年は5月6日に予約をしました。
7月か8月の金曜日を狙っていたのですが、金曜日は人気があるようですでにいっぱいで予約できませんでした。
予約後担当の船頭さんから集合場所や集合時間、食事の有無などの確認のTELがきます。
お問い合わせ・予約電話番号 053-592-2260
たきや漁体験当日
集合場所は 浜名漁協雄踏支所の裏側の桟橋
駐車場は漁協に25台分あります。
駐車場がいっぱいの場合は、裏の桟橋の方にとめても良いそうです。
桟橋の前で担当の船頭さんと待ち合わせです。
そこで料金を支払いライフジャケットをつけて船に乗ります。
たきや漁で宿泊する場合は?
浜名湖周辺には多くの宿泊施設がありますが、たきや漁をするのなら「ダイワ・ロイヤルホテル・ザ・ハマナコ」や「グランドエクシブ浜名湖」が便利です。
ホテルの前に専用の桟橋があり、たきや漁の船が送迎してくれます。
たきや漁の服装は?
この時は8月の始めでかなり暑い日でしたが、夜の湖上は少し肌寒く、寒がりで冷え性の私は長そでの上着を羽織ってちょうど良い感じでした。
子供たちは大興奮で半そでで十分でした。
イカのすみなどが服につくこともあるので、 汚れても良い服装で行きましょう。
ライフジャケットは貸してくれますが、幼稚園サイズのものはないようなので、小さなお子さんは自分で用意して持って行った方が良いと思います。
次男は小学生ですが身長が120cmないので、自分で持って行ったライフジャケットを着ています。
たきや漁の持ち物は?
・ 上着
・ 幼児用ライフジャケット(必要な場合)
・ 飲み物(船で飲む用&たきや亭で飲む用)
・ ご飯もの(たきや亭で食事をする場合)
・ 酔い止め(必要な場合)
私は水筒とお菓子を持って行ったのですが、漁に夢中で全く手をつけませんでした。
他の団体さんを見るとクーラーボックスにビールを入れてきている人たちもいました。
特に持ち込み禁止とかではないので、何を持って乗っても良いと思いますが、飲み過ぎて船から落ちないようにご注意ください。
たきや亭で食事をする場合は、調理は船頭さんがやってくれますが、ごはんものや飲み物の用意はないので自分で持って行ってください。
とった魚を持ち帰る場合はクーラーボックスと氷が必要です。
上着は7月、8月は必要ないかもしれませんが、陸上に比べて船の上は風がひんやりしています。
念のため持って行った方が良いと思います。
船に乗り込んで出発です。
漁場までエンジンをかけて猛スピードで進みます。
浜名湖の風がとても気持ち良いです。
漁場についたらエンジンを切って陽が沈むまで待ちます。
船から見る夕焼けも最高にきれいです。
暗くなったらライトをつけて漁がはじまります。
エンジンはかけずにもりを櫂(棹?)の代わりに使いゆっくり船を進めていきます。
こんな感じで照らします。
船頭さんが
「そこついて!右側にもいるよ。」
と教えてくれます。
船頭さんの言うとおりにつくとこんな蟹が取れます。
真ん中を狙わないと、足だけしか刺さらず、足を切り離して逃げられます。
カニはあまり動いていないので、真上から体の真ん中を狙うようにするとうまくとれます。
船頭さんは本業の漁師さんだそうです。
話をしながら船頭さんも次々にカニをついてとっていきます。
もちろんそれももらえます。
たいやすずきは寝ていて動かないので取りやすいそうです。
でも、魚を上から見て探すので。。。
上から見た魚って大きくても、いわゆる魚の形ではないですよね( ̄▽ ̄;)
素人にはなかなか見つけられません。
そんな素人でも船頭さんが教えてくれるのでたいをとることができました。
小学5年生の長男もあみを持ってねらいます。
暗くて写真はとれませんでしたが、ライトに照らされて泳いでいる魚がキラキラ光って見えています。
色と形で区別がつくようで、
「あれはさより、あのいわしは美味しくないからとらないほうがいいよ。」
など教えてくれます。
動きは早く、スピードを落とさずに直角に曲がったり方向転換をします。
後ろから追いかけていては捕まえられません。
こつは進行方向を予測して前から狙うのだそうです。
慣れるまでちょっと難しいですが、小学2年生の次男でも6~7匹のさよりといわしがとれたので子供でも大丈夫!
もりつきにもチャレンジしたのですが、子供には重すぎて無理でした。
つくだけならできますが、下の砂地に刺さってしまい引き抜けない。
そのうえ船が動いているので落ちそうになります。
あみでも十分に魚がとれますので、子供にはあみの方が良いかもしれませn。
この日はたっぷり3時間漁を楽しんだ後、浜名湖の夜景を眺めながら出発した桟橋にもどりました。
持ち帰りにしたおかげでたくさん漁ができて子供たちは大喜びでした。
が、帰ってからさばくのが大変 Σ( ̄□ ̄|||)
量が多いので冷蔵庫には入らないし、夏だったので次の日までクーラーボックスに入れておくのも心配で。。。
帰ってすぐに作業を始めましたが、全部片づけるのに4時間くらいかかってしまいました( ̄▽ ̄;)
たくさんの魚をさばくのに慣れていない方は、たきや亭で食べてくる方が絶対に良いです。
さばくのは全然大丈夫! それよりいっぱい楽しみたい!
という方は時間いっぱいまで捕りまくって下さい♪
スズキとタイ、もりでゲットできました。
子供たちがあみでとったさよりといわしです。
いわしは美味しくないっていわれたのに、楽しくていっぱいとっちゃいました。
大鍋にカニを入れてみました。
茹で蟹が1鍋、蟹汁が2鍋できました。
体の部分だけ(足・はさみを抜いた部分)で15cmくらいの小ぶりなカニです。
30匹くらいとれました。
ゆでるとこんなにきれいな色になります。
さよりのてんぷらと小さなエビ。
たいとすずきはグリルに入らなかったのでバーベキューコンロで塩焼きにしました。
甲イカの甲?
こんなのが入っているんですね。
子供たちも興味深々です。
イカは刺身にしていただきました。
ねっとりコリコリで絶品でした。
たきや漁の後たきや亭を利用する場合は?
たきや亭は浜名湖に浮かぶ大きないかだです。
いかだの上にござを敷いただけのオープンなスペースでとれたての魚を食べます。
とれた魚は船頭さんが料理してくれますが、ごはんものと飲み物はありません。
必要ならば自分で持って行きましょう。
まとめ
浜名湖のたきや漁
船1隻(4名 まで) 27000円
たきや亭の利用(4名まで) +3000円
お問い合わせ・予約電話番号 053-592-2260
たきや漁体験は浜名湖ならではの楽しい体験です。
プロの漁師さんが魚をとらせてくれます。
夜の漁を楽しみ、新鮮で美味しい魚を味わえます。
湖上からの夕焼けや夜景も最高でした。