ウーパールーパーの飼い方、水槽のサイズと底砂、混泳についてのお話です。
初めてウーパールーパーを飼うときに、私自身が迷ったことです。
ウーパールーパーを飼う場合は水槽やろ過装置、その他いろいろなものをそろえないといけませんが、できれば失敗せずに揃えたいですよね。
ウーパールーパーは数か月で5倍~7倍くらいに成長します。
ウパが大きくなってから慌てて水槽を買い直す、なんてことにならないようによく考えて選んで下さい。
ウーパールーパーの水槽はどのくらいのサイズが必要?
お店で見るウーパールーパーは小さな子が多く、2~3cmくらいで可愛いですよね。
あの可愛いウーパールーパー、どのくらい大きくなるかご存知ですか?
我が家のウーパールーパーもお迎えしたときは2~3cmの可愛いウパでした。
それが半年で体長15cmを超え、現在体長20cmくらいです( ̄▽ ̄;)
大きくなる子は30cmくらいまで大きくなるそうです。
なので、ウーパールーパーを飼育する場合は大きめの水槽を用意してあげてください。
うちでは60cmの水槽で1匹飼育していますが、
最低でも45cm以上の水槽が必要です。個人的な感想ですが、ウーパールーパーは同じサイズの熱帯魚などよりも水を汚すように感じます。
水を汚しやすいのに、汚い水は苦手という。。。
飼育するにはちょっと手がかかる子たちです (-_-;)
水をきれいに保つ
という意味でも大きめの水槽を用意した方が良いと思います。
ウーパールーパーを飼うのには水槽だけでなく、ろ過装置も必要になります。
上部フィルター、壁掛けフィルター’(外掛けフィルター)を使う場合は、水槽の上部のふちに枠のあるものでないと乗せることができません。
最近はおしゃれなデザインの水槽もあり、枠のついていないものもありますが、ろ過装置のことも考えて水槽を用意するよういしてください。
ウーパールーパーのろ過装置の選び方、壁掛けフィルターと上部フィルターではどちらがいい?使ってみた感想など
ウーパールーパにおすすめの上部フィルターは
ウーパールーパーに底砂は必要?
底砂は水質を安定させるために敷くことがあります。
必ず必要というわけではありませんが、あると見た目も良いですよね。
この底砂は賛否両論あり、敷かない方が良いという意見もあります。
ウーパールーパーが間違えて底砂を食べ、詰まってしまう死んでしまうこともあるそうです。
底砂を使わなければそんな事故も起こらないわけです。
というわけで、底砂を入れる場合は自己責任で。。。としか言いようがありません(・・;)
実際、我が家ではウーパールーパーの水槽の底に2mm弱のサイズの砂を敷いていますが。
ウーパールーパーが砂を飲み込んでしまうことはありませんでした。
こんな感じです。
餌を食べる時に砂が口の中に入ってしまうことはよくあります。
ウーパールーパーはあまり目が良くないようで、動くもの目掛けて、大きな口を開けて、勢いよくパクっと食べます。
その時に砂が口の中に入ってしまうこともあります。
でも、その後砂だけをペッと吐き出して餌だけ飲み込んでいます。
個人的には
砂を飲み込むことも、詰まってしまうことも、滅多にあることではないのかな、
と感じています。
底砂をどうしようか迷っている方のために、底砂のメリットとデメリットをまとめてみました。
底砂はアンモニアや硝酸塩などをある程度吸収してくれます。
アンモニアは排泄物から発生し毒性の強い物資です。
硝酸塩はアンモニアが分解された後に出来る物質で、毒性は弱いですが無害ではありません。
底砂が有害な物質を吸収してくれることでウーパールーパーへの影響を少なく抑えることができます。
・バクテリアの住処になる
また、底砂は有害物質を分解してくれるバクテリアの住処にもなります。
バクテリアが増えれば水の浄化能力も上がり、水をきれいに保つことができます。
・底砂がある方が見栄えが良い
(感じ方は人それぞれですが)
・ウーパールーパーが飲み込んでしまう可能性
・最初は水質を変えてしまうことも
底砂を入れた直後は水が濁ったり、底砂の成分が溶け出し、水質が悪くなることもあります。
ウーパールーパーを入れる数日〜1週間くらい前に水槽に入れてろ過装置を稼働させる必要があります。
ウーパールーパーの底砂はどんなものが使える?
ウーパールーパーの飼育に底砂を入れることは、賛否両論あります。
入れるかどうかは飼い主さんの自己判断で。。。ということになりますが、
底砂を入れる場合はどんなものが良いのか説明します。
ウーパールーパーの底砂の大きさは?
ウーパールーパーの水槽に底砂を入れる場合は、
ウパが飲み込んでもフンと一緒に出てくるサイズのものが安全です。
ウパのサイズによって安全なサイズが違います。
形は飲み込んでも内蔵を傷つけないよう角のない丸いものが良いです。
うちのウパは2mm弱の底砂を入れています。
ウパが体長3cm未満の時から飼っていますが、事故はありませんでした。
餌と一緒によく口の中には入れていましたが、砂だけ吐き出しています。
あまりに細かすぎる底砂もやめておいた方が良いです。
パウダー状の細かな砂を使ってしまうと、舞い上がるので掃除が大変です。
水換えの時に、水だけ吸い出せずに砂も吸ってしまいます。
ポンプが詰まったり、水換えのたびに砂も一緒に捨てることになります。
また、舞い上がった砂がエラに入ると呼吸の邪魔になるので、ウーパールーパーの健康上も良くありません。
ウーパールーパーの底砂の種類は
水の浄化機能を重視する場合は、バクテリアが多く住める、多孔質の底砂が最適です。
バクテリアがたくさん増えれば生物ろ過の機能が高くなるので、水が汚れにくくなります。
水が汚れにくい、ということは水換えの頻度が減ってお世話が楽になります。
が、多孔質の底砂は、(溶岩石や大磯砂など)小さなサイズのものはあまりないようです。
ろ過装置を底面フィルターにする場合は、ろ材として底砂を敷くので、あまり選ぶ余地はないのですが。
そうでない場合は、ウパの安全を考えて、多孔質は諦めて小さめの底砂を選んだ方が良いのかな、と思います。
多孔質の底砂がなくてもろ過装置で水質維持はできますので。
ウーパールーパーの水槽に初めて底砂を入れるときは
最初に底砂を入れる時は水が濁ります。
そのため、ウーパールーパーを入れる数日〜1週間くらい前には水槽に水と一緒に入れておくようにします。
ろ過装置も回しておくと、1日~2日で濁りがとれてきれいな水になります。
底砂の成分が溶け出し、水質を変えてしまうこともあるので、ウーパールーパーの安全のためにも数日間はろ過装置も回しておいた方が良いと思います。
ウーパールーパーの混泳は可能?
ウーパールーパーはあまり視力がよくありません。
動くものはなんでもパクッとしてしまうので、できれば1匹で飼うのが安全です。
どうしても2匹以上で飼育したい、という場合は十分な注意が必要です。
まず、ウーパールーパーのサイズですが、 成長したウーパールーパーを混泳させてください。
自然の状態のウーパールーパーは、小さなうちは共食いをするそうです。
小さな子どものウーパールーパー同士の混泳は共食いのリスクが高くなります。
また、、成長したウーパールーパーはエサの形や味を学習しているため、
小さな子に比べれば共食いのリスクが下がります。
そして、 同じくらいのサイズのウーパールーパーを入れるようにしてください。
大きな子と小さな子を同じ水槽に入れてしまうと、小さな子が餌と間違えられやすいくなります。
あとは、
大きめの水槽を用意すること あまり空腹な状態にしないということに気を付けてください。
まとめ
ウーパールーパーの水槽について
ウーパールーパーは20cm~30cmくらいまで大きくなるので、
水槽サイズはなるべく大きく(最低45cm以上)
ウーパールーパーの底砂について
底砂のメリット
・有害物質を吸収してくれる
・バクテリアの住処になる
・底砂がある方が見栄えが良い
底砂のデメリット
・誤飲の可能性
・最初は水が濁ったり汚れたりする
底砂の種類
安全性を重視するのなら、誤って食べてもフンで出てくるくらいのサイズで角がないもの
水の浄化能力を重視するのなら、バクテリアが繁殖しやすい多孔質のもの(用岩石や大磯沙など)
ウーパールーパーの混泳
1匹で飼うのが一番安全
2匹以上のウーパールーパーを飼う場合は
小さな子は混泳させない
サイズの同じくらいのウーパールーパーで
大きな水槽で
あまり空腹にしない