ベタはコップでも飼える?ベタの正しい飼い方

コップ入って販売されているベタをよくみかけますが、そのままコップで飼い続けても良いのでしょうか?

ベタに長生きしてもらえるような飼い方について説明していきます。

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ベタはコップで飼える?

コップでも飼える、と言われているベタですが、実際にはコップでは水温や水質を安定させるのは至難の業です。

ベタが苦手なことは

・急激な水質の変化

・急な水温の変化

・20℃以下の冷たい水

・水流

小さなコップでは水が汚れやすく頻繁に水換えをしなければいけません。

少ない水を頻繁に換えると水質の変化も大きくなり、ベタに負担がかかります。

また、小さなコップでは外気温の変化の影響を受けやすくなります。

たっぷり水の入った水槽では、気温が変化してもそんなに水温が急変することはありませんが、

小さなコップの場合は1日のうちでも気温の変化に合わせて、水温も変化します。

冬の時期には水温も20℃以下になるため、ベタの飼育にはヒーターなどの最低限の設備は必要です。

そんなわけで、コップでの飼育はおすすめできません。

コップで飼っていてもすぐに死んでしまうことはありませんが、

健康で長生きしてもらおうと思ったら、大きめの水槽の方が向いています。

ベタの飼い方

ベタの飼育に必要なもの

水槽、餌、ヒーター、カルキ抜き

あってもなくてもよいものは、ろ過装置、水草、ポンプ、底砂、水温計

ベタの飼育 水槽は何がいい?

ベタはひらひらときれいなヒレを持つイメージがありますが、大きなヒレを持っているのはオスだけです。

ベタのオスは逃走本能が強く喧嘩をします。

喧嘩をするとヒレがボロボロになったり、どちらかが死んでしまったりするので、

ベタのオスを飼う場合は、水槽1つに1匹ずつしか飼えません。

1匹だけの単独飼育なので、大型の水槽は必要ありませんが、

なるべく大きな水槽を用意した方が、水が汚れにくいためベタも元気に育ってくれます。

30cm水槽くらいあれば十分かと思います。

『ベタはコップでも飼える』

と言われていますが、長期間コップで飼育して長生きさせるのは難しいと思います。

『コップでもなんとか飼える』『コップで飼ってもすぐには死なない』

というだけです。

小さなコップは、水温や水質が変化しやすく、水も汚れやすいため、

ベタの健康面でのリスクが高く、長く飼育する場合は大きな水槽にうつしてあげてください。

ベタの飼育 水温は?

手軽に飼えるイメージのベタですが、一応熱帯魚です。

水温は25℃~30℃くらいが適温です。

20℃以下になると弱ってきますので、冬はヒーターが必要です。

金魚用の18℃ヒーターではなく、ちゃんと25℃以上になるヒーターを用意してください。

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ヒーター購入の際は、水槽の中に納まるかどうかサイズを確認してください。

水槽用ヒーターは水の中から出た状態で稼働すると壊れてしまいます。

ベタの水槽の水換え

30vm水槽で餌を少な目に食べ残しのないようにあげていれば、

2週間に1回くらいの水換えで十分きれいな水を保てるとおもいます。

小さな容器で飼っている場合は、もう少し水換えの頻度を増やしてください。

ベタはバクテリアの多いこなれた水を好みます。

あまり頻繁に水換えをすると、ベタに負担がかかりますので注意してください。

水は水道水にカルキ抜きを入れて使用します。

1回の水換えで水槽の三分の一くらいずつ水を換えます。

一度にたくさんの水を換えるとベタの負担になりますので注意してください。

ベタ 水槽 ろ過装置

ベタの飼育にろ過装置はあってもなくてもOKです。

ベタは水流が苦手です。

大きなヒレがあるので、水流があると流されて体力を消耗してしまいます。

なので、使わない方が多いかもしれません。

水面に出て肺呼吸をするので、酸素を供給する必要もないので、ポンプも必要ありません。

ろ過装置やポンプを使う場合は、ベタがゆっくり休めるように、水流のない死水域を作ってあげてください。

ろ過装置、ポンプのメリット

ろ過装置の働きで、水が汚れにくくなる

水槽に酸素が供給され、ろ過バクテリアが生息しやすくなる

デメリット

水流ができるのでベタのストレスになる

装置の音がうるさい

我が家ではロカボーイを入れています。

ベタの飼育 水槽に水草は必要?

ベタを飼うのに水草はあってもなくてもOKです。

水草を入れるメリットは、

排泄物が分解されてできる硝酸塩を吸収してくれること

そのため、水換え頻度を少なくできること

ベタが隠れる場所になること

デメリットは

ベタが泳ぐ時に邪魔になったり、ひっかかってヒレが避けてしまうこともある

水草が生きていくのには二酸化炭素が必要

水草が枯れた場合は水質が一気に悪化すること

ベタの飼育に底砂は必要?

ベタに底砂は、あってもなくても良いです。

底砂のメリット

水草を固定する役割

水をきれいいするバクテリアの住処になる

見た目が良い

底砂のデメリット

掃除が大変

底砂の種類によってはphが変化する

底砂として定番の「大磯砂」ですは貝殻のかけらなど、 phを上げてしまう物が入っているので、ベタには不向きです。

ベタは弱酸性~中性の水を好むので、底砂を敷く場合はphをあげないものを選んでください。

個人的にはベアタンク(底砂を使わない飼育)をおすすめします。

フンや食べ残しを気づいたときにすぐに取り除くことができるので、掃除がとっても楽にできます。

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