セキセイインコの発情行動と病気やトラブル、発情抑制の方法

セキセイインコは温かく過ごしやすい春と秋に発情期を迎えます。

年2回の短い期間であれば、自然のサイクルなので問題ありません。

しかし、人間と一緒に季節感のない生活をしているインコは、

それ以外の時期にも発情したり、発情過多になる子もいます。

インコも生き物ですから、発情期は毎年あるのが自然ですが、

行き過ぎた不自然な発情は、病気の原因になったり、寿命を縮めることにもつながります。

せっかくお迎えした可愛いインコちゃんが病気になってしまうのは飼い主も辛いので、

発情期は出来る限り短く、そして軽くすませるようできる対策はしたいですね。

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セキセイインコの発情した時の行動とは?

セキセイインコのオスの発情行動

・吐き戻しをする

・おしりを振ったり、こすりつけたりする

・人に噛みつく

セキセイインコのメスの発情行動

・暗くて狭い場所でじっとしている

・紙ちぎるなどの巣作り行動をする

・吐き戻しをする

・背中をそれせて『しゃちほこポーズ』ととる

・卵を産む

・人に噛みつく

セキセイインコの過剰な発情による病気やトラブル

・人間を噛む(オス・メス)

・肝臓疾患(オス・メス)

・過多な産卵により代謝障害・カルシウムの欠乏(メス)

・卵管炎、卵詰まりなど(メス)

・ヘルニア(メス)

・過度の餌の吐き戻しによる衰弱(主にオス)

・精巣腫瘍(オス)


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セキセイインコの発情抑制とは?

発情しやすい環境というのは、

・暖かく快適な生活

・餌が豊富で安全

・日の日照時間ぎ10時間以上

つまり繁殖しても子供を育てやすい安全な環境が発情しやすい環境です。

発情過多の対策は発情しやすい環境よりも、少しだけ厳しい環境にするのが基本です。

セキセイインコの発情対策 餌の与え方

餌をたっぷり与え過ぎても発情しやすくなります。

脂肪分やカロリーの多いシードは発情の原因になります。

また、体重の増えすぎも発情の原因です。

餌の量や適正体重については個体差があるので、

飼い主の判断で極端な制限はせず、病院で相談してみるのが良いかと思います。


ちなみにうちのインコは、どちらかというと食に興味が薄いので、餌の制限はしていません。

普段の食事は小鳥専門店オリジナルのミックスフードです。

(あわ、ひえ、ボレー粉、ペレットがミックスされています)

毎日のおやつは野菜とシードを与えています。(シードは少しだけ)

セキセイインコの発情対策 室温の調整

季節感のない生活を送っていると、年間を通して発情してしまう発情過多になることがあります。

インコが体調を崩さないように室温の調節は必要ですが、

夏は適度に暑く、冬は適度に寒いくらいに調節しましょう。

寒い時期でも暖房を効かせすぎると発情することがあります。

過保護にし過ぎないことが大切です。

セキセイインコの発情期を短するために日照時間の調整を

日照時間が長いことも発情の原因になります。

自然の光だけでなく、人工の光でも同じです。

飼い主の都合で夜更かしさせないことが大切です。


日照時間の目安は10時間以下ですが、うちでは12時間くらいになってしまっています。

これでも努力はしているのですが( ̄▽ ̄;)

夜は19時には『おやすみカバー』をかけて静かなケージを静かな部屋に移しています。

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冬場は暗くなるのが早いので、出来る限り18時台にカバーをかけるようにしています。

朝は7時頃カバーをはずしています。

セキセイインコの発情期はおもちゃにも注意

発情するためには相手が必要です。

相手は同じインコ以外にもおもちゃや人間の生活用品など、色々なものに発情します。


うちの子はオスですが、彼女に選ぶのは、

ゴーゴーペンギン(おもちゃ)、ボールペン、洗濯ばさみ、クリップ、机の脚、餌入れ、子供のキーホルダー。。。

共通点があるのかないのか。。。好みは全く分かりません(-_-;)

相手がいると発情期ではなくても、突然スイッチがオンになり発情行動がはじまることがあります。

恋人になりそうなものを排除することも、発情抑制になります。

発情抑制は色々試していますが、『恋人がいない』というのが一番効果がある気がします。

うちでは少しでもおしりをフリフリしはじめたら、他のおもちゃで気をひいて、彼女を隠してしまいます。

うちの子だけかもしれませんが、一度スイッチが入ってしまうと発情行動は止まらないので、

その前に少しでも怪しいものは排除しています。

恋人候補が飼い主や一緒に飼っている別のインコちゃん、の場合はこの方法は難しいかもしれません。

セキセイインコに巣箱や巣材を与えると発情しやすい

メスの場合は、発情期になると紙や木、壁紙などをかじって巣作りをします。

巣材になるものがあると、巣を作り卵を産む環境が整ってしまいます。

巣材になるものを与えないようにするのも発情の抑制になります。

また、狭い隙間などに入り巣を作ろうとするので、普段すごしている部屋の隙間をふさぐことも対策になります。

セキセイインコの発情対策にフォージング

インコが退屈しているのも発情の原因になります。

毎日の生活に刺激を与えることも発情抑制につながります。

インコに餌さがしをさせる『フォージング』が楽しい刺激です。

餌を封筒に入れてみたり、ガチャポンのボールに入れてみたり、

少し苦労しなければ餌が食べられない、という状況が良い刺激になるようです。

うちのインコも楽しんで餌を探しています。

実際に発情抑制に劇的な効果があるわけではありませんが。

インコが楽しそうなので良いかな、と思っています。

ケージの餌入れの位置を変えたり、中のおもちゃを変えてみたり、

たまに模様替えをしてみるのも適度なストレスになり良い刺激になりそうですね。


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まとめ

発情過多による病気やトラブル

・人間を噛む(オス・メス)

・肝臓疾患(オス・メス)

・過多な産卵により代謝障害・カルシウムの欠乏(メス)

・卵管炎、卵詰まりなど(メス)

・ヘルニア(メス)

・過度の餌の吐き戻しによる衰弱(主にオス)

・精巣腫瘍(オス)


発情抑制の対策

・高脂肪、高カロリーな餌の与えすぎに注意

・室温調節も過保護にならない程度に

・日照時間は10時間以内にする

・巣材になるものは与えない

・パートナーになるものは排除する

・フォージング


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