全盲じゃないけど白杖を持ってみた!購入方法や杖のメリットとデメリット

昨年視覚障碍者用の白杖(盲人安全杖)を購入しました。
はじめてのことで右往左往しながら、やっと市の補助をもらい購入にいたりました。
色々悩んだ末に白杖を持つことにしたわけですが、白杖って全盲じゃなくても持って良いんです。
白杖はどこで購入するの?
白杖を持つメリットとデメリットは?
これから白杖を使おうかどうしようか迷っている方がいたら、参考にしていただけtからいいな、と思います。

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白杖を持っているのは全盲の人だけとは限らない?

白杖(盲人安全杖)を持っているのは全盲の人だけとは限りません。

視覚障害があって、本人が必要だと思えば持つことができます。

そのことに気づき、私も昨年白杖の購入を決めました。

その時のことを少しお話してみたいと思います。

白杖を持とうと思ったきっかけ

一応私は障害者手帳を持っていますが、日常の生活はなんとか杖や補助なしでおくれていました。

(おそらく目の目の良い方と比べると、出来ないことや不自由なこともあるのだろうと思います。)

ただ、初めての所に行く時、夜の外出、人が多い所は不安に思っていました。

具体的には新幹線の駅では人をよけることが出来ずにぶつかってしまいます。

階段が本当に階段なのか不安に思ってしまいます。

床の模様が、ただの模様なのか段差があるのか分かりません。

そんな不自由を感じてはいましたが、私は全盲でないと白杖(盲人安全杖)を持ってはいけないと思い込んでいました。

白杖(盲人安全杖)は全盲の人が持つものだ、という先入観がありました。

ある日、バスターミナルで、白杖(盲人安全杖)を持って歩いている女性を見かけました。

子供2人と一緒に歩いていたのですが、見た目では普通に目が見えているように思いました。

多分視力が良くないのか、時刻表に顔を近づけて見ていました。

でも、確実に全盲ではなさそうでした。

その時、始めて全盲でなくても白杖を持てることに気が付きました。

視力があるのに白杖を持ってもいいんだ! と衝撃を受けました。

そんなわけで白杖を持とうと思いました。

実際に購入するまでにはもう少し色々と悩んで、色々な人に相談しました。

購入方法や補助については教えてくれるところはあるのですが、「自分に杖が必要かどうか?」ということを相談するところがなく、なかなか決心たつきませんでした。

眼科の先生、眼科の検査技師さん、訓練士さん、視覚障害者相手の福祉サービスの仕事をしている友人、色々な人に聞いてみましたが、結局みんな言うことは同じで

「自分が必要だと思ったら使えばいいと思うよ。」

確かにそうなんですけど( ̄▽ ̄;)

「あなたくらいの視野や視力で白杖を持っている人はいるよ。」

なんてことを言ってもらえたら、

「よし、買うぞ!」

と思えたのですが…

他人がどのくらい見えるか、他人がどのくらい不自由しているかなんて、分からないですから仕方ないですね。

「私には杖が必要なんだ! 杖があればもっと楽に生活できるんだ!」

と、自分で自分に言い聞かせて購入を決心しました。

白杖の購入方法は?

購入を決めてからも、初めてのことで何もわからず、実際に白杖を手にするまでは数か月かかってしまいました。

白杖を購入する場合、障害者手帳があれば市から補助がもらえます。

市の福祉課などに問い合わせをすれば補助については教えてもらえると思います。

今からお話するのは私が住んでいる浜松市のお話です。

購入方法がよくわからず、右往左往しつつ、わざわざ新幹線にのって余計な施設に話を聞きにいってしまいましたが、本当はそんなことしなくても購入できます( ̄▽ ̄;)


1 まずは補助の対象になるかどうか確認

障害者手帳を持っていれば、補装具費用の一部が市から補助されます。

世帯の所得に応じての自己負担があるので、、購入する杖によっては差額の支払いが必要です。

市役所社会福祉課(0534572051)に問い合わせてみたら親切に教えてもらえました。

ちなみに、私が購入したのは、

グラスファーバー製の折りたためる携帯用安全杖、ローラーチップ、でした。

本体が6260円、先端のローラーチップが2350円、

市からの補助が5634円出たので、差額の2976円を自分で支払いました。

2 白杖のカタログをゲット

楽天やAmazonなどで検索すると白杖が売られていますが、

どうせ買うのならちゃんと自分に合ったものを購入したいですよね。

どこで購入するのかも市役所の福祉課などで教えてもらえるので、分からない場合は相談してみると良いかもしれません。

浜松市の場合は、本郷の盲人福祉研究会(0534632764)で購入できます。

まずは電話で相談してみてください。

同じ白杖でも長さ、素材、先端の形、折りたためるかどうか etc
色々なタイプがあるので、きちんと自分に合わせて作ってくださいね。

ここで、本来なら盲人研究会さんで相談して注文する白杖をきめるはずなのですが、

私は間違えて静岡まで新幹線に乗って県の視覚障碍者情報支援センターに行ってしまいました( ̄▽ ̄;)

県支援センターにも歩行訓練士さんがいたので、その方がとっても親切に教えてくださり、

私にぴったりの杖を選んでくれました。

でも、静岡市まで行かなくても、盲人研究会さんでぴったりの白杖をおすすめしてもらえるはずです。

購入する白杖が決まったら、盲人研究会さんからカタログ(1枚の用紙ですが)と見積もり書が郵送されてきます。

3 市役所に手続きに行く

カタログ、見積書、障害者手帳、印鑑、マイナンバーが分かるもの を持って市役所に手続きにいきます。

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市役所で必要書類に記入してくると、後日 補装具費支給決定通知書、 補装具費支給券が郵送で送られてきます。

支給券に書かれている公費負担額を市が出してくれるので、差額を自分で支払うことになります。

市の書類が送られてきたら、杖の販売店に連絡します。

4 歩行訓練の申し込み

白杖を使うのに歩行訓練は必須ではありませんが、

「どうせ持つのなら正しいを教えてもらろう。」と思い申し込みました。

静岡県視覚障害者情報支援センターに電話をして歩行訓練の申し込みをします。

静岡県視覚障害者情報支援センター
0542538180
http://i-center-shizuoka.jp/index.html

申し込みは静岡市ですが、ここから浜松市の訓練士さんに連絡がいきます。

その後浜松市の訓練士さんから連絡が来て、訓練の日程を調整します。

杖の納品後に自分の杖を使って使い方を教えてもらえます。

急ぎでなければ希望の日に訓練しさんが来てくれます。

また、希望があれば駅で訓練したい、バスにのる練習をしたい、など色々な場面での練習ができます。

訓練自体は無料ですが、訓練でバスや電車などに乗る場合は、訓練士さんの交通費も支払い必要があります。


訓練の申し込みは杖の購入前でも大丈夫みたいです。

盲人研究会さんと訓練士さんの所属する団体はつながっているので、

訓練する日に訓練士さんが杖納品、市役所の書類の受け取り、などもしてくれれました。

わざわざ杖を取りに行ったり、書類を郵送したりしなくて済みました。



これで色々手続きも終わり無事に白杖が自分のものになります。

こういう手順でやれば良かったのですが、実は私は1番最初に静岡県視覚障害者情報支援センターに行ってしまいました( ̄▽ ̄;)

白杖には歩行訓練が必要、歩行訓練は静岡県視覚障害者情報支援センターに申し込む

ということを聞いて、静岡県視覚障害者情報支援センターに電話をしたところまでは間違っていなかったのですが。。。

歩行訓練ではなく何故か白杖体験に申し込んでしまいました( ̄▽ ̄;)

そして、新幹線に乗ってわざわざ行ってきました。

文化会館の横の福祉会館の2階 にありました。

実際に行ってみたおかげで、色々な種類の白杖の実物を見せてもらったり、使わせてもらったり、杖を一緒に選んでもらったりできました。



サピエという点字図書、録音図書の貸し出しサービスにも申し込んできました。

点字は以前勉強した時に覚えられずに挫折したので、録音図書の申し込みをしてきました。

CD-Romでの貸し出しと自分のPCにダウンロードができます。

CDを聞く機械がない方には、視覚障碍者専用の再生装置の貸し出しもしてもらえます。



こんな機械を無料で貸してもらえます。

白杖の購入や歩行訓練のために、わざわざ静岡県視覚障害者情報支援センターに行く必要はないようですが、近くに住んでいる場合は一度行ってみても良いかもしれませんね。

白杖を持つメリット デメリットは?

白杖を持ってみてメリットは色々ありました。

個人的に私が感じたメリットをお話する前に、一般的な白杖の役割を説明させてください。

静岡県視覚障害者情報支援センターに行ったときに教えていただいたことですが。

白杖の3つの役割

白杖には3つの役割があるそうです。

1 目の代わりに情報

進行方向の地面に杖を当てて歩くことで、目の代わりとして使います。

2 安全確保

車で言うバンパーのような役割です。

何かにぶつかってしまっても、自分の身体よりも先に杖がぶつかるので、危険に気付くことができます。

3 シンボル

杖を持っていることで目が悪いことが一目でわかることです。



白杖を持ってみて感じたメリットの話に戻ります。

私に必要な役割は主に1と3でした。

1の情報については、

階段や床の模様が、平面なのか段差があるのかを杖で確認しています。

3シンボルについては、本当に助かっています。

具体的には

駅の人込みでも杖をもっていると人がよけてくれるので、ぶつかる心配がありません。

階段をゆっくり降りていても、後ろから文句を言われたり押されたりしなくなりました。

時刻表や料金表などが見えなくて人に聞いても、変な顔をされずに親切に教えてもらえるようになりました。

「全盲ではないのに私が使っても良いのだろうか?」

という疑問がたまに頭に浮かびますが、

白杖を持つようになってからは1人で初めての場所に行くのが怖くなくなりました。

雨の日は少し邪魔になりますが、白杖を持って良かったと思っています。

デメリットは雨の日の少し邪魔になるくらいでしょうか。

邪魔な時は小さく折りたたんでバッグの中にしまってしまうので、デメリットはほとんど気になりません。

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