先日我が家から里子に出したゴールデンハムスターの子が天国に旅立ちました。
わずか4か月の命でした。
もともと弱い子だったのかもしれませんが、環境を整えてあげればもっと生きられない、と思ってしまいます。
ハムスターの寿命と長生きのために我が家で気を付けていることを書いてみます。
ハムスターの寿命は短い?
ハムスターの寿命は平均2年~3年と言われています。
ゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターだけ2年~2年半と書かれている飼育書もありますが、
だいたい2~3年と言われることが多いようです。
実際にゴールデンハムスターを育ててみると、個体差が大きく4年くらい生きる子もいます。
ハムスターの成長は早く2~3か月で妊娠可能になり、1歳半をすぎると少しずつ年をとり、身体機能が衰えていきます。
お別れをする心の準備をしつつ、介護生活にもそなえてほしいと思います。
また、若いうちから健康には気を付けて、できるだけ長く一緒にいたいですね。
ハムスターに長生きしてもらうためには?
ハムスターに長生きしてもらうためには環境を整えることが大切だと思っています。
必要なのは、 衛生管理、栄養管理、温度管理、適度な運動 でしょうか。
ハムスターの衛生管理について
餌と水は毎日交換し、エサ皿と水入れは毎日スポンジで洗っています。
ハムスターは餌を隠したり巣にたくわえたりしますが、古いエサを食べるとお腹を壊すこともあります。
残ったエサはなるべく取り除くようにしています。
フンや尿をそのままにしておくと病気の原因になるので掃除も必要です。
今まで飼ったゴールデンハムスターは全員同じ場所でトイレをしたので、トイレにしているおがくずは毎日捨てます。
ハムスターの栄養管理
ハムスターの餌は色々ありますが、総合栄養食品のペレットを主食にすようにしています。
野菜や種も大好きですが、それだけでバランスの良く栄養を摂ることは難しいので、
主食はペレット、補助食(おやつ)として野菜、ひまわりの種、コーンなどをあげています。
ハムスターは餌を隠すので、食べているのかどうかしっかり確認するように気を付けています。
野生の動物は病気になったり弱ったりしていることを隠します。
捕食されない為ですが、ハムスターも同じで体調が悪かったり弱っていても飼い主には見せません。
なので、いつも通り元気があるか?餌を食べているか?毎日よーく観察します。
体調の変化は体重にも表れるので、体重も数日おきに測っています。
ハムスターの温度管理
我が家で一番気を付けているのが温度管理です。
我が家の歴代のハムスターたちは、ほとんどが真夏か真冬に旅立っています。
ハムスターは寒さと暑さ、気温の変化に弱いので温度管理は重要です。
我が家では、夏と冬は24時間エアコンを動かしています。
設定温度と実際の温度は違うので、ケージの周りやケージ内に温度計を入れてきちんと温度を測っています。
冬は18℃~23℃くらい
夏は25℃~27℃くらい
に保っています。
本当は20℃以上にしておきたいのですが、我が家のエアコンの性能などの関係で、
一番寒い真冬の明け方にはどうしても18℃くらいに下がってしまいます。
なので、冬はケージの下に断熱シートを敷き、おがくずを10cmくらいの厚さに敷いています。
断熱シートは床からの冷気を防ぐため、おがくずは空気の層をつくり暖かい空気をためておくお布団です。
(おがくずは高いところに上るのが好きなハムスターの怪我防止にも役立っています。)
寒波が来る時は、ケージの底(外側)にシート状のヒーターを取り付けます。
ケージの底がほんのり暖かくなる程度ですが、おがくずとの連携プレーで暖かいと思います。
寒ければ底の方まで穴を掘ってもぐり、熱ければおがくずの上の方やおうちの中で寝たり、自分で調節しているようです。
冬になると自分でおがくずを積み上げて山を作り、真ん中に穴を掘って寝ている子もいます(*´▽`*)
サーモスタットつきの保温電球を使ったり、毛布を巻いたり、色々な保温方法があるので、その家々の環境にあわせて保温してあげれば良いかな、と思います。
ハムスターの適度な運動
人間と同じで、ハムスターも健康の為に適度な運動は必要です。
ですが、動くのが嫌いな子もいるので難しいところです(^_^;)
我が家では全てのケージに回し車をつけて、
時間がある時は餌の時間に10分くらいケージから出して遊ばせるようにしています。
ケージから出す時は目を離さないように気を付けてくださいね。
とにかく狭いところが好きなので、どこかに入り込んで出てこなくなったり、狭いところにはまって出られなくなったりします。
事故が起こらないようにきちんと見守っていてください。
ハムスターが歳をとると?
我が家ではゴールデンハムスターを飼っていますが
だいたい1歳半~2歳を過ぎた頃から少しずつ老いが始まる気がします。
2歳をすぎたら、お別れをする心の準備をしつつ、衰えてくるハムスターを気遣うようにしたいと思っています。
歳をとると以下の症状があらわれます。
・運動量が減ってあまり動かなくなる
・寝ていることが多くなる
・食事量も減る
・硬いものは食べなくなる。(食べれなくなる)
・水もあまり飲まない
・体重が減ってくる。
・毛がボサボサになったり艶がなくなってくる
毎晩元気に回し車を回していた子があまり回さなくなります。
寝ている時間が増えるので、心配になりついつい生存確認のために起こしてしまい嫌がられます(^_^;)
食事量は減って残す餌が多くなるので、食べているかどうか観察します。
与える餌と残した餌の量を測ったり、体重を測ったりすると、ちゃんと食べているかどうかわかります。
餌はヒマワリの種のようなかたいものは食べなくなってきます。
そんなハムスターには少しの野菜とペレットを、食べやすいように小さく割ったりすりつぶしたりしてあげます。
元気がなさそう時は、口元まで餌や水を運んで、おすすめしてみたりもしています。
あまり動かなくても良いように、水入れや水入れを寝床の側においたりします。
元気がなくなってきたら、大掃除など負担になりそうなことはせずに、ケージの中を半分ずつ掃除するようにします。