ゴールデンハムスターが仲良く丸くなって寝ている姿

ゴールデンハムスター2匹を1つのケージに飼っていたことがあります。

そのことに関して聞かれることが多いので書いてみようと思います。

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ゴールデンハムスターを多頭飼いした時のお話を書こうと思いますが

その前に少しだけ

ハムスターの多頭飼いについて基本的なお話させてください。

ハムスターの多頭飼いは喧嘩がおこったら失敗

多頭飼育体験の話の前にこういうことを言うのもアレですが

ハムスターは多頭飼いには向きません。

ゴールデンハムスターは縄張り意識が強く

ハムスターの中でも一番多頭飼いに向かない

と言われています。

キンクマなどのゴールデンの改良種も同じです。

ジャンガリアンハムスターも理想は単独飼育ですが

相性によっては複数で同居できる場合もあります。

一番多頭飼いしやすいのが縄張り意識の弱いロボロフスキーですが

相性によっては失敗することもあります。



ハムスターの種類と特徴、多頭飼いしやすい種類について

多頭飼育の失敗というのは

縄張り争いの喧嘩が起こってしまうことです。

自然界では縄張り争いに負けたハムスターは縄張りの外まで追い出されるわけですが

ケージの中では逃げ場がありません。

その結果、どうしても縄張り外へ追い出したい強いハムスターに攻撃され続け

流血沙汰になり、ハムスターが怪我をしたり死亡したりします。

同居するハムスター同士の相性が良ければ喧嘩にならないこともありますが

一度喧嘩が始まってしまったら、そこから仲良くするのはほとんど無理なので

別のケージに移して別居させなければいけなくなります。

また、飼い始めは仲良しでも、年とともに状況が変わってくることもあります。

突然の喧嘩が起こりやすいのは

生後2~3か月過ぎ

ハムスターが子どもから大人に成長し、縄張り意識が芽生えてきます。

この時期に突然縄張り争いを始めることがあります。

どちらかが弱ったり病気になった時

自然界では弱い個体は排除されがちです。

また力関係が変わる弱い個体が攻撃されることがあります。


ハムスターの多頭飼いはリスクが高いのできちんと管理できる方以外にはおすすめできません。

また、ゴールデンハムスターは縄張り意識が強いだけでなく、

他のハムスターよりも大きくなります。

体長15cm~20cmくらいになるので、1つのケージで複数飼いする場合は

とても大きなケージが必要になります。

(ゴールデンハムスター1匹飼いで長辺60cm前後のサイズのケージが必要です)

大きなスペースが必要になる という理由でも

ゴールデン ハムスターの多頭飼いはおすすめしません。

ゴールデンハムスターの多頭飼い体験

ゴールデンハムスターはペットショップで購入しました。

生後1か月の姉妹でした。

名前はしろたんハムカツ

(名前に関しては我が家の子供たちがつけたので突っ込み不要でお願いします)

しろたん♀


ゴールデンハムスターホワイト


・少し気性が激しく怒りっぽい

・1か月ほどで抱っこもできるくらいには慣れた

・飼い主に対してはちょっとしたことですぐに怒って噛みつく子

・初めての人に対しては触ると容赦なく噛みつく

・厳しいのは人間に対してだけで、姉妹に対しては怒らない
(餌をとられても怒らない)

・活発で良く動き回し車が大好き

・夜になると回し車で走りまくり


はむかつ♀


ゴールデンハムスターノーマル


・おっとりしていてのんびりな子

・1か月ほどで慣れて抱っこもOK

・飼い主にも初対面の人間にも噛まない穏やかな子

・あまり動かない子で回し車には乗ってユラユラするだけ

・回し車を餌置き場にしたい


ゴールデンハムスターの多頭飼いに使ったケージは

ケージは60cmの衣装ケースを使って手作りしました。

どうしても2頭飼いしたかったわけではなく

成長したら単独飼育するつもりでケージの用意もありました。

結果的に離す機会を失ってしまい最期まで同居させてしまいましたが

ゴールデンハムスターを2匹飼うには狭かったな、と今では反省しています。

ゴールでハムスター2頭の同居は長辺60cmのケージでは小さすぎ!

もしもゴールデンの同居にチャレンジする場合は特大のケージを用意してあげてください。



ハムスターのケージについて
ハムスターのケージの選び方 ケージの種類と特徴 メリット・デメリット

ゴールデンハムスターの理想のケージは?初心者にもにおすすめのケージは?
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どんなケージ最適か考えてみました

ハムスターのケージは衣装ケースで作れちゃう!作り方は?
手作りケージ 慣れれば簡単?でも初めての場合は少し時間がかかるかも

ハムスターのケージを手作りしてみました♪衣装ケースで簡単にできました♪
今回はハドメなしで簡単に作ってみました


ゴールデンハムスターの多頭飼いのケージレイアウト

しろたんはむかつは巣は使いませんでした。

床材に穴を掘って巣にしていました( ̄▽ ̄;)

トイレも使っていません。

ケージの角の1か所に2匹でトイレに決めていました( ̄▽ ̄;)

給水ボトルと餌入れと回し車を1つずつ

喧嘩せずに仲良く使っていました。

ゴールデンハムスターの多頭飼いの様子は?

ハムスターは夜行性なのでしろたんはむかつも日中は寝ていました。

2匹でくっついて丸くなって寝ていました。

2匹の添い寝は1歳半くらいまで毎日続いていました。


ゴールデンハムスターが仲良く丸くなって寝ている姿


1歳半の夏頃になると 一緒に寝たり別々に寝たり 色々でした。

縄張り意識なのか?

自立なのか?

単に暑いだけなのか?

色々考えてみましたが相変わらず仲良く過ごしているようで

良く分かりませんでした。


一応24時間空調で温度管理はしていましたが、

日中はエアコンの効きが悪く28℃くらいまで上がることがあったので

くっついていると暑かったのかもしれません。

別々の場所で寝るようになってもとても仲良しでした(*´▽`*)


餌は夜の7時~8時頃にあげていました。

餌は喧嘩をしないようにたっぷりあげていました。

いつも余るくらい与えていたのですが、2匹とも成長しても少し小柄な子たちでした。

平均体重内なので特別痩せていたわけではないのですが、

今になって思うのは

生活スペースが狭いと大きくならないのかな・・・

特大ケージを用意してあげれば良かった・・・

とケージに関しては反省しかありません(´・ω・`)


2匹は性格も違いましたが、行動も全く違っていました。

餌の時間 しろたんはすぐに食べ始めます。

はむかつはえさを頬袋に入れて貯蔵室に運びます。

ハムスターは餌を隠したりため込む習性があります。

決まった1か所にえさを集めてためておきます。

はむかつが餌置き場に決めたのが

なんと 回し車の上 Σ( ̄□ ̄|||)

とにかく全部回し車まで運びます。

そして、頬袋の中の餌を全て回し車の上に吐き出します( ̄▽ ̄;)

しろたんが食べている途中の餌も奪って回し車に乗せます!

人間には厳しいしろたんですが、餌を奪われてもはむかつには怒りません。

姉妹愛なのか何なのか・・・( ̄▽ ̄;)

そんな感じでせっせと餌を運んで回し車に乗せるわけですが

回し車大好きっ子のしろたんが餌を蹴散らして回し車を回します。

そして ひたすら走ります。

もちろんエサはほとんど落ちて、残ったエサはカランカラン音を出してうるさい( ̄▽ ̄;)

餌を落とされたはむかつももちろん怒りません。

落ちたエサを拾って回し車に乗せ直します。

そしてしろたんがまた落とす・・・

この謎のルーチンワークを2匹で一晩中やっていました( ̄▽ ̄;)

回し車の上で餌がカランカラン音を立てていて、夜中中うるさい音が続いていました。

2匹が元気ならいいか・・・音で生存確認もできるし・・・

と飼い主は多少の寝不足を我慢するしかありませんでした。

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ゴールデンハムスター 多頭飼いでも人間に慣れる?

ハムスター同士はとても仲良しでしたが、人間に対してはどうか?

というと 人間にもちゃんと慣れました♪

2匹ともなでさせてくれて抱っこしても大丈夫でした。

はむかつは初対面の人間が抱っこしても怖がらず、噛むこともなくとっても優しい子でした。

しろたんはいつもお世話をしている次男にはあまり噛みませんが

初対面の人間が触ろうとすると噛みました。

気性が激しい子かと思っていましたがただの怖がりさんだったのかもしれません。


人間になつくかどうか は多頭飼いか単独飼いかには関係なく

個々のハムスターの性格によるものが大きいと思います。


ゴールデンハムスターは穏やかな子が多いので

少しくらい激しい子でも

神経質な子でも

怖がりさんでも

毎日愛情をこめてお世話をして可愛がっていれば ちゃんとにおいを覚えて慣れてくれると思います。


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ゴールデンハムスターの多頭飼いで気を付けたことは?

ハムスター同士の喧嘩を見たことがある方は分かるかと思いますが

ハムスター同士の喧嘩は激しく、放っておくと数秒で流血騒ぎになります。


喧嘩をさけるため餌は多めに与えていました。


喧嘩が起こったらすぐに離そうと考えていたので

飼い主は常に少しの緊張感を持って観察していました( ̄▽ ̄;)


もちろん隔離するときのケージも用意をしていました。

ケージで大きな音がしたら夜中でも覗いて生存確認をしていました。

(回し車で餌が回る音は気にしないようにしていましたが)

でも2匹は全く喧嘩をせずに仲良しのままおばちゃんになりました。


ゴールデンハムスターのノーマルとホワイト

生後2~3か月過ぎの縄張り意識が芽生える時期

2匹で平和に過ごせました



しろたんが体調を崩しかけた時も2匹は仲良しでした。

一時期しろたんの食欲が落ちて元気がなくなり、夜の活動時間でも寝ている時がありました。

一応温度管理はしていたのですが、夏バテだったのかもしれません。

食欲が落ちて水も飲んでいるのかどうか確認できなかったので

給水ボトルを口まで持って行っておすすめしたり

餌を口元まで持って行ったりしてお世話をしました。

そんな時でもはむかつは変わらずしろたんに寄り添っていました。

この時期は寝るときは離れていることもあったので

横に寝たり別の場所に寝たりしてはいましたが。

特に変わった様子もなく一緒に過ごしていました。

ゴールデンハムスターの多頭飼い 老ハムスターたちの老後の様子

2匹のハムスターは最期まで仲良しでした。

ハムスターなのでお互いに毛づくろいをするようなことはありませんでしたが。

1年半を過ぎた頃からしろたんが夜中に回し車で走る頻度が減りました。

夜少しだけ静かになりましたが、うるさいのがハムたちの元気な証拠なので飼い主は少し寂しく感じました。


大好きだったあごが弱ってきたのか、大好きだったひまわりの種を食べなくなってので

皮をむいてあげていました。


2歳を過ぎた頃 はむかつが眠るように亡くなりました。

ハムスターに限らず動物は体調不良を隠すので、なかなか原因は分かりません。

前日も変わった様子はなく、元気に回し車にエサを運んでいたのですが

眠ったまま目を覚ましませんでした。

年齢的に考えても老衰かな、と思っていますが 本当のところはよく分かりません。


その後しろたんは1匹で過ごしていましたが、半年後くらいに

はむかつと同じように眠ったまま眼を覚ましませんでした。


ゴールデンハムスターを2頭飼いした時の経緯でした。

たまたま多頭飼いになってしまったので、参考になるかどうかわかりませんが。

ハムスターの多頭飼いについて興味のある方は下の記事もどうぞ

多頭飼いのやり方、多頭飼いに向いている種類 など書いてあります。


ハムスターの多頭飼い(多頭飼育)について
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