熱くなってくると心配になる熱中症。
梅雨が明けると『部活中の子供が倒れた』などのニュースがよく流れています。
スポーツ好きな子供を持つお母さんは本当に心配でしょう。
我が家の息子2人もスポーツをしていて、週末は毎週試合か練習に出かけていきます。
スポーツに打ちむ子供、出来る限りサポートしてあげたいですよね。
今日は子供のために出来る熱中症対策をまとめてみました。
熱中症にならないための水分補給の注意点
熱中症予防には水分が大切です。
特に夏場のスポーツ時は、大量の汗をかきます。
一度に大量に飲むと排出されてしまうため、こまめに何回にも分けて、少しずつ水分補給するようにしましょう。
のどが渇いている時点で、体はもう脱水している状態です。
水分補給をしても、体に吸収されるまでに30分~1時間くらいの時間がかかります。
夏場の運動時はのどが渇く前から少しずつ水分を補給しましょう。
そして、もう一つ大事なのが塩分です。
汗をかくと一緒に塩分も流れ出てしまいます。
その為、体内のナトリウム、カリウム、塩分濃度が下がってしまい、水分だけでは不十分です。
熱中症予防には適度な塩分の補給も必要になります。
水分補給をする時の注意点ですが、水分補給に向いていない飲み物もあります。
お茶やコーヒーなどのカフェインの入った飲み物です。
水分と一緒にカフェインを摂ってしまうと、カフェインの利尿作用によってせっかく補給した水分が排出されてしまいます。
熱中症予防の為の水分補給は、カフェインの入っていない飲み物を飲むようにしましょう。
熱中症の予防、運動する時の水分補給におすすめな飲み物は?
適度に塩分が含まれている飲み物、といえはスポーツドリンクです。
ポカリやアクエリアスなど色々売られています。
スポーツ時の水分補給にはスポーツドリンクがおすすめです。
ただ、スポーツドリンクには糖分が多く含まれています。
糖分は水分の吸収を助けたり、運動時のエネルギーになったりしますので、毎日大量に摂るのでなければ問題ありません。
でも、糖分の摂りすぎは肥満になったり、糖尿病のリスクになったりと色々問題があります。
なので、一番のおすすめはスポーツドリンクを薄めて飲むことです。
市販のスポーツドリンクを約2倍に薄めるのが良いでしょう。
2倍に薄めると、せっかく入っている塩分も半分になってしまう為、少し塩分を足しましょう。
2倍に薄めたスポーツドリンク1リットルに対して、0.5gの塩を足すとちょうどよい濃度になります。
(日本体育協会では0.1%~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料を推奨しています。)
ちなみに我が家の子供たちは、「甘い飲み物は余計にのどが渇く」と言ってスポーツドリンクを嫌がりますが、2倍に薄めて塩とレモン汁を加えると飲んでくれます。
レモンの爽やかな酸味で飲みやすくなるようです。
レモンには疲労回復効果のあるクエン酸が含まれますので一石二鳥ですね(^^♪
余談ですが、スポーツの試合の合間や、食事をとる時間がないときなど、ゼリー飲料を摂ったりしませんか?
昨年発売されたウィダーで熱中症対策の為に塩分が入っているものがあります。
レモン味でさっぱり飲めて美味しいようです。
エネルギー補給と一緒に熱中症対策も出来て、これも一石二鳥ですね。
もちろん、食事をきちんと摂ることの方が重要ですが。
熱中症の対策に飲み物を手作りで。
熱中症対策の飲み物は手作りで作ることもできます。
基本は水分と塩分、ミネラルを入れます。
プラスアルファで、糖分やクエン酸などが入ると熱中症予防に効果的なドリンクが出来ます。
まずはスポーツドリンクを使ったものから
水かミネラルウォーター 500ml
塩 0.5g
レモン汁 お好みで
0.5gは小さじ約10分の1くらい。
親指と人差し指の二本指でつまんだくらいの量です。
次にスポーツドリンクを使わない場合
塩 1~2g(小さじ3分の1弱)
砂糖 大さじ2
レモン汁 小さじ1
試合や練習中には飲むには最適です。
最後に生スイカジュースです。
レモン汁 少々
塩 スイカジュース500mlに対して、0.5g
(親指と人差し指の二本指でひとつまみ)
その上、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富なので、熱中症対策には最適です。
ジュースにしてもおいしいですが、そのまま食べてもOKです。
試合の合間やお昼のデザートに、塩をかけて食べると、ジュースを飲むのと同じ効果があります。
まとめ
熱中症対策には水分と塩分の補給が大切です。
こまめに水分補給をして熱中症を予防しましょう。
市販のスポーツドリンクでも効果はありますが、少し手間をかけるだけでもっと良いドリンクを作れるかもしれません。
色々ためして、ぜひ好みの味のドリンクを見つけてみてください。
万全の熱中症対策で、頑張っている子供をサポートしてあげたいですね。