玉ねぎで草木染め3種類

草木染めでコットン(綿)・麻・シルク(絹)などの布を染める時の

基本なやりかたを書いてみます。

草木染めには色々なやり方があり難しそうですが

この方法は自宅のキッチンでもできる簡単な染め方です。

我が家では子供たちとたまに草木染めを楽しみます。

コットンの布を染めることが多いので写真は主にコットンの写真ですが

麻や絹も同じような方法で染めることができます。

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草木染めで用意するもの

・布

・豆乳 or 牛乳 or 濃染剤 (なくても良いが布がコットンの場合はあった方が良い)

・草木染めの材料(草や木や花・野菜・ハーブ・お茶・フルーツなど)

・鍋(染液と反応しにくいステンレスかホーローのものが良い)

・やかん(鍋)

・ボウル(染液と反応しにくいステンレスやホーローが良い)

・漉し器

・菜箸

・ゴム手袋

・媒染液(焼きミョウバン・銅媒染液・鉄媒染液など)

・中性洗剤

草木染の基本的な手順

① 染める布(糸)の準備(布を中性洗剤で洗う)(※1 必要なら下処理)

② 草木染めの材料の準備

③ 材料を煮出して染液をつくる

④ 染色する (※2 必要なら染める前に濃染処理)

⑤ 媒染液を作る

⑥ 媒染する

⑦ 軽く洗い色を見る

もっと濃く染めたい場合は④染色→⑥媒染→⑦水洗いを繰り返し最後は④染色で終わり⑧へ

⑧ 色が出なくなるくらいしっかりと水洗いする

⑨ 乾燥させてアイロンをかける


おまけ①

⑨までやって色が足りないと思ったら、また④に戻って2度染めしても良いです。

ちょっと面倒ですが何回も染めていくと段々濃い色になっていきます。


おまけ②

染め終わった後の染色液の残液で新しい布(糸)を染めることもできます。

1回目の染色とは微妙に違う色になったりするので面白いです♪


クエン酸を使ったハイビスカス染め


上の写真はハイビスカス染め(クエン酸使用)の写真です。

左が1回目の染色(グレーがかったスモークピンク)

真ん中が1回目を染めた後の残液を使って染色(薄ピンク)

右が2回目をを染めた残液で染めたもの(紫がかったピンク)

写真では分かりずらかもしれませんが、全部違う色にそまりました。

3回目の染色は思い付きでありあわせの布(マスク)を直接染液に突っ込んだので少しムラになってしまいまいた( ̄▽ ̄;)


ハイビスカス染めのやり方 基本の媒染3種類とクエン酸でピンク色に染めたい♪


※1※2 綿は色が染まりにくいので染める前に下処理か濃染処理をした方がよく染まります。

使う材料によって処理しなくても染まる場合もありますが

せっかくの草木染めが薄すぎると寂しいのでやった方が良いと思います。

下処理か濃染処理はどちらか1つやれば良く、両方やる必要はありません。

下処理と濃染処理のやり方はこの後草木染めの詳しい手順で説明します。

たまねぎを使う場合は処理しなくても濃く染まります。


玉ねぎの皮で草木染(玉ねぎ染め)のやり方~自宅でも簡単 (ミョウバン・銅媒染・鉄媒染)


簡単に手順の説明をしましたが、ひとつずつ詳しく書いていきたいと思います。

手順① 草木染めに使う布(糸)選び

草木染めでは良く染まる布と染まらない布があります。

草木染めをする時は染まりやすい布(糸)を用意してください。


【染まるもの】

シルク(絹)

コットン(綿) ←少し染まりにくいので下処理か濃染処理が必要

ウール ←温度変化に弱い線維なのでコットンとは少し違う染め方をすることが多い

レーヨン ←私はやったことがないのでどんな感じか分かりません


【ほとんど染まらないもの】

ポリエステル

コットンの下処理と濃染処理

色素は繊維の中のタンパク質にくっつきます。

コットン(綿)はタンパク質が少ないので少し染まりにくいので

染める前に下処理をするか濃染処理をする必要があります。

全く染まらないわけではないでそのままでも綺麗に染まることも有りますが

色が出ないとつまらないので、染める前の一手間は大切だと思います。

下処理か濃染処理のどちらかをやります。

下処理は事前にやっておく必要があり、濃染処理は染める直前にできます。

どちらも処理液に20分ほど布をつけるだけです。


【豆乳(牛乳)を使った下処理】

下処理は豆乳や牛乳、豆汁につけて乾かす作業で

線維に足りないたんぱく質を補います。

今回は一番簡単な豆乳(牛乳)を使った方法をご紹介します。

処理後は少しにおいますが、染め終わる頃にはにおいはなくなります。

豆乳(牛乳)のしみ込み具合、乾き具合によってはムラになることがあります。

特に大きな布を染める場合は乾燥の途中で、布の下の方やちょっとした皺に豆乳(牛乳液)が溜まり

そのまま乾くので、どうしても均一にタンパク質を付けるのは難しいようです。

(ハンカチサイズの布なら比較的ムラにならずにうまく出来ることが多いです)

大きめの布を使う場合や

『絶対に綺麗に均一に染めたい』場合は濃染材を使った方が良いと思います。

『細かいことは気にしない』 『多少のムラも味があっていい』

という場合は豆乳(牛乳)で簡単に下処理できます。

染める直前に豆乳液(牛乳液)に浸しても良いですが、事前に行って乾かしておいた方が効果があるような気がします。


【用意するもの】

・豆乳(牛乳)

・豆乳(牛乳)と同量の水

・布(糸)

・ボウルやバットやバケツなどの容器


【下処理のやり方】

1 布を中性洗剤で洗う

布についたのりや脂をしっかりと落とします。

2 豆乳(牛乳)と水を1:1で合わせて容器に入れる

3 布(糸)を豆乳液(牛乳液)に30分ほど浸しておく

4 乾燥させる


時間がない時は乾燥させずに軽く絞って使うこともありますが

普段は子供たちと一緒にやることが多く染める前に30分も時間がかかると飽きてしまうので

前日までに済ませておきます。


【濃染処理のやり方】

市販の濃染材には「濃染剤カラーアップZB」や「ディスポン」などがあります。

この処理は染色液に布をつける直前に行います。

豆乳(牛乳)を使う方法よりも濃染剤を使った方がムラになりにくい気がします。

今回はディスポンで濃染処理のやり方を説明してみます。


【用意するもの】

・ディスポン

・お湯

・ボウルやバットやバケツなどの容器

・菜箸


【濃染処理のやり方】

1 お湯を沸かす

2 容器にお湯を入れてディスポンを混ぜる

(お湯の温度は80℃~90℃が良いそうですが、つけている間に冷めるので熱湯を使っています)

(ディスポンは1Lのお湯に対して3~4ml使用)

3 布(糸)を入れ20分~30分ほどつけておく

(ムラにならないように時々菜箸で動かす)

4 布を取り出してよく水洗いする


カラーアップZBも使い方はほとんど同じですが

使うお湯は50℃~60℃くらいの少しぬるめのお湯でも良いようです。

使用料はお湯1Lに対して5~10mlです。



手順② 草木染めの材料

草木染めの材料はなんでも良いですが

初めての場合は、玉ねぎや紅茶や紅花がおすすめです。

簡単にすぐに染まるので失敗しにくい材料だと思います。


【草木染めに使える材料色々】

・木や草や花(びわの葉、朝顔の花など)

・野菜やフルーツ(玉ねぎの皮・ブドウの皮など)

・お茶やハーブ(紅茶・緑茶・ハイビスカスティーなど)


草木染めの色は一期一会で同じ材料で試しても全く同じ色にはなりません。

材料は何を使ってもそれぞれの色が出て面白いですが、中には染まりやすいもの、色が出にくいもの、乾燥すると色が抜けてしまうものなど色々なタイプのものがあります。

生の花びらを使う時は今から説明する『煮出して染液を作る方法』では色がくすんでしまいうまくいかないことが多いので『酸性抽出のやり方』で染めた方が良いです。


草木染めの酸性抽出~酢酸やクエン酸や酢を使ったやり方


手順③ 染液の作り方

布と材料がそろったらいよいよ染色液を作ります。

染色液の作り方は色々ありますが鍋で煮出すのが一番簡単な方法です。

生の花などは熱で変色してしまうことがあるので使えないこともありますが

野菜・フルーツ・お茶・ハーブには使えます。


【煮出して染液を作る方法】

1 鍋に水と材料を入れて20〜30分ほど煮る

2  こし器で材料を漉しとり、染液を鍋に戻す

3 布がかぶるくらいの量になるようにお湯を足して染液の量を調節する

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手順④ 布(糸)を染液につけて染める

濃染処理をする場合の手順を書いて行きます。

豆乳などで下処理済みの場合は3から始めてください。

濃染処理しない場合は2の濃染処理の工程ははぶいて行います。


1 布を中性洗剤で洗う

布にのりや脂がついていると染まりにくいためよく洗う

※ 下処理済の布は洗わずに3へ

※ 濃染処理する場合は2へ 濃染める処理しない場合は3へ

2 濃染処理をする場合はここでする

お湯に濃染液を混ぜて布を20分~30分つけてからよく洗う

濃染処理が終ったら4へ

3 布をぬるま湯につける

乾燥した布をそのまま染めるとムラになるので、お湯に浸して十分に濡らす

4 布(糸)を染液の入った鍋に入れて20分〜30分ほど煮る

ムラにならないように時々菜箸で混ぜる

5 煮た後しばらく染液につけておく

時間がなければ5でつけこまずにすぐに次の工程に進んでも良いです。

材料によっては色がつきにくいので数時間〜一晩くらい漬け込むこともあります。

玉ねぎは染まりやすいので20分も煮なくても染まります。

手順⑤ 媒染液をつくる

媒染は主に金属が使われますが、酸が代わりになることもあります。

媒染剤は繊維と色素をしっかりと結びつける働きをし洗っても色落ちしにくくなります。【色止め効果】

また、媒染剤には発色を鮮やかにする働きもしますが、この時に化学反応を起こすので染液とは全く違う色になることもあります。【発色効果】


媒染剤の種類によって違う色になるので、数種類の媒染液で染め比べてみるのも楽しいです。

簡単に手に入る媒染液はアルミ媒染・銅媒染・鉄媒染です。

一番入手しやすいのがアルミ媒染液で、スーパーなどで売っている焼きミョウバンで作ることができます。

その他、銅媒染液や鉄媒染液も市販されていて説明書通りに希釈するだけで簡単にできます。




10円玉や古釘で銅・鉄煤煙液を作ることもできますが、数週間から数か月時間がかかるので

今回は一番簡単なアルミ媒染のやり方を説明します。


1 お湯を沸かす

2 容器に布がかぶるくらいのお湯を入れる

3 お湯に焼きミョウバンを溶かす


ミョウバンの量は染めたい布の重さの5~6%入れます。

が、そんなにきっちり計らなくても大丈夫です。

普段は10g~15gのコットンのハンカチを染める際

お湯1Lに大さじ1~2杯程溶かして使っています。

残液を使って3回くらい染めるのには十分です。


焼きミョウバンは熱いお湯の方が溶けやすいためいつも熱湯を使っています。

銅媒染や鉄媒染を作るときも、温度が高い方が反応しやすいのでお湯を使って作っています。



手順⑥ 媒染する

染液につけた布を媒染液に20分~30分くらいつける

ムラにならないように時々菜箸で動かす

染液とは違う色に変わることがあるので見ていても面白いです。

手順 ⑦⑧水洗い

まず軽く水洗いしてどんな色になったか見ます。

この時が一番楽しいですね。

好みの色だったらそのまま色が出なくなるまでよーく洗います。

もう少し濃いいろが良ければ【④の染液につける】にもどって漬け込みます。


④染液 → ⑥媒染 → ⑦水洗い → ④染液 と繰り返して最後に⑧良く洗う


染液と媒染液は何回繰り返しつけても良いですが、最後は染液で終わりよく洗います。

ここでよく媒染液を落としておかないと乾燥後変色することがあります。

手順⑨ 乾燥.アイロン

媒染が終った布はよく洗って乾燥させます。

日光に当てると変色や色落ちの原因になるので陰干しで乾燥させます。

(陰干ししても色が薄くなったり変色することもあります)

そのままではシワシワなのでアイロンをかけます。

草木染めをした布のお手入れ

草木染めで染めたものを洗う時は、中性洗剤で洗い陰干しすると色落ちしにくいです。

草木染めは長く使っているとどうしても変色したり色落ちします。

色落ちいたらまた染め直すのも楽しいです。

まとめ

草木染めの簡単なやり方

① 染める布(糸)の準備(布を中性洗剤で洗う)(※1 必要なら下処理)

② 草木染めの材料の準備

③ 材料を煮出して染液をつくる

④ 染色する (※2 必要なら染める前に濃染処理)

⑤ 媒染液を作る

⑥ 媒染する

⑦ 軽く洗い色を見る

もっと濃く染めたい場合は④染色→⑥媒染→⑦水洗いを繰り返し最後は④染色で終わり⑧へ

⑧ 色が出なくなるくらいしっかりと水洗いする

⑨ 乾燥させてアイロンをかける


⑨まで終わった後色が薄いようであればもう一度染めることもできます。

また、残った染色液の残液で染めると微妙に違う色になったりするので面白いです。

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