草木染めやダイロン染めでなかなか色が入りにくい不織布マスク。食用色素で染めてみたらどうだろう?と思いやってみました。
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使った食用色素は緑と赤(食紅) 食用色素ははメーカーや色によって、化学染料だったり天然色素だったり色々です。 色素の種類によっては染まり方や色の付き方など変わります。 熱に弱いものもあり、お湯を使うと色が抜けてしまうものもあるので 色によって本当にさまざまです。 今回は食用色素緑を使って不織布マスクと綿のミニハンカチを染めてみました。
不織布マスクの食紅(食用色素)染めの結果は?
食用色素で不織布マスクを染めた結果は 不織布マスクは洗い流すと色が落ちてしまいました。 洗わずにそのまま乾かせば色が付きましたが、同じ色素を使っても条件によって染まり方が違いました。
この写真は、食用色素に30分浸けたものです。 浸けた後に水洗いして乾かしたのが上側 色素を洗い流さずに乾燥させたのが下側 水で洗ったら緑も赤もほとんど色が落ちてしまいました…残念です(ノД`)シクシク 水洗いせずに乾かせば色がつきます。
緑と赤の液にマスクを浸けた後、塩を加えてしばらく浸けました。 洗い流したのが上側の2枚、色はほとんど落ちてしまいました。 色素と塩にマスクを浸して色素を洗い流さずに乾かしたのが下側 塩は色止め効果があるかな、と思って入れましたが色止め効果は全くありませんでした。 緑は変色して水色になりました(*^▽^*) 赤はうっすら色がつきましたが、塩を使わないものに比べるとかなり薄いようです。 食用色素赤で染める場合は、塩は入れない方が良さそうです。
食用色素と塩を溶かした後20分煮込み、24時間程浸けたものです。 水で洗い流したら色が取れてしまったので、やっぱり塩に色止め効果はなかったようですね( ̄▽ ̄;) 緑色はまだらに濃い部分ができて、水玉模様になりました。 溶け残った色素が粉に戻ってマスクについたのか…? それとも部分的に線維の中まで色素が入ったのか…? 理由は分かりませんが、これはこれで良い感じです(*^▽^*) 赤もきれいに染まりました。 赤は水玉にはなっていません。
こちらは綿のミニハンカチ、染色前と染色後です。 綿のハンカチは水洗いしても色が残りました。 塩を加えた後20分煮て24時間浸けたバージョンです。
食用色素で染めたマスクを使ってみましたが、特に問題はありませんでした。
顔に色がつくこともありませんでした(*^▽^*)
でも、色止めはできていないので
真夏に汗をダラダラかきながらマスクをしたら…
もしかしたら少し色が着くかもしれませんね( ̄▽ ̄;)
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不織布マスクの食紅染めで用意するもの
・食用色素(緑・赤) ・染める布(今回は不織布マスクと綿のハンカチ) ・塩 ・ボウルなどの容器 ・鍋(煮る場合のみ必要) ・菜箸
不織布マスクの染め方
1 マスクを中性洗剤で洗う
不織布マスクをそのまま染液につけても防水処理されているため、水分をはじいてしまい全くしみ込みません。 そのため、中性洗剤で軽く表面を洗います。 あまり擦ると線維がけば立つので、洗剤液に10分程つけてから水洗いしました。
2 染液を作る 鍋か容器に水を入れて食用色素を溶かします。 今回は600mlのお湯に付属のスプーン3杯溶かしました。 熱い方が溶けやすい! 熱い方が化学反応 が進みやすい! という2つの理由で熱湯を使いました。 ピンクの食用色素は熱に弱く、熱湯に入れると色が退色して黄色っぽい色になってしまうので気を付けてください。 赤と緑は大丈夫でした。
3 染液にマスクを浸ける
■塩を入れないバージョン 染液にマスクを入れて30分ほど浸けました。 ■塩を入れるバージョン 染液に20分程つけた後、塩を加えて20分程浸けました。 (この方法では赤はあまり染まりません) ■煮込むバージョン 染液に塩を溶かした後、マスク(ミニハンカチも)を入れて30分程煮込みます。 その後24時間浸けておきました。
4 水洗いして乾燥
染液に浸け終わったら普通は水洗いしますが 水洗い不織布マスクは全部色がほとんど残りませんでした( ̄▽ ̄;) 不織布マスクは水洗いしないで乾燥しないとダメみたいです。 綿のミニハンカチは水洗いしても薄い緑色になりました。
不織布マスクを染色してみて
不織布マスクは洗剤で洗っても完全に防水加工は取れず、少し水をはじく状態なので、どうしても均一に染まらず少しムラになります。 洗剤で洗うと防水機能が落ちたりするので、ウイルスや花粉をカットするフィルター機能は低下する可能性があります。機能性重視の方は洗ったり染めたりせずに使った方が良いと思います。 食用色素緑と赤の場合は水洗いで落ちてしまうので、水で洗わずに乾燥しなければいけません。 きちんと色止めはできていないので夏場の汗ダラダラな時に使うのはちょっと勇気がいりますよね(;´∀`) コーヒー染めやダイロン染めの場合は色止めできるので、不織布マスクを染める場合はコーヒーやダイロンを使った方が良いかもしれません。 (色止めとは色素を線維にしっかりと定着させることで、色止めすると汗や水でぬれても色落ちしにくくなります。)
↑ マスクをダイロンという色素で染めてみました。 不織布マスクも薄い色に染まりました。
↑ マスクをコーヒー染めしてみまし。 不織布マスクも薄く色が付きました。
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