茄子を使って草木染めをしました。 綿のハンカチを使ってクエン酸、焼きミョウバン、銅、鉄など色々試してみました。 ピンクか紫に染めたいと思ったのですが実際に染めてみた結果は…
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なすの皮染めで用意するもの
・染める布 ・濃染剤または豆乳または牛乳 ・茄子の皮 ・クエン酸 ・媒染剤(焼きミョウバン・銅媒染・鉄媒染など) ・鍋 ・菜箸 ・ゴム手袋 ・バケツなどの容器 ※クエン酸は茄子の皮液をピンクにするために使います。茄子の煮汁は酸性になるとピンク色になります。ピンクの染液で綿を染めたら薄紫色に染まりました。 クエン酸を使わない場合は綿のハンカチはグレー系の色に染まります。クエン酸は媒染剤の代わりにも使えます。食用でも掃除用でもどちらでもOKです。
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染める布と濃染処理(下処理)について
使う布が綿や麻の場合は染まりにくいので濃染剤か豆乳(牛乳)が必要です。 濃染剤は布の表面をカチオン化(+電子を帯びるようにする)して色素が付きやすくします。 豆乳(牛乳)は線維にタンパク質を補い、色素が付きやすくします。 濃染処理か豆乳(牛乳)の下処理、どちらか片方だけ行います。 ポリエステルは濃染処理をしても染まらないので草木染めには使えません。 絹や毛などの動物性の線維はタンパク質が多いためよく染まります。 絹や毛は処理は必要ありません。
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媒染剤とは
媒染剤は色素と線維を化学反応でくっつける役割を果たします。 布を染液につけただけでは、洗うと色が落ちてしまうので 媒染剤の化学反応で色素を線維に定着させます。 媒染剤の働きは 色が落ちにくくなる【色止め効果】と 色が変わったり鮮やかになる【発色効果】の2つです。 媒染剤は金属や塩や酸が使われます。 金属の媒染剤で手に入りやすいのが焼きミョウバンです。 スーパーやドラッグストアなどで購入できます。
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金属以外では塩、酢、クエン酸などが使えますが、金属の媒染剤の方が色止め効果が高い気がします。(個人的な感想です。色素の種類によって違うかもしれません。) 鉄や銅の媒染剤は手作りも出来ますが少し時間がかかります。
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市販の媒染剤はすぐに使えるので便利です。
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草木染めで使う鍋や容器や道具は
金属の鍋や容器を使うと色素と化学反応を起こしてしてしまい、布が思った色に染まらないことがあります。 ステンレスは反応しにくいので使ってもOKです。 銅やアルミの鍋は避けた方が良いでしょう。
なすの皮染めのやり方
①下処理(濃染処理)
綿・麻を染める場合は濃染処理か下処理(豆乳or牛乳)のどちらかを行います。 絹や毛を染める場合はこの工程は必要ありません。 【豆乳(牛乳)を使った下処理】 豆乳(牛乳)を水で2倍に薄めて染めたい布を20~30分浸ける。 浸けた後乾燥させる 豆乳(牛乳)液の量は布全体はしっかりと浸るくらい作って下さい。 一度乾燥させるので前日にやっておいた方が良いかもしれません。 最後によ~く洗えばにおいは消えますが、牛乳は染めている間ずっとにおっているので、豆乳の方がにおいがソフトでおすすめです( ̄▽ ̄;) 【ディスポンを使った濃染処理】 お湯を沸かしてから10分程放置して少し冷まします。 お湯1Lに対してディスポン3~4mlを混ぜて布を20分程浸けます。 その後よく水洗いします。 乾燥させる必要はないので染める直前に行います。 においがないので私は豆乳(牛乳)よりもディスポンの方が好きです( ̄▽ ̄;)
②染液を作る
茄子の皮と水を鍋に入れて20分程煮て色を出します。 水の量は適当で…茄子が水に浸って20分煮ても干上がらないくらいでOK 最終的にはお湯を足して布全体が染液に浸る程度に調整します。 ピンクや紫に染めたい場合はここでクエン酸を入れます。 量は好みの色になるくらいです。 実際には染液と同じ色には染まりませんが( ̄▽ ̄;)
③染液につける
出来た染液に布を20~30分浸けます。
左がクエン酸なし、右がクエン酸を入れた染液です。
④媒染剤を作る
媒染液を作ります。 媒染液に浸けると色が変わります。 染液にクエン酸を入れて媒染も兼ねる場合は綿は紫系の色になります。 アルミ媒染(焼きミョウバン)、銅媒染、鉄媒染は綿のハンカチを染めたらグレー系の色になりました。 【クエン酸を媒染剤にする場合】 染液にクエン酸を入れて媒染も兼ねてしまうので④⑤の媒染の工程は省略します。 【アルミ媒染液の作り方】 お湯を沸かして焼きミョウバンを溶かします。 溶けにくいので熱いお湯を使って溶かしてください。 焼きミョウバンの分量は染める布の重さの10%くらいが目安です。 ですが、焼きミョウバンは溶けにくく、溶け残りが多いとムラになるので、 溶けるかどうかを優先した方が良いと思います。 大体10%くらいの分量を用意して、熱湯に少しずつ溶かしてみて、溶ける分だけ溶かして使います。 【銅媒染液の作り方】 市販の銅媒染液を溶かす 水でもお湯でもどちらでもできますが、お湯の方が反応が進みやすいのでいつもお湯を使っています。 市販の媒染剤は説明書通りに使ってください。 いつも私が使っている銅媒染剤は染める物の重さに対して5~10%の量を使います。 【鉄媒染液の作り方】 いつも私が使っている鉄媒染剤を使う方法です。 市販の鉄媒染剤を溶かす お湯でも水でもどちらでも良いですが、反応が進みやすいのでお湯を使っています。 使う量は説明書にしたがって下さい。 今回使った鉄媒染液は染める物の重さの20%使いました。
⑤媒染液につける
布を媒染液に20~30分浸けます。 ムラにならないように時々菜箸などでかき混ぜます。
⑥洗って色を見る
布を洗って色を見ます。 色が足りなければ③染液→⑤媒染液→③染液→⑤媒染液の順番で繰り返し浸けます。
⑦再度染液につける
最後に染液にもう一度5分程つけます。
⑧水洗いして乾燥
色が出なくなるまでよ~く水洗いしてから乾燥させます。 日光により退色を防ぐため陰干しします。
なすの皮染めの結果は…
①染液につけた後、焼きミョウバンで媒染
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②クエン酸を加えたピンクの染液に浸けた後、焼きミョウバンで媒染
③クエン酸を加えたピンクの染液に浸けた後、媒染なしで水洗いして乾燥(クエン酸が媒染剤の代わり)
せっかくクエン酸を入れて染液をピンクにしても媒染してしまうと色が変わってしまうようです。
クエン酸で染液をピンクにして媒染なし(クエン酸が媒染剤のかわり)にしたら綿のハンカチは薄紫色に染まりました。
④クエン酸なしのアルミ媒染(焼きミョウバン)(①と同じ)
⑤クエン酸なしの銅媒染
⑥クエン酸なしの鉄媒染
クエン酸なしのグレー系の色になりました。
①と④は同じ条件染めましたが、違う日に染めたのと、違うハンカチを使ったので色は微妙に変わりました。
同じ綿でも物によって染まり方が変わったり
同じ茄子でも品種や収穫時期によって色が変わったり
同じ条件で染めても同じ色にならないのが草木染めの面白いところですね。
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