レモンは実だけではなく皮にも栄養が豊富に含まれています。
皮に含まれる栄養はビタミン、カルシウム、ミネラル、ペクチン、リモネンetc
これだけ聞くだけでも体に良さそうですね。
できれば皮ごと食べたいなと思いますがまるごと食べる場合は農薬が心配です。
特に輸入レモンはツヤツヤワックスが輝いていて、いかにも悪いものが塗ってあるという感じ。
しっかり落とさなければ安心して食べらることが出来ません。
国産有機栽培のレモンを食べれば良いのですが
近所のスーパーにいつもあるわけではありません。
我が家の庭にもレモンの木もありますが
それも１年中実がなっているわけではありません。
輸入レモンしかない時に、より安全に皮ごと食べるための洗い方
ワックスや防カビ剤落とし方について書いてみます。
（国産レモンでも農薬を使っているものはしっかりと洗って食べた方が良いです）
レモンの洗い方
スーパーで売られているレモンやオレンジの表面がツヤツヤなのは、
ワックスが塗られているからで、ワックスには防腐剤が含まれていたりします。
とくに輸入の柑橘類にはほぼワックスが使われています。
農薬や防カビ剤を１００％取り除くことはできませんが、できるだけ落としてから食べたいですね。
レモンの防カビ剤やワックスを落とす洗い方４種類をご紹介します。
塩で洗う
レモンを軽く水洗いします。
その後、掌に粗塩をひとつかみ（量は適当で良いです）置き
少し濡らしてレモンに刷り込む感じでレモンの表面を塩でゴシゴシこすります。
1分くらいこすってよく水で洗ってください。
ワックスの艶がなくなって少しザラザラした感じになっていたらOK
食卓塩などでもできますが、粗塩の方が塩に粒に角がありワックスがよく落ちる気がします。
重曹で洗う
レモンが浸るくらいの水をボールに入れて、大さじ１くらいの重曹をとかす
レモンを１分ほどつけてからよく水洗いする
長時間つけておくとレモンの中から栄養分が流れ出てしまうのであまりつけすぎないようにしてください。
重曹は洗い流しますが、お掃除用ではなく食品用の物を使ってください。
食品用洗剤で洗う
スポンジに食品用の洗剤をつけてゴシゴシこすりよく洗い流す。
洗剤は残らないようによく洗い流してください。
食器用洗剤の中でも用途に【食品】と書いてあるものは使えます。
ヤシノミ洗剤は普通に食器を洗う洗剤ですが、野菜・食器と記載があるのでレモンを洗っても大丈夫です。
もちろん、洗った後はしっかりと洗剤を落とします。
食品に洗剤を使うのに抵抗がある場合は、塩や重曹を使うのが良いかもしれません。
煮こぼし
この方法は中の方までしみ込んでしまった農薬にも少しだけ効果があります。
鍋にレモンがかぶるくらいの水を入れて火にかけて沸騰させます。
レモンを入れて1分程待って取り出し、水道水できれいに洗い流します。
お湯に長くつけすぎると火が通ってしまうので1分くらいにしておいてください。
１回では心配なのでもう1回お湯に1分つけてよく洗います。
これでだいたい表面のワックスは溶けて、少しざらっとした感じになると思います。
１分くらいでは中まで火は通りませんが生で食べる場合
うちでは水道水で流した後に氷水に1分くらいつけて冷やています。
（気にならない場合、生で食べない場合はやらなくても良いと思います）
国産無農薬（有機栽培）の場合は洗わなくていい？
国産無農薬（有機栽培）の場合は軽く水で洗うだけで皮まで食べることができます。
農薬を使っていないレモンの場合は、皮がツヤツヤしていたり白い粉がついたりしているのは
レモンから分泌される天然の成分なので、食べても害はありません。
気になるようであれば、塩や食用洗剤や重曹で洗っても良いですが
うちではそのまま水洗いだけで食べてしまいます。
レモンの農薬が心配と言っても
レモンを栽培する時に使われた農薬は成長の段階で実の中に入ってしまいます。
中まで入ってしまった農薬をを取り除くことはほとんどできないので
手に入るようであれば国産無農薬のレモンを食べるのが一番良いですね。
まとめ
【レモンの表面のワックス・防カビ剤の落とし方】
①塩で洗う
②重曹で洗う
③食品用洗剤で洗う
④煮こぼしをする
今回はまるごと洗う方法をご紹介しましたが皮だけ調理する場合は
皮をむいてから皮だけ洗うようにしてもOKです。
皮だけ火を通して使う場合は皮だけ煮こぼしをするのが良いかと思います。
レモンでご紹介しましたが、オレンジなどの柑橘類に塗ってあるワックスも同じ方法で落とすことができます。
オレンジピールやマーマレードなど、ツヤツヤの柑橘類を皮ごと食べる場合も、皮までしっかり洗ってから調理してください。
