レモンは実だけでなく皮も栄養豊富です。
ビタミン、ミネラル、カルシウム
これだけ聞いただけでも、疲労回復や風邪予防、美容、に良さそうな気がしますよね。
その他サルベストロールQ40やリモネンなどの抗がん作用を持つ成分も含まれているそうです。
せっかくレモンを食べるなら皮まで食べたい♪
ということでレモンの皮までまるごと食べるレシピをご紹介します。
皮を食べるので調理前にはよく洗い、ワックスや農薬は極力落としておきましょう
レモンピールの作り方
【レモンピールの材料】
・レモンの皮 3個分
・レモン汁(あればレモン1個分)
・水 大さじ5~6杯
・砂糖 レモンの皮の重量の80% (皮が100gなら砂糖は80g)
・グラニュー糖 適量(ピールにまぶす用)
※ レモン汁はなければ入れなくても出来ますが、入れた方がレモンの風味が増して美味しいと思います。
【レモンピールの作り方】
1 レモンを洗う
2 レモンを4等分に切り包丁で皮をむき刻む
皮は厚くても薄くても好みで良いですが、ペラペラよりは厚めの方が歯ごたえがあって美味しいと思います。
3 鍋にレモンの皮と、皮がかぶるくらいの水を入れて煮立て、5分くらい煮たらお湯を捨てる
4 3をもう1~2回繰り返す
国産無農薬レモンの場合は繰り返さずに1回でOK
調理前に煮こぼしなどでしっかりとワックスを落としてある場合も繰り返さなくてOK
アクがでるので1回はやってください。
5 レモンの皮・水(大さじ5~6)・レモン汁・砂糖半分を入れて20~30程煮る
レモンの皮を柔らかくするためとレモンの皮に味をしみこませるために煮ます。
煮ている間にレモンのわたの部分が透明になってきます。
浸透圧の関係でここで砂糖を全量入れると味がしみ込みにくいそうですが
全量の砂糖を入れてしまうと液がドロドロして焦げやすくなり20分も煮込むのは大変です。
正確にはからなくても大丈夫ですが、大体半分くらいの砂糖を入れてください。
6 残りの砂糖を加えて煮詰める
7 レモンの皮につやが出て汁がトロトロになったら出来上がり
この段階で瓶につめても良いし、乾燥させてグラニュー糖をまぶしても美味しいです。
8 冷ましてからグラニュー糖をまぶしてクッキングペーパーに並べて乾燥させる
熱いうちにグラニュー糖をまぶすと溶けてしまい、砂糖がつきすぎたり砂糖でコーティングされた感じになります。
それでも美味しいですが、個人的にはグラニュー糖の粒が残っていた方がジャリジャリ感があって好きです。
半日とか一晩くらいで良い具合に乾燥します。
レモンピールは乾燥させずに食べても美味しいです。
我が家では乾燥する前の状態のつまみ食いで半分以上なくなります。
そして、乾燥途中にもつまみ食いされ、レモンピールがほとんど残っていなかったり( ̄▽ ̄;)
なので、乾燥させずに7の段階で瓶などにいれて保存しても良いです。
そのまま食べたり、料理やお菓子作りに使ったりできます。
7で出てくるレモンの香りのついた糖液も
料理やお菓子作りに使えるのでそのまま瓶なのに入れて保存しておいても便利です。
お湯や炭酸に溶かしてホットレモンやレモネードにしても美味しいです。
紅茶に入れると甘いレモンティーになります。
うちではレモンピールとレモンジャムを同時に作ることが多いので、
レモンジャムに混ぜてしまうことが多いです。
レモンのピールは少し苦みが強いですが、酸味と苦みが苦手な場合オレンジや金柑で作っても美味しくできます。
うちの次男は子供舌で苦いのもすっぱいのも苦手なのでレモンピールは食べませんが
金柑ピールは大好きです。
レモンよりも酸味も苦みも少なく優しい味になるので、子供には金柑ピールの方が良いかもしれません。
レモンの皮を使ったジャム
【レモンジャムの材料】
・レモンの皮 1個分 (お好みで入れても入れなくても、多くても少なくてもOK)
・レモンの実 3個分
・砂糖 使うレモンの実+皮と同じ重さ (だいたい150~200g・レモンの大きさによって変わる)
・ピールで残った砂糖液 ← あれば
※ レモンの皮はあってもなくてもどちらでも良いです。レモンの皮を入れると少し苦みが出ますが香りは良くなります。
【レモンジャムの作り方】
1 レモンを洗う (切った後そのまま煮込むのでワックスなどはきちんと落としておく)
2 レモン1個分の皮を薄くいて細い千切りに刻む(みじん切りでもOK)
食感が悪くなるので小さめにきざんだ方が良いと思います。
気になる方はピーラーでむいてきざむと細かくなるのでジャムになじみます。
すりおろすとさらに食感がなくなります。
マーマレードのような食感が好きな方は厚めにむいてください。
3 レモンを4等分に切り皮とわたを剥いて取り除く
この時出るレモンの皮は取っておいてレモンピールなどに使えます。
4 実の薄皮を剥いて分別
・刻んだ皮・・・一緒に煮てジャムにする
・残りの皮・・・捨てる or 冷凍しておいて料理の香りづけやピールに使う
・実・・・鍋で煮てジャムにする
・うす皮と種・・・ペクチンが豊富なので一緒に煮込む
・わた・・・廃棄
4 あとで取り出しやすいように種とうす皮をだしパックやお茶パックに入れる
うす皮と種はペクチンが豊富なので一緒に煮込んで後で取り出します。
ペクチンはとろみのもとです。
面倒な場合は皮と種を使わなくても普通にとろみのついたジャムができます。
わたにもペクチンが豊富に入っているそうなので、一緒に煮ても良いかもしれませんが
わたは苦みのもとなので少し抵抗がありうちでは使っていません。
苦みが出ると子供が食べてくれないので ( ̄▽ ̄;)
5 鍋にレモンの皮、レモンの実、種と薄皮のパック、砂糖を入れて火にかける
6 10~15分くらい煮込んだら種とうす皮のパックを取り出して出来上がり
出来立ては水っぽい感じがしますが冷めるととろみが出てきます。
ジャムとピールを一緒に作ると良い感じに材料が消費できます。
レモン4個使う場合は
ピール → 皮3個分・実1個分
ジャム → 皮1個分・実3個分・種と薄皮
という感じです。
レモンのはちみつ(砂糖)漬け
定番のレモンのはちみつ漬けです。
はちみつの代わりに砂糖を使って砂糖漬けにしても美味しいです。
そのまま食べても良いし、レモンティー、ホットレモン、レモンスカッシュ、レモンサワーなど使い方は色々です。
【レモンのはちみつ漬けの材料】
・レモン すきなだけ
・はちみつ (砂糖) 適量
【はちみつレモンの作り方】
1 瓶を煮沸消毒する
鍋にお湯を沸かして瓶を入れて、2~3分くらいぐつぐつ煮ます。
その後取り出して清潔な布巾やキッチンペーパーの上で乾かします。
2 レモンを洗う(皮ごと漬けるので表面のックスはしっかり落とす)
3 レモンを輪切りにする
4 レモンを瓶に入れてはちみつを注いで冷蔵庫で1週間くらい置く
2~3日でもおいしく食べられます。
砂糖を使う場合はレモンを砂糖を交互に入れていきます。
レモン→砂糖スプーン1杯→レモン→砂糖スプーン1杯 のように。
さっぱりレモン寒天の作り方
皮は器に使うだけなので、皮ごと食べるわけではないですが
見た目が可愛いのでお弁当のデザートに入れると喜ばれます。
ゼラチンを使っても出来ますが、うちではお弁当に入れることが多いのでいつも寒天で作っています。
(寒天の方が熱い場所でも溶けないので)
寒天や粉寒天の量は記載の分量を使うのが良いと思います。
この分量(↓)は切りやすいように少しかために作っています。
【レモン寒天の材料】
・レモン 1個 (皮は器・絞ったレモン汁を寒天に使う)
・粉寒天 4g
・砂糖 60g
・水 (レモン汁と合わせて400mlになる分量)
【レモン寒天の作り方】
1 レモンを洗う
2 レモンを縦半分に切りスプーンで果肉をくり抜く
3 果肉を絞りレモン果汁を絞る
4 果汁はかり【400ml-レモン果汁】の分量の水を用意する
5 鍋に水・砂糖・寒天を入れて沸騰させる
6 全部溶けたら火を止めてレモン汁を入れる
7 少し冷ましてから器に入れて冷蔵庫で冷やす
固まると少し小さくなるので、寒天液は上に盛り上がるくらいにたっぷり入れてください。
レモンの皮だけでは器が足りないので、余った寒天液は他の器でかためてください。
固まった後に切ると可愛いお弁当のデザートにぴったりです♪
すっぱいのが苦手なお子さんにはオレンジなどでも同じように作れます。
フルーツ缶を使って水の代わりに缶詰シロップを使うと、さらに子供好みの味になります(*^▽^*)
【フルーツ缶を使った寒天の材料】
・みかんの缶詰 1缶
・水 200ml
・粉寒天 4g
・砂糖 大さじ3~4 (お好みで)
缶詰シロップの量 = 水の量 で作るとちょうど良い味になります。
普段使っているみかん缶のシロップがだいたい200mlなので
缶詰シロップの量 + 水の量 = 400ml
に対いて寒天4gと砂糖大さじ3で作っています。
缶詰の大きさによって調節して作ってください。
【フルーツ缶を使った寒天の作り方】
1 器を用意
2 缶詰シロップの量を測って同じ量の水を用意
3 鍋に水を入れて加熱し粉寒天を溶かす
4 寒天液に砂糖を入れて溶かす
5 火をとめて缶詰シロップを入れて混ぜる
6 器に缶詰の実をいれてから寒天液を注ぎ冷ます
7 冷蔵庫で冷やす
まとめ
レモンのまるごとレシピでした。
健康に良さそうなレモンですが、酸味が強い分糖分もかなり使うので
食べすぎないようにほどほどにしておいてくださいね。
【レモンまるごとレシピ】
・レモンピール
・レモンジャム
・レモンのはちみつ(シロップ)漬け
・レモンゼリー