みかん
みかんの皮は陳皮(ちんぴ)と呼ばれ漢方薬の材料として使われます。
香りが良くビタミンCが豊富なみかんの皮を捨ててしまうのはもったいない!
みかんの皮の活用法色々をご紹介します。
簡単な方法もあるのでぜひ試してみてください。

みかんの皮をお風呂にいれて入浴剤のかわりに

ミカンの皮をお風呂に入れると美肌や保温や癒しの効果があると言われています。

確かにみかんの爽やかな香りには癒されますよね(≧▽≦)

生のままでも乾燥させてもどちらでも良いですが、我が家では半乾燥で入れています。

食べたミカンの皮を三角コーナー用のネットに入れてつるしておくと、次の日には半分乾燥しています。2~3日でカラカラに乾燥します。

乾燥させる、というよりは保存のためにネットに入れておくと勝手に乾燥しているので、そのままネットごとお風呂に入れてしまいます。

敏感肌の方は肌がピリピリしたり刺激を感じるかもしれません。そんな時はすぐに使用を中止して、シャワーでしっかり体を洗い流してください。

私は敏感肌ではないですが、子供たちがあそんでみかんネットを絞ったりしていたら肌がピリピリ痛くなりました( ̄▽ ̄;)

お風呂に入れたみかんの皮はあまり触らずにそっとしておいた方が良いかもしれません。

それと、肌トラブル防止の為にお風呂から出る時はシャワーで洗い流すようにしてください。

みかんの皮は生のまま使ってはダメ?乾燥させるメリットは?

みかんの皮
みかんの皮にはソラニンという成分が含まれています。

ソラニンは紫外線を吸収しやすく、肌に残っていると色素沈着を起こしやすくなるそうです。

色素沈着というのは簡単に言えばシミです。

美肌効果を期待してみかん風呂に入ったのにシミができてしまったら嫌ですよね。

ソラニンはみかんの皮をしっかり乾燥させると減るので、みかん風呂を作る時は乾燥させることが多いのかもしれません。


でも、ソラニンは水(お湯)で洗い流してしまえば肌には残りません。

生のみかんの皮をお風呂に入れても、出る際に洗い流せば問題ありません。

というわけで、みかん風呂に使うみかんの皮は生でも乾燥でもどちらでも良さそうです。


ただ、保存する場合は生のみかんはすぐにカビが生えてしまうので、乾燥させておいた方が良いと思います。

みかんの皮の乾燥のしかた

農薬やワックスがついていると嫌なのできれいに洗っておきます。

国産みかんはそれほど汚れてはいないと思いますが、心配な場合は重曹、塩、熱湯などを使うとより洗浄効果があります。

洗い方はレモンやオレンジの洗い方と同じです。

レモンの皮の洗い方~防カビ剤や農薬やワックスの落とし方

みかんの皮を天日干しで乾燥

カラカラに乾燥させたみかんの皮
洗ったみかんの皮をちぎって、天気の良い日に干しておくと2~3日でカラカラに乾燥します。

たまにひっくり返したりするとさらに早く乾燥します。

三角コーナーのネットなどに入れてエアコンの風が当たるところにつるしておいても2~3日で乾燥します。

みかんの皮を電子レンジで乾燥させる方法

急いで乾燥させたい場合は電子レンジ!

洗ってちぎったみかんの皮をレンジに1~2分かけると乾燥します。

やりすぎると焦げてしまうので、30秒ごとに様子を見てひっくり返したりするとムラなく出来上がります。

みかんの皮を掃除につかうには?

ミカンの皮にはクエン酸、ペクチン、リモネンなどが含まれています。これらの成分には汚れを落としたり、ツヤを出したりする効果があるため、ミカンの皮は掃除に使用するのもおすすめです。

【クエン酸】

酸性なので水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れに有効です。

【リモネン】

外皮(色が濃い部分)に多く含まれている精油成分です。

オレンジやレモンなど柑橘系の果実に多く含まれ、爽やかな香りのものです。

油を分解する効果があるので油汚れの掃除に適しています。

換気扇、コンロ、電子レンジなどキッチン周りの掃除に使うのがおすすめです。

油性ペンの落書きを消すこともできます。

ポリスチレンなどのプラスチック製品に付くと表面が溶けたようになることがあるので注意してください。

 【ペクチン】

 みかんの内側の白い部分や筋に含まれる成分です。

 コーティング作用があり磨いた部分のツヤを出してくれます。 

みかんの皮で電子レンジの掃除をする方法

電子レンジの汚れは食べ物の油が飛んだ汚れでなかなか落ちにくい汚れです。

電子レンジの掃除をする時は、生のみかんの皮を使います。

保存用にみかんの皮を乾燥させるついでに掃除をしても良いですね。

① みかんの皮をちぎって電子レンジにかける

みかんの皮から出た成分が水蒸気と一緒にレンジの内側にくっつくので油汚れが落ちやすくなります。

みかんの皮を乾燥させて保存する場合は30秒くらいずつ様子を見てください。

1~2分ほどで乾燥します。

消臭効果もありみかんの良い香りがつくので一石二鳥です。

② みかんの皮で電子レンジの内側をこする

みかんの皮を保存して違う用途に使う場合はこすらないで③へ

皮の外側(オレンジの部分)でこすると頑固な油汚れが落ちやすくなります。

皮の内側(白い部分)でこすると油汚れを吸い取ってくれます。

③ ぬらして絞った布巾で電子レンジの内側をふく

みかんの皮で油性マジックの落書きを消す方法

キャップが開いた油性マジック
小さな子供がいると、ちょっと目を離したすきにいたずらされることってありますよね。

家具などに油性マジックで落書きをされた時には泣きそうになります (´・ω・`)

そんな時はみかんの皮の外側(オレンジの部分)でマジックをこすると、インクが溶けて落書きが落ちます。

落書きをした素材がプラスチック製の時は、目立たないところで少しだけこすってみてください。

プラスチックは表面が溶けたり変質したりして、みかんの皮は使えない場合があります。

油性マジックが落ちるのはみかんの皮に含まれるリモネンの効果です。


リモネンはみかんだけでなく、オレンジやグレープフルーツ、レモンなどにも多く含まれます。

油性マジックの掃除ですが、何回か試してみた結果みかんよりもオレンジやレモンの方が早く落ちる気がします。(グレープフルーツは試してないのでわかりません。)

もしかしたら、みかんの品種とか収穫時期とか産地などによって違うのかもしれませんね。

みかん水を作って掃除に使う方法

掃除の時にクエン酸水や重曹水などを作ったことはありますか?

クエン酸水は水垢などのアルカリ性汚れに、重曹水は油汚れに高い効果があります。

同じような感じでみかん水を作って掃除に活用できます。

みかんの皮にはアルカリ汚れに強いクエン酸と油汚れに強いリモネンが入っているので、なかなか優秀な洗剤になります。

香りも良いので嫌いな掃除も少しだけ楽しくなります(*´▽`*)

スプレー容器に入れておく便利ですが、長期保存はできないので1~2週間で使い切るようにしてください。


キッチンではコンロ周りやIHのガラス板、シンクの水垢汚れなどに使っています。

コーティング効果もあるので洗面台の鏡もピカピカになります。

たたみやフローリングの艶だしにも使えますが、湿気にはあまり強くない素材なので、かたく絞った雑巾に少しだけシュッとスプレーして磨きます。磨いたあとはしっかりと乾燥させてください。

みかん水の作り方

①水400~500mlとみかんの皮4~5個をちぎって鍋に入れて火にかける

みかんの皮はお茶パックやネットなどに入れておくと後で取り出すのが楽です。

②15分程にたら冷ましてみかんの皮を取り出す

③スプレー容器などに入れる

みかんの皮の食べ方

みかんの皮は漢方薬になるくらいなので食べても良い効果がありそうです。

食べる場合は農薬やワックスが気になるのでしっかりと洗ってから調理してください。

国産みかんならそれほど気にしなくても良いかもしれませんが、心配な場合は塩や重曹を使って洗うと綺麗になります。

それでも心配な場合は煮こぼしまでやれば完璧です。

レモンの皮の洗い方~防カビ剤や農薬やワックスの落とし方

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ちなみに我が家ではみかんの皮は塩か重曹のどちらかでサッと洗って使っています。

みかんの皮を乾燥させて食べる

みかんの皮を乾燥させて食べる場合は、乾燥させる前にちぎるのではなく細切りにいておいた方が使いやすいと思います。

湿気があるとカビが発生しやすいので、保存する場合はしっかりと乾燥させてください。


乾燥させたみかんの皮は瓶などに入れて冷蔵庫にいれておくと保存できます。

お茶にしたりヨーグルトに入れたり

ホットケーキやクッキーなどお菓子を作るときに混ぜても美味しいです。

香りが良いので柚子の皮の代わりに使ったり、カレーの隠し味に入れたりもできます。

みかんの皮でお茶を作る

鍋にお湯を沸かして5分ほど乾燥させたみかんの皮を煮込みます。

お好みで蜂蜜や砂糖などを入れて、みかんの皮茶の出来上がり(*^▽^*)

みかんの爽やかな香りを楽しめます。

みかんの皮ピール

①皮を洗う

②千切りにする

③白い部分を削る

白い部分は苦いので苦手な場合は削ってください。

スプーンなどでガリガリ穴が開かない程度に削るときれいに取れます。

苦めのピールが好きな方は削らずにそのままで。

④重さを測って同量の砂糖と一緒に鍋で煮る

⑤水気がなくなったら火を止めてくっつかないようにクッキングシートへ並べて乾燥させる

一晩置いておくと良い感じに乾燥します。

急いでいる場合はオーブントースターで少しやくと早く乾燥します。

⑥最後にグラニュー糖とまずしてできあがり

みかんの皮ジャムの作り方

①みかんの皮を洗う

②みかんの皮を千切りにする

③白い部分を削る

白い部分は苦いので苦手な場合はスプーンなどで削って取り除いてください。

白い部分を入れた方がとろみがつくので、苦みが気にならなければそのままの方が良いと思います。

④みかんの皮の重さをはかり、みかんの皮の半量の砂糖と一緒に鍋で煮る

⑤煮詰まったら火を止めて冷ます


みかんの皮で草木染(みかん染め)

ミカンの皮を使って草木染めができます。

生のままでも乾燥でもどちらでもできます。

濃い色を出そうと思ったらある程度量が必要なので、乾燥させて貯めておいて量が集まったらミカン染めに使う感じが良いかもしれません。

ナチュラルな黄色に染まります。

まとめ

【みかんの皮の活用法】

お風呂に入れて入浴剤のかわりに使う

※生でも乾燥させてもどちらでもOK

※保存する場合はカビが発生しないように乾燥させる


掃除に使う

・電子レンジの油汚れと臭い消し

・みかん水で掃除をする
(コンロ・IH・シンク・鏡・畳・フローリングなど)

・油性マジックの落書き消し


みかんの皮を食べる

・乾燥させて食べる

・みかんの皮茶

・みかんピール

・みかんジャム


みかんの皮で草木染め



【みかんの皮の乾燥方法】

・天日干しで自然乾燥

・電子レンジ
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