銀杏の簡単な処理のしかたは?殻の割り方と薄皮の取り方も!

秋の味覚の銀杏は、公園などに行くとたくさん落ちていますが、臭いが強く処理も大変です。
ひろってきた銀杏はそのままでは食べることができませんが、ちゃんと処理するとおいしく食べることができます。
塩を振ってもよいですし、ご飯と一緒に炊いたり茶碗蒸しなどに入れてもおいしいですよね。
今回は、銀杏の簡単な処理方法と殻や薄皮の剥き方をご紹介します。

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銀杏の簡単な処理の仕方

そのままでは臭くて食べることの出来ない銀杏ですが、きちんと処理すればおいしく食べることができます。
処理の方法は、要するに果肉を取り除いて乾燥させるだけなのですが。
3つの方法をご紹介します。
銀杏の実は素手で触るとかぶれることがあるので、必ずゴム手袋をはめて行ってください。

1、水につけて果肉を柔らかくしてから取り除く方法
水につけてしばらく置いておくので、その間臭います。
果肉が柔らかくなるので、簡単に取り除けます。
(詳しい方法は後ほどご紹介します。)

2、すぐに果肉を取り除く
少しでも早く処理しして、臭いから解放されたい人向けです。
果肉がくっついているので、取るのは大変です。
(詳しい方法は後ほどご紹介します。)「

3、土に埋める
私の祖母が以前やていた、昔ながらの方法です。
うめる土地が必要なのと、時間がかかって、埋めたところがしばらく銀杏臭が消えないので、最近はあまりやらないのかもしれません。
土中のバクテリアが果肉を腐らせるので、簡単に取り除くことができます。
(詳しい方法は後ほどご紹介します。)

水につけて果肉を柔らかくしてから取り除く方法

用意するもの
ゴム手袋
バケツ

ざる

やり方

銀杏をバケツに入れて、かぶるくらいまで水を入れて1~2日おいておきます。
水につけている間に果肉が柔らかくなります。
つけている間も臭いは強いので、ご近所の迷惑にならないように気を付けましょう。
1~2日後、バケツの中で銀杏の実を揉んで果肉を取っていきます。
長靴をはいてバケツの中の銀杏を踏むようにしてもよく取れます。
ざるに入れて流水で果肉をよく落とします。
きれいに洗ったら、新聞紙の上に広げてよく乾燥させます。

すぐに果肉を取り除く

果肉を柔らかくする工程を省いてすぐに取り除きます。
ビニール袋やジップロックなどにいれて、果肉を揉んでつぶしていきます。
果肉がつぶれて取れてきたら、ざるに入れて流水で洗いながらきれいにします。
きれいになったら、新聞紙の上に広げてよく乾燥させます。

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土に埋める

たまねぎやミカンのネットに入れてしっかりと口をしばり、土の中にうめます。
土の中でバクテリアが果肉を腐らせて柔らかくしてくれます。
埋める期間は、その時埋めた土中の温度や湿度など、環境によって色々です。
以前祖母がやっていた時は、だいたい1週間~10日くらい埋めていたようです。
埋めている間も臭いはしますので、ご近所の迷惑にならないようご注意ください。
10日後くらいに掘り出して、ネットごと水洗いします。
ネットに入ったまま果肉を落としていきます。
最後にきれいに洗って、新聞紙の上に広げてよく乾燥させます。

銀杏の殻の割り方簡単な方法

乾燥させた銀杏は、殻を割らないと食べることはできません。
そのままでは殻が固いので、少しレンジで温めてから殻をむいていきます。
封筒に入れるか、クッキングシートできっちりと包みます。
レンジにかけると破裂するので、きっとりと口を閉じておいてください。
加熱時間はレンジのワット数や銀杏の量によりますが、我が家では500wで1分半くらい加熱します。
2~3回破裂音がしたら取り出します。
軍手をはめて、割れ目から殻をむいていきます。
割れてないものはペンチで割ってから殻を取り除きます。

銀杏の薄皮の取り方

殻を取り除いた銀杏は薄皮を取り除いてから調理します。
殻を取るときに一緒に剥けるようなら取ってしまいます。
取れない薄皮は、フライパンで炒るか、鍋でゆでるときれいに取れます。

フライパンで炒る

フライパンに薄く油をひき、弱火で加熱します。
殻を剥いた銀杏を入れて転がしていきます。
薄皮がパリパリになって取れていきます。

鍋でゆでる

鍋に銀杏とかぶるくらいの水を入れて加熱します。
おたまや泡だて器でグルグルかき混ぜると、薄皮がきれいに取れてきます。


※量が少ない場合は、火にかけなくてもぬるま湯に短時間浸しておくと、手でこするだけできれいに薄皮が取れます。

まとめ

銀杏の処理方法でした。
ここまでやっておけば、あとは冷蔵でも冷凍でも保存しておくことができます。
1週間くらいなら冷蔵庫で十分ですが、それ以上保存したい場合は、フリーザーパックなどに入れて冷凍保存しましょう。
使うときは、そのまま炊き込む、茶わん蒸しに入れる、ゆでる、などして食べるとおいしく食べることができます。
生から処理した銀杏は格別美味しいような気がします。
みなさんも秋の味覚、銀杏をぜひ楽しんでください。

処理方法
1、水につけて果肉をやわらかくする
2、そのまま果肉を取り除く
3、土中に埋める
殻の割り方
レンジで加熱後取り除く
破裂するのでしっかりと封筒やクッキングシートに包んで加熱する
2~3回破裂音がしたらレンジから取り出す
薄皮の取り方
1、フライパンで炒る
2、鍋でゆでる
3、ぬるま湯につける

銀杏は素手で触るとかぶれることがあるので、必ず手袋をはめて処理してください。
また、銀杏は食べ過ぎると中毒になることもあるようです。
小さなお子様は十分にご注意ください。

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