ゴールデンハムスター

子供がペットを飼うことはとても良いことだと思います。

ペットとのふれあいを通して、

命の大切さを学んでほしい

自分でお世話をして責任感を持ってほしい

優しい心をはぐくみたい

など親としては色々考えます。

しかし、ただ飼っているだけでは子供の情操教育にはなりません。

子供がどうやったら責任を持ってお世話ができるのか考えてみました。

飼う前の心構え実際にどんなお世話が必要なのか

子供にも勉強しておいてもらいましょう。

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子供がハムスターを飼いたいと言ったら?

子供がハムスターを飼いたいと言ったらどうしますか?

まずはいったん立ち止まって考えてみてください。

生き物を飼うには環境を整えなければ飼えません。

ハムスターを飼う環境と整えることができますか?


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そして、飼うことが決まったら

衝動買いなどはせず 生き物を飼う ということを子供と一緒に考えてほしいと思います。

毎日お世話ができるのか

最後まで可愛がりきちんとお別れができるのか

お世話とお別れの覚悟ができたら、子供と一緒にハムスターをお迎えする準備を楽しんでみてください。

息子が初めてハムスターを飼う時に我が家で行ったことを書いてみようと思います。

ハムスターを飼う時 小学生や幼児でもお世話できる?

我が家の長男が初めてハムスターを飼ったのは幼稚園の年長の時、6歳のお誕生日でした。

毎日のお世話も頑張ってやりました。

幼稚園児でもハムスターのお世話はできますが、

命の大切さが分からない子供にきちんとお世話をしてもらうためには色々と準備が必要です。

でも、これをやっておくと子供が自覚をもってお世話をしてくれるようになると思います。

ハムスターを飼う前に伝えておくこととお約束

幼稚園の子供に命の大切さを教えるのはとても大変ですが、毎日きちんとお世話をしてもらうためには

ハムスターを飼う前にきちんと話しておかなければいけないことがあります。

まずは伝えておきたいこと

1 これからハムスターの親になること

2 親がお世話をしなければハムスターが生きていけないこと

もちろん1回言っただけでは分からないので、飼い始めてからも何回も言い方を変えて伝えていくことになります。

そして、ハムスターを飼う前に細かいこお約束もしました。

ハムスターを飼う時のお約束

1 毎日お世話をする

トイレの掃除、エサと水の交換、は最低限毎日やらなければいけないことです。

時間を決めてハムスターが活動を始める夕方頃にやります。


2 お世話の前後には必ず石鹸で手をあらう

ハムスターは汚い、と人間は思うかもしれませんが、

ハムスターにしてみれば、人間のばい菌だらけの手で触られるのも健康によくありません。

お互いのために、お世話の前後には石鹸で手を洗いましょう。


3 1~2週間に1回床材の交換、1か月に1回大掃除をやる

これは大人が手伝わないと少し大変ですが、親が少し手伝うだけで、もちろん子供にやってもらいます。


4 ハムスターはベタベタ触られるのが苦手なので、あまり触りすぎない

基本単独行動のハムスターはベタベタ触られるのが苦手です。

遊ぶ時間は餌をあげる前後の30分くらいが良いでしょう。

それ以外はあまりさわらないお約束をしました。


5 最初の1週間は触ってはダメ

環境が変わって警戒してるハムスターにムリに触ると、人間嫌いになってしまいます。

そのため、最初の1週間はほとんど触れません。


6 ハムスターは夜行性 昼間は無理に起こさない

ハムスターは夜行性で夜に活動をします。

人間とは逆の生活をしているので、昼間遊ぶことはできません。

昼間はなるべく静かにして、起こしたり驚かせたりしないようにしましょう。

日中無理やり起こすとストレスがたまるので、遊べる時間は夕方以降になります。


7 噛まれても怒らない?

ハムスターは臆病です。

慣れはしますが必要以上に懐かず、びっくりするとすぐに噛みます。

野生のネズミとかではないので噛まれても消毒をしておけば大丈夫ですが、

「ハムスター怖がりだから、ちょっとのことでびっくりして噛んじゃうかもしれないけれど、怖がっているだけだから許してあげようね。」

という話は事前にしておいた方が良いかもしれません。

ハムスターからしたら噛む理由があって噛むわけですが、子供にはそんな理由はわからないので( ̄▽ ̄;)

触るときは驚かせないように、声をかけながら手を見せてそーっと近づけるのが良いです。

子供の指は小さくて餌と間違えらるので、顔には触れないようにするのが安全です。


8 最後まで大切に育てて見送ってあげよう

ハムスターの寿命は2~3年です。

大切に育てても数年でお別れすることになります。

最後まできちんとお世話をすること、数年でお別れすること、は伝えておいた方が良いと思います。

ハムスターを飼うことが決まったらやること

1 飼育本を1冊一緒に読む

時間がかかっても良いので、1冊読んでほしいと思います。

漢字が多いと子供には読めないので、我が家では親子で一緒に読みました。

病気について、などは難しいのでとばして、ハムスターの生態と飼い方についてだけ読みました。

毎日お世話をすることに比べれば、本を読むくらい簡単です。

小さな命を育てるわけですから、これくらい読めないようであれば、

ハムスターを飼うのはもう少し子供が成長してからの方が良いかもしれません。

親任せではなく、子供が自分でお世話ができるように勉強してほしいと思います。


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2 必要な道具を書き出す

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ハムスターの飼育書を読みながら、必要なものを子供に書き出してもらいます。

どんなケージにするか、どんな餌を与えるか、子供自身に考えてもらいました。

ハムスターをお迎えする1週間前に、ケージなどの飼育用品は子供と一緒に買いにいきました。

ハムスターが来るまでの間、空のケージを見ながらワクワクして待つのも 楽しいかもしれません( ´艸`)

※回し車はハムスターの大きさによってサイズが違うので、購入するハムスターの種類が決まるまでは購入しないでください。 ハムスター購入時に一緒に購入してもよいかもしれません。

(我が家では購入前からゴールデンを飼うと決めていたので、大きめの回し車を用意しました。)


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3 必要な世話を書き出す

毎日どんなお世話が必要か、定期的にするお世話は何か、

これも子供自身に考えて書き出してもらいました。

もし家族でお世話をする場合は、分担も決めておいた方が、子供も責任を持ってお世話をしてくれます。


4 どんなハムスターが良いのか、一応考えておく

ハムスターにも色々な種類があります。

実際にはペットショップに行ってみないと分かりませんが、

飼育本を見てだいたいの種類くらいは決めておくのが良いと思います。

個人的には、おだやかで懐っこいゴールデンがおすすめですが、

ゴールデンの中にも激しい子もいるので、実際に見てみないと分からないですね( ̄▽ ̄;)

(個人的な感想ですが、ゴールデンの男の子が穏やかで怒らない子が多い気がします。)

ハムスターを飼い始めたら?

ハムスターを飼い始めたら、子供がお約束を守って毎日のお世話ができるように、親が声をかけましょう。


ハムスターを飼う時のお約束

1 毎日お世話をする

2 お世話の前後は石鹸で手を洗う

3 1~2週間に1回床材の交換、1か月に1回大掃除も忘れずに

4 あまり触りすぎない

5 最初の1週間は触ってはダメ

6 昼間は起こさない

7 噛まれても怒らない

8 最後まで大切に育ててお別れをする


子供はさぼるつもりがなくても、水換えやお掃除を忘れてしまうことがあります。

そんな時は怒らずに声をかけるしかないのかな、と思います。

毎日言うのが大変な場合は、携帯のアラームやリマインダーをかけると少し楽になります。

最近我が家では、アレクサが教えてくれます。

決まった時間になると

『ピンポン♪ハムスターはごはんの時間、のリマインダーです。』

と教えてくれます。

これだけで親はかなり楽になりました(≧▽≦)

子供が世話をしない時はどうする?

ハムスターは好きでも、やはりお世話が面倒になってしまうこともあります。

親である私でも疲れている時は

「今日は夕ご飯つくるのめんどいな…」

なんて思うこともありますので、気持ちはよくわかります。

だからといってご飯を作らない訳にはいかないとと一緒で、ハムスターのお世話もお休みできません。

そんな時はハムスターを人間に置き換えたり、情に訴えたりして責任を思い出してもらいます。

具体的には

「ハムスターのお父さん(お母さん)になったんだからちゃんとお世話しようね。」

「うちでもお父さんやお母さんがさぼっていたら大変でしょ。」

「お父さんになるのは大変だね。でも頑張ろうね。」

「○○くんがお世話しなかったら、ハムスター悲しいよ。お腹空かせているよ、きっと。」

そして、お世話をさぼるということがどういうことなのか自分におきかえて考えてもらいます。

などなど

餌をあげない時は

「今日はめんどくさいからお母さんご飯作るのやめた~。1日くらい食べなくてもいいよね。」

ってお母さんが言ったらどう思う?

水を換えない時は

「今日はめんどくさいから水筒の中身は昨日のままでいいよね。」

ってお母さんが言ってもいい?

ケージの掃除をしないときは

「おかあさんがお風呂掃除しないとか、ゴミを捨てないとか、家の中が臭くなっちゃうよ。」

「おかあさんもさぼっていい?」


人間に置き換えて具体的に言うとしっくりくるようで、嫌々ながらもお世話はきちんとやってくれています。

ちなみに我が家では私は生き物嫌いで通っています。

ハムスターを飼う時に

「ハムスターは見ているととっても可愛いけれど、触るのは怖いからお世話は子供たちでお願いします。」

と言って以来動物嫌いだと思われています。

ハムスターやインコの写真を撮りまくり、朝は「おはよう」の前にまずペットたちの温度計を確認している私が動物嫌いっって(≧▽≦)

全く説得力ありませんが( ̄▽ ̄;)

子供たちがどう思っているかわかりませんが、

ハムスターを抱っこして「可愛いよ♪写真とる?」と見せに来るだけで

お世話に関しては私の手を煩わせることはありません。

もちろん、子供たちの体調が悪い時はきちんと私がペットたちのお世話はしています。

子供がハムスターのお世話をしないとき、親にやってほしくない3つの対応は

1 子供に怒ってペットの世話をさせる


2 親が黙ってペットの世話をする


3 そのまま放置


私もついつい怒ってしまうこともありますが、

せっかく自分で飼うと決めて、一生懸命調べて準備をしたわけですから

「親に怒られるから仕方なく…」ではなく

「僕(私)のペットだからお世話もちゃんとやる!」

と自分で決めてお世話をしてほしいな、と思います。

もちろん「面倒だな~やりたくないな~」と思うことがあっても良いと思います。

『それでもお世話をしなければいけない』のが『生き物を飼う』ということです。

「嫌だな」と思いながらも『ちいさな命を大切にする』ことは子供の成長につながるのかな、と思っています。

3のそのまま放置はペットが死んでしまうので絶対にやめてください。

これは大人とか子供とかの問題ではなく人としてどうかと思いますので。

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