赤くて酸っぱくて甘い香りのハイビスカスティー、そのまま飲んでも美味しいですがストレートティー以外にも色々な楽しみ方があります。
ビタミン、クエン酸、アントシアニンが豊富なので、疲労回復や眼精疲労の緩和、美容にも良さそうです。
ハイビスカスティーって?
ハイビスカスというとハワイのイメージですが
ハイビスカスティーに使われているのはローゼルという植物です。
ハイビスカスと同じあおい科フヨウ属の植物で学名がHibiscus sabdariffa (ハイビスカス サブダリファ)
というわけでローゼルを乾燥させたものがハイビスカスティーと呼ばれています。
ハイビスカスティーの味と香りは?
クエン酸やリンゴ酸などが豊富に含まれているため、味は酸味が強い
香りは花の華やかな香りがしますが、ほのかに香る感じでブレンドしてしまうと他のハーブの香りに負けてしまうこともあります。
綺麗なピンク~赤い色をしたお茶なので、色をつける用途で使うこともできます。
ハイビスカスティーの入れ方
ティーポットやティーポットに適量茶葉を入れ
お湯を注いだら5~10分ほど蒸らします。
そして、茶こしで茶葉を取り除けばハイビスカスティーの完成です。
茶葉によって違いますが、ストレートで(ブレンドしないで)飲む場合
ティースプーン1~2杯でティーカップ1杯くらいです。
酸味が強いので最初は少な目から試してみた方が良いかもしれません。
はちみつなどを入れても美味しく飲めます。
飲みづらい場合は、ペパーミントやレモングラスなど相性のよいハーブとブレンドして飲むのがおすすめです。
ハイビスカスティーの効能と副作用
ハイビスカスティーには、ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸、カリウム、アントシアニン、ポリフェノール、アミノ酸と言った成分が含まれています。
ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸が豊富なので疲労回復や美容効果の高いお茶です。
ハイビスカスティーの赤い色はアントシアニンと呼ばれるポリフェノールの1種で、眼精疲労の緩和の効能があります。
ハイビスカスティーにはカフェインがほとんど含まれていないので年齢を問わず飲むことができます。
1日の目安量というものは特になく副作用も少ないと言われていますが
パッケージに1日の服用目安が書かれている場合はこそれに従って飲むようにしてください。
ハーブは古くから効果を認められて飲まれ続けていますが、効能については解明されていない部分もあります。
ハーブティーは薬ではありませんが、人の体に何かしらの変化を与える可能性もあります。
私自身は妊娠中もハイビスカスティーを愛飲し特に問題はありませんでしたが
妊娠中の方、持病がある方は主治医に相談してから飲むようにしてください。
健康な場合でも常識を超える程の飲みすぎには注意してください。
ハイビスカスティーのレシピ ストレートティー以外のアレンジ
そのままストレートティーで飲んでも美味しく飲めます。
ブレンドする場合一番よく見かけるのがローズヒップブレンドです。
ローズヒップもビタミンCが豊富で美容に良いハーブと言われています。
ペパーミントやレモングラスなどとブレンドしても美味しいですよ。
香りはそれほど強くないのでどんなハーブと合わせても
酸味さえ気にならなければ美味しく飲めると思います。
はちみつや砂糖、レモンを入れても美味しいです。
もともと酸味の強いお茶なので、レモンは香りづけ程度の量で十分です。
ストレートティーで華やかな香りを楽しんだり
レモン代わりの酸味を楽しんだり
綺麗な赤色を楽しんだり
ハイビスカスティーは色々な楽しみ方ができます。
ハイビスカススカッシュ
・ハイビスカスティー
・シロップ(はちみつ)
・炭酸水
・氷
ハイビスカスカルピス
・ハイビスカスティー(冷やしておく)
・カルピス
・氷
ハイビスカスゼリー
・ハビスカス
・砂糖45g
・アガー10g
・熱湯250cc
・水250cc
ハイビスカス入りフルーツ寒天
・ハイビスカスティー
・フルーツ缶(大きめのもの)
・砂糖大さじ3
・粉寒天4g(小さじ2)
・水
鍋にお湯200mlを沸かしてハイビスカスティーを作る(ハーブは取り除く)
砂糖と粉寒天を加えて溶かす
鍋の火を止めて、フルーツ缶のシロップと水を合わせて200mlにして加える
器にフルーツの実を入れて作った寒天液を流し込む
冷やして出来上がり
ピンクのごはん
ごはんを炊く時に炊飯器にハイビスカスティーを入れるとピンクのごはんができます。
ハイビスカスは色が濃くでるので出がらしでもOK
水の色が赤くなれば色がつきます。
ハイビスカスティーが気になる場合はお湯入れたハイビスカスティーで炊いても良いです。
うちではキャラ弁用のピンクのごはん
花びらが入っていると邪魔なので、あらかじめ煮出したハイビスカスティーでごはんを炊きます。
沢庵風だいこんの漬物
砂糖・塩・酢に2日ほどジップロックにいれてつけておきます。
きれいなピンクの漬物ができます。
(黄色は乾燥クチナシの実で色付けしました)
【沢庵風大根の漬物の材料】
・大根 好きなだけ (皮をむいて小さめに切る)
・酢 大さじ1強
・塩 大さじ1
・砂糖 大さじ8
・ハイビスカスティー ひとつまみ
材料を全部ジップロックに入れて2~3日冷蔵庫で保存します。
最初は砂糖が溶けませんが、数時間で大根から汁がでて砂糖が溶けます。
たまにひっくり返したりすると均一に味が染みます。
大きく切ると中心部までピンクにはならないので、中まで色を付けたい場合は切ってから漬けた方が良いです。
写真は漬け込み2日目の様子
このレシピは少し甘めの味付けです。
調味料の分量はお好みで調節してみてください。
沢庵風は和の漬物ですが、マリネに使っても玉ねぎがピンクに染まったりします。
草木染めのハイビスカス染め
草木染めのやり方は色々ですが、
グレー、スモークピンク、薄ピンク、紫ピンクなどの色に染まります。
色素としてはアントシアニンの一種なので、バタフライピーやぶどうと同じかなと思いますが、
バタフライピー染めやブドウ染めとは違う色に染まるので面白いですね。
ハイビスカスティーの出がらしは使える?
ハイビスカスティーは1杯飲んだ後の出がらしでも色がでます。
ごはんやマリネや漬物にちょっと色を付けたいだけなら出がらしでも十分です。
その他入浴剤の代わりにお風呂に入れても楽しいかもしれません。
草木染めに使う場合は濃い染液が必要なので、出がらしではなく新しいものを使ってください。
まとめ
【ハイビスカスティって?】
ハイビスカスティーはローゼルという植物の花(主にがくの部分)を乾燥させたもの
【ハイビスカスティーの味は?】
ハイビスカスティーは赤い色のきれいなお茶で
酸味が強く酸っぱい味で甘い花の香がするお茶
【ハイビスカスティーの入れ方】
ティースプーン2~3杯のハイビスカスティーをティーポットに入れて
お湯を注いだらフタをして5~10分蒸らす
ハーブが多いと酸っぱくなるので注意
【ハイビスカスティーの効能】
ビタミンC、クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸などが豊富で
疲労回復や美容に良いお茶と言われている
ハイビスカスティーの赤はアントシアニンというポリフェノールの一種で眼精疲労に効果があるとされている
【ハイビスカスティーのアレンジレシピ】
・ストレートハイビスカスティー
レモンやはちみつを入れても美味しい
・ブレンドティー
ローズヒップとブレンドするのが一般的
・ハイビスカススカッシュ
・ハイビスカスカルピス
・ハイビスカスゼリー
・ハイビスカスライス(ピンクのごはん)
・漬物やマリネの色付けに
レシピではありませんが、草木染めに使ってもきれいな色がでます。