ウーパールーパー

ウーパールーパーの寿命は7年~10年と言われ、長いと20年生きた記録もあります。

でも、ペットのウーパールーパーは長生きできないことが多いのはなぜでしょうか?

ウーパールーパーもきちんとした環境で飼育すれば長生きしてくれます。

ウーパールーパーの寿命について、長生きのコツについて書いてみます。

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ウーパールーパーの寿命は

ウーパールーパーは正式名称メキシコサラマンダー(スペイン語ではアホロートル)

サンショウウオの仲間です。

幼体成熟と言い、幼生のまま大きくなります。

おたまじゃくしのままカエルにならずに大きくなる感じでしょうか。

そのため再生能力が高く失った手足を再生することもできます。


ウーパールーパーの寿命は7年~10年と言われています。

長いと水族館で20年以上生きた記録があり、環境次第では長生きしてくれそうです。


そんなウーパールーパーですが

ペットとして飼われているウーパールーパーはきちんとした環境で飼育できずに3~4年で亡くなってしまうことが多いと思います。

長生きできない理由は

ウーパールーパーが亡くなってしまう主な原因は

水質悪化、高水温、怪我、誤飲、餌の問題などが考えられます。

水質悪化

ろ過能力が足りないとアンモニアや硝酸塩が溜まってしまいます。

アンモニアは毒なのでアンモニア濃度の高い水では生きていくことはできません。


ろ過バクテリアによってアンモニアは分解され毒性の弱い硝酸塩になりますが、

硝酸塩も無害というわけではありません。

長年硝酸塩濃度の高い水で生活していると、少しずつダメージを受けて長生きはできません。


水質が悪化すると病気のリスクが高くなります。

水カビ病など、ろ過不足による水質悪化で病気になることがあります。

高水温のダメージ

ウーパールーパーの適温は10℃~20℃です。

ウーパールーパーの生息地は年間を通して涼しい湖で

低水温には比較的強いですが、25℃以上の高水温ではすぐに弱ってしまいます。

餌の問題

ウーパールーパーは消化能力があまり高くないので

餌を与えすぎると消化不良で体調を崩すことがあります。


人工飼料を食べ過ぎはぷかぷか病の原因になります。


賞味期限切れの古いエサでもお腹を壊します。

怪我

ウーパールーパーの皮膚は弱いので、角があるものを水槽に入れるとぶつかって傷つくことがあります。

ウーパールーパーは再生能力が高いので、傷ついても治りますが、

水が汚いと細菌に感染することもあるので水質保持は大切です。


視力も弱いので複数飼育をしていると誤って仲間に噛みつき怪我をさせてしまうことがあります。

誤飲

ウーパールーパーは視力が弱いので餌でないものを誤って食べてしまうことがあります。

フンと一緒に出れば問題ありませんが、つまってしまうと危険です。

長生きのコツ

水質を良くする

汚い水が苦手なウーパールーパーは水質悪化で病気になったり弱ったりします。

水質悪化を防ぐことで水カビ病などの予防になります。


きれいな水を保つために大切なのがろ過装置と水換えです。


また、食べ残しやフンを見つけたらすぐに取り除くようにすると水が汚れにくくなります。


水質というのは目に見える濁りやゴミだけでなく、

排泄物から出る有害な物質が少ないことが大切です。

具体的にはアンモニアや硝酸塩の濃度です。

能力の高いろ過装置と頻繁な水換えで水質は保てるはずですが、

心配な場合はたまに試験紙などで調べてみると安心です。




ウーパールーパーのろ過装置(フィルター)について

高水温を避ける

高水温が苦手なウーパールーパーは水温が上がると弱ってしまいます。

気温が30℃を超える日本の気候はウーパールーパーには向いていません。


エアコンや水槽用ヒーターなどで温度管理が必要です。

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水温は高くても25度以下、できれば20度以下に抑えるのが理想です。




ウーパールーパーの適温と温度管理

えさ

ウーパールーパーは消化能力があまり高くないので

あげすぎるよりは少なめの方が良いです。

与え方は色々ありますが、個人的には1日1回

1時間くらいで食べきれる量を毎日与えるのが、体調管理しやすいかと思います。


人工飼料の食べ過ぎはプカプカ病の原因になります。

人工飼料だけでなく冷凍餌や乾燥餌を合わせてあげるのが良いでしょう。


古いエサはお腹を壊す危険があるので与えないでください。


ウーパールーパーは何を食べる?餌の種類と与え方、食べない時の対処法

誤飲と怪我

視力が弱いので餌と間違えて色々誤飲することがあります。

飲み込みそうなものは水槽に入れないでください。

ビー玉などもウーパールーパーのサイズが大きくなると危険です。


底砂を使う場合は誤飲しても詰まらないように小さなものを

そして皮膚を傷つけないように角のない丸いものを使ってください。


ウーパールーパーは多頭飼育には向きません。

視力が弱く動くものに噛みつく習性があるので

仲間を餌と間違えて噛み付いてしまうこともあります。

最後に水質と水温について

ウーパールーパーの長生きのコツについて色々と書きましたが


一番大切なのは水質と水温です。


もちろん、他にも気を付けることはありますが、この2つが基本になります。


ウーパールーパーは再生能力が高いので怪我をしても

体力があり細菌に感染しなければ割とすぐに治ります。

多少体調を崩しても体力があれば治ります。


回復するための体力を保つために綺麗な水と低温水が必要です。

そして水が汚ければカビなどが発生し感染のリスクが高くなります。

命に係わる事態になったときに必要な抵抗力や基本的な体力を

じわじわと奪ってしまうのが汚れた水と高温水です。


水質も水温も目には見えないので分かりずらいのでおろそかにしがちですが


水温計で水温を測り、ヒーターやエアコンで管理


ろ過装置は十分な能力のものを使い水換えは頻繁に


これを心がけてウーパールーパーには長生きしてもらいましょう。

まとめ

【ウーパールーパーの寿命は?】

7年~10年くらい

最長20年生きた記録もある


【ウーパールーパーの長生きのコツ】


水質管理

ろ過装置と水換えできれいな水を保つ

食べ残しやフンは見つけ次第取り除く


水温

高温にならないようにエアコンや水槽用クーラーを使う


怪我、誤飲の防止

尖ったものは水槽に入れない

飲み込みそうなものは水槽に入れない

底砂は誤飲してもフンと一緒に出るくらいのサイズにする


古いエサは与えない

特に人工飼料の食べ過ぎには注意


ウーパールーパーの飼い方【まとめ】


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