ハムスターのケージの選び方 ケージの種類と特徴 メリット・デメリット

ハムスターのケージを選ぶとき どんなことを重視しますか?
デザイン?
カスタマイズのしやすさ?
通気性?
お世話や掃除のしやすさ?
こだわりは人それぞれだと思います。
ハムスターを長く飼っていると
「おすすめのケージは?」
なんて聞かれることがありますが、飼い主さんが何にこだわるかによって選ぶケージは違ってきます。
なので ハムスターのケージの種類と特徴 メリットとデメリットについて書いてみます。

スポンサーリンク

ハムスターのケージの選び方

ハムスターのケージを選ぶ時 何を基準に選べばよいのでしょうか?

1 安全性

2 広さ

3 通気性と気密性(保温性)

4 ケージの透明度(観察しやすさ)

5 出入口の場所(お世話を横からするか上からするか)

6 掃除のしやすさ

7 カスタマイズのしやすさ

8 デザイン

9 値段

などのポイントついてそれぞれ比べていきたいと思います。

ケージの種類と特徴 メリットとデメリットのお話の前に9つのポイントについて説明させてください。



 安全性って? 

広さが十分で安全であれば素材はどのタイプでも良いと思います。

ハムスターが怪我をしないですごせるようにケージを選ぶ時には一番に考えなければいけません。


 広さって? 

ハムスターの種類によってサイズが違うので当然ケージのサイズも違ってきます。

ゴールデンのような大型ハムスターは床面積60cm×45cm

ジャンガリアンなどの小型のハムスターは床面積45cm×30cm

くらいの大きさが理想です。



 通気性と気密性(保温性)って? 

通気性が悪いと湿気がこもり床材や餌の食べ残しが傷んだりカビが発生したりします。

通気性が良すぎると冬にケージを暖めるのが大変です。

そもそも呼吸しなければ生きていけないので 密閉空間では飼うことはできません。

ある程度の通気性の良さは必要ですが、冬あたたかくするために適度な気密性も必要です。



 ケージの透明度(観察しやすさ)って? 

ケージが透明でないと外から可愛いハムスターの姿が見えにくくなります。

逆に透明だとハムスターの表情までよーく見えて癒されます。

透明なら写真や動画もきれいに撮れます。



 出入口の場所って? 

出入口が上の場合、お世話は上から手を入れてやります。

ハムスターは捕食される側の生き物なので、上から来る手を嫌がり警戒します。

なので、ハムスターと早く仲良くなりたい場合は

横に出入口があるケージの方が警戒されにくいと思います。

時間をかければ慣れて怖がらなくなるので、出入り口が上でも全く問題はありませんが。



 掃除のしやすさって? 

これも出入口の場所によって上から掃除をするか横から掃除をするか の問題です。

あと、1~2か月に1回は大掃除をしてケージを丸洗いした方がよいのですが

重くて持てないようなケージだと丸洗いはかなり大変です。



 カスタマイズのしやすさって? 

市販のプラスチックケージには回し車や給水ボトルなどがセットになっているものもあります。

ハムスターパイプを取り付ける穴があり2つのケージをトンネルでつなげたり

1つのケージを中央で仕切ったり

便利な用品がそろっているので、初めてでもケージを好きなようにアレンジできます。

逆に、カスタマイズはしにくいけれど一番シンプルな水槽ケージで自分好みの用品をそろえたい

など飼い主さんの好みに合わせて選べます。

衣装ケースで自分でケージを作ってみても楽しいと思います。


 デザインって? 

市販のプラスチックケージは

2階建てだったり カラフルだったり 可愛いものが色々あります。

シンプルな水槽ケージも素敵ですし

デザインも飼い主さんのお好みで選び放題です♪

ハムスター用ケージ 種類別のメリットとデメリット

ハムスターのケージには色々な種類があります。

金網ケージ
プラスチックケージ
ガラス製ケージ
水槽
衣装ケース


それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

ハムスターケージ 金網タイプ

私が子どもの頃は金網ケージで飼われていることが多かったような気がします。


メリット

通気性が良い (湿気や熱気はこもらない)

比較的安価

回し車や給水器がセットで売られている



デメリット

保温性はない

ケージのまわりが汚れる

事故の危険




金網ケージは通気性が良く夏は涼しいかもしれませんが

保温性が全くないので冬の保温は大変です。

金網の間から床材や餌などが飛び散ることがあり、ケージ周辺の掃除が大変です。

何より事故が多いので金網ケージはおすすめしません。

というかできればやめてほしいな と思います。

ハムスターは上るのが好きなので金網を伝って登りますが、降りるのが下手なので落ちると危険です。

スポンサーリンク

足や手が挟まってしまうと骨折したり、挟んだまま飼い主が気づかないとそのまま亡くなっててしまうこともあります。

また、ハムスターは歯の手入れのためにかじり木などを齧りますが、金網は噛むのには硬すぎて歯が曲がったり折れたりすることがあります。
歯がダメになるとエサを食べることができないので寿命を縮めることになります。


 金網ケージは一番大切な安全性が保障できないので、ハムスターの飼育には向きません。 

ハムスターケージ プラスチック(アクリル)

メリット

初心者でも簡単に飼い始められる

適度な通気性と保温性

出入口が横にあるものが多い

透明なケージが多く観察しやすい

軽くて掃除がしやすい

デザインも色々でカスタマイズしやすい



市販のケージは回し車のなどの付属品がセットになっっているものもあり

初心者でもすぐに飼い始めることが出来て便利です。

附属の用品も取り付けるところが用意されているため

『どうやって回し車を取り付けよう』

なんて悩む必要がありません。

出入口が横にあるものが多く、ふれあいがしやすいように作られています。

軽くて掃除がしやすくデザインも色々ですが、2階建てタイプは落ちてもけがをしない高さかどうか気をつけてください。
(落ちても怪我をしないように下に床材を厚めに敷いておくという対策もあります)

また、ケージを上下に重ねてパイプでつなぐのも、パイプの上り下りの時に危険なのでやめた方が良いと思います。



プラスチックとアクリルって違うの?

市販のプラスチックケージの原材料はプラスチックとかアクリルとか書いてありますが、アクリルはプラスチックの一種です。

プラスチックは合成樹脂全般を指しアクリル・ペット(ペットボトルの素材)・塩ビ(塩化ビニール)・ポリプロピレンなどがあります。

ハムスターケージ ガラス製

メリット

初心者でもすぐに飼い始められる

適度な通気性と保温性

出入口が横にある

透明で中が観察しやすい

デザインも色々でカスタマイズしやすい



デメリット

プラスチック製よりも重い

割れやすい



回し車や給水ボトルがついたセットもあり初心者でもすぐに飼い始められます。

アクリルよりも透明感があり中が良く見えます。(写真もきれいに撮れます)

出入口は横にありふれあいやしやすい作りになっています。

プラスチック製よりも重く大掃除は大変です。

ハムスターケージ 水槽(ガラス・アクリル)

メリット

安全性が高い

保温性が高く冬暖かい

重くて気密性が高いのでケージが揺れにくく比較的静か

ガラス製は透明度が高く観察しやすい(きれいな写真が撮れる)



デメリット

通気性が悪く、湿気やにおいがこもる

出入口が上にある(上から手を入れてお世話をする)

ガラス製の水槽は重い
(アクリル水槽ならそんなに重くない)

ガラス製は割れやすい

回し車などを取り付ける所がないので自分で考えなければいけない

フタをどうするか考えなければいけない

値段が高い



冬は暖かいですが、通気性が悪いので湿気やにおいはこもります。

上からお世話をするためハムスターに警戒されやすいです。

回し車や給水器はどうやってつけるのか、それとも床に置くのか 考えなければいけません。

水槽の高さによってはフタも考える必要があります。

余計なものは何もついていないのでシンプルなのが好きな方は水槽が良いかもしれません。

ガラス製の物は重いため大掃除は大変ですが、

どっしりとしているので ハムスターが運動してもケージが揺れることはなく静かです。

値段は少し高くなります。



ガラス水槽とアクリル水槽の特徴

一口に水槽と言ってもガラス製とアクリル製があります。

ガラスの方が透明度が高いですが、アクリルも十分透明で中はよく見えます。

ガラスは重く割れるので扱いが難しいです。

アクリルは割れにくいですが表面は傷つきやすく長年使っていると透明度が落ちてくることがあります。

ハムスターケージ 衣装ケースで手作り

メリット

保温性があり、温かい

軽い

安価で広い物が多い

自分の好きなように改造できる



デメリット

半透明で中が観察しにくい

出入口が上にある(上からお世話をする)

そのままの状態ですぐに飼うことができない



素材がポリプロピレンとかなので透明ではありません。

半透明なので中が見にくく写真はきれいに撮れません。

通気性が悪く湿気やにおいはこもりやすいですが

保温性が高く冬に暖かく過ごせます。

DIYの手間がかかるので改造が面倒な方にはむきませんが

とにかく安くて広いものが手に入ります。

基本的にフタが天井になるので お世話は上からになりますが

天井全面が開いて軽いので掃除はしやすくて楽です。

自分で作るというDIYの楽しみもあります。


関連記事

スポンサーリンク