ゴールデンハムスター

我が家ではゴールデンハムスターを何年も飼っています。

里子に出すこともありますが、ゴールデンには不向きなケージを用意している方がよくいます。

ハムスター用として販売されているケージでもゴールデンハムスターには向かないものもあります。

ゴールデンハムスターのケージについて書いてみたいと思います。

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ゴールデンハムスター の理想のケージとはどんなもの?

ゴールデンハムスターのケージはどんなものが良いか

考えてみました。

ゴールデンハムスターは他のハムスターに比べて体の大きなハムスターです。

単純に体重で比べてみてもゴールデンハムスターはジャンガリアンハムスターの3倍くらいの重さがあります。

キンクマなどのゴールデンハムスターの改良種も同じくらい大きくなります。

ジャンガリアンハムスター 30g~50g

ロボロフスキー   15g~30g

ゴールデンハムスター   90g~150g

身体が大きい分ケージはそれなりに大きな物が必要です。

ハムスターは野生では広大な土地に住み運動量がとても多く1日に数十キロも移動してくらしています。

そのため、ゴールデンに限らずハムスターのケージは大きければ大きいほど良いです。

小さすぎるケージではストレスがたまり運動不足になります。

それに加えて体の大きなゴールデンには、なおさら広いケージが必要になります。

具体的にどのくらいの大きさかというと

ゴールデンハムスターの場合 最低でも内側の床面積が  50cm×45cm以上  のケージを用意してほしいと思います。

 できれば60cm×45cmくらいあるとさらにGoodです♪ 

キンクマも同じくらいの大きさのケージが必要です。

(ジャンガリアンなどの小型のハムスターは45cm×30cm以上が目安です)

様々な形、サイズのケージがありますが 長辺(奥行き)が50~60cmくらいのものならだいたい大丈夫です。

高さはハムスターが登って天井にぶら下がったりできないくらいの高さ

または

上まで登って飛び降りても怪我をしないくらいの高さ

が良いと思います。

我が家のケージは高さが30cmで、軽々と天井まで登ってしまいますが

下に床材を10cmくらいの厚さで敷いて怪我をしないようにしています。

床材を厚めに敷いておけば怪我対策もできます。

2階建てや3階建てのケージは床面積が広い割にコンパクトで置き場所に困りませんが

個人的にはあまりおすすめできません。

ハムスターはちょっとした凹凸を足場にして器用にに登りますが、下りるのはあまり得意ではありません。

最終的に飛び降りたり落ちたりするので、もしも落ちても怪我をしないようなケージを用意するか

落ちても怪我をしないように対策してあげてください。

また、大きなケージを用意できない場合は小さなケージ2つをハムスターパイプでつなぐという方法もあります。

掃除の手間が増えるので大きなケージを1つ用意した方が断然楽ですが、

トンネルの中を通って遊んでいるハムスターは可愛いですし

ケージを好みにカスタマイズする楽しさもあります。

ハムスターのケージの種類

大きさや形についてお話してきましたが

ハムスターのケージはどんな素材のものがあるか

についても少しだけ書いてみます。

金網ケージ

プラスチックのケージ

アクリルのケージ

ガラス製ケージ

水槽

衣装ケースで自作ケージ


 広さが十分で安全であれば素材はどのタイプでも良い と思います。

でも 金網ケージだけは事故が多いのであまり使ってほしくないな と思っています。

実際 私の友人のハムスターも事故で亡くなりました。

夜中に金網に上り足が引っかかってしまい、一晩中宙づり状態だったそうです。

朝 飼い主が発見した時には体力を使いはたしていた という事故がありました。

ハムスターは器用に上りますが下りるのは少し苦手です。

インコのように どこにでも爪を引っ掛けて自由自在に移動する

なんてことはできないのでケージ選びには注意が必要です。

また ハムスターの活動時間は人間が寝ている夜中なので

1匹で遊んでいても事故が起こらない安全なケージを用意してあげたいですね。

関連記事

ゴールデンハムスターのケージ 初心者にもおすすめできるものは?

ペットショップにあるケージは小型ハムスター用のものが主流で

ゴールデンに適したものはあまりありませんが

ゴールデンハムスターを飼うのならぜひ用意していただきたいケージをいくつかあげていきたいと思います。

初心者にもおすすめできるのが市販のケージです。

回し車 給水ボトル ハムスターパイプなど付属品もセットでそろえればそのまま使えるので

初めてのハムスター飼育でもすぐに飼い始めることができます。

ゴールデンの場合は

ルーミィ60 SANKO


ハビんぐ グラスハーモニーマルチ600 GEX(ジェックス)


がゴールデンハムスター向きのサイズになります。

もっと手間をかけて自分好みのケージを作りたい

という場合

シンプルな水槽のケージを使ったり衣装ケースで自作しても楽しいです。

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広々したゴールデンハムスタ用ケージ ルーミィ60 SANKO(三晃商会)

SANKO(三晃商会)のルーミィはペットショップなどでもよく見かけるケージです。

店舗では小さなものしか見かけないので

ルーミィはゴールデンハムスターには狭い

なんて言われることもありますが

ルーミィ60はゴールデンハムスターでも使えるサイズです。

ルーミィはサイズや色などバリエーション豊富にありますが

ルーミィ60以外のものはサイズが小さく小型ハムスター向きなので間違えないように注意してください。

ルーミィ60のサイズは

W620×D450×H315mm(本体外寸)

2.8kg(本体)

プラスチック製で天井だけ金網になっています。

 ガラス製と比べると軽くて扱いやすいです。 

前面と上部が開きます。

 前面が開くのでふれあいがしやすく、天井は大きく開くので毎日のお掃除も楽にできます。 

ケージ単品で販売されていて附属品は別途そろえる必要があります。

別売りですが、回し車、給水ボトルを取り付けることができます。

天井のジョイント穴にハムスターパイプを取り付けたり

ルーミィ60専用セパレートパネルでケージを仕切ったり

自由にケージのカスタマイズや拡張ができます。

セパレートパネルはケージが狭くなるので普段は使いませんが

多頭飼育の場合はハムスター同士のけんかの際 一時的に隔離するのに便利です。

透明で中が良く見えるハムスター用ケージ  GEX(ジェックス) ハビんぐ グラスハーモニーマルチ600

GEX(ジェックス)のハビんぐ グラスハーモニーマルチ600

ルーミィ60に比べれば少しだけ小さめですが

このくらいならゴールデンハムスターも飼うことができます。

サイズは

幅58㎝×奥行39.2㎝×高さ32㎝(外寸)

4.4kg(本体)

プラスチック製の底トレーとガラス製の本体でできています。

 ガラス製なので少し重くて大掃除はしにくい ですが

水槽と比べるとだいぶ軽い方かと思います。

組み立てはバックルで固定するだけで簡単にできます。

 ガラス製なので透明度が高くハムスターの可愛い姿がよく見えます。 

開閉は前面が観音開きになります。

 横からふれあうことができます。 
 底トレイが簡単に外せるので床材の交換はしやすい 作りになっています。

底面に隙間があり、シート型のヒーターを差し込むことができます。

同じものを2段重ねて置くことができます。



回し車(ハーモニーホイール21)と給水ボトルがついたセットハビんぐ グラスハーモニー600プラス【とっても静かなハーモニーホイール付き!】 も販売されています。


初めてのハムスター飼育の場合はこちらの方が良いかもしれません。

ハムスター用ケージ 水槽のおすすめは?

ガラス製が透明度が高くて良いということなら

先程紹介した

ハビんぐ グラスハーモニーマルチ600 GEX(ジェックス)

で十分です。

市販のケージではなく水槽で飼育したい場合は

60cm水槽かそれ以上のサイズの水槽を用意してください。

市販のケージと比べると凹凸や突起がないので  ケージ本体をかじられることがありません。   重量があるので ハムスターがケージの中で暴れても揺れたりせずに静かです。 
 ガラス水槽は透明なので可愛いハムスターが良く見えますが、 お世話は上からすることになるのでふれあいがしずらいです。 

(ケージの外に出して遊べば問題ありません)

ガラスは汚れやにおいがつきにくく、凹凸がない分掃除もしやすいですが

 重いので丸洗いのような大掃除はかなりの大仕事になります。 

凹凸のないガラスはハムスターは登ることは出来ませんが、

回し車の上などにも器用に登ってしまいますので、

ハムスターが脱走しないように水槽の高さや、水槽内のレイアウトには気を付けてください。

 心配は場合はフタをしておくと安心です。 

60cm水槽でサイズの割に比較的お手頃なのがアクロ60Nです。

60cm×30cm×36cmのサイズなのでゴールデンハムスターには十分な広さですが

ガラス製の60cm水槽なのでかなり重量があります。

ガラス製のふたがついていますが 幅5cmくらいの隙間がでます。

水生生物を飼育する場合はフィルターを取り付けられて良いのですが

ハムスターの場合 上まで登ることが出来ればこの隙間から脱走できてしまいます。

フタをする場合は別のものを用意する必要があります。

同じアクロ60でも

高さ45cmのハイタイプ (アクロ60N-H)

高さ40cmのハイタイプ (アクロ60H-S)

高さ23cmのフラットタイプ (アクロ60Nフラット)

など色々な種類がありますので購入の際は高さとフタの有無に気をつけて選んでください。

ゴールデンハムスターのケージを衣装ケースで自作

衣装ケースは 軽くて安いですが ケージとして利用するには加工の手間がかかります。 

好きなところに穴をあけたりアレンジしやすいですが 気を付けないと色々かじられます。

結束バンドを齧って切られたり

穴をあけたところを齧って穴を広げられたり

脱走されないように毎日のお掃除のときにチェックする必要があります。

 軽いので扱いやすく丸洗いも楽にできます。 

コロ付きを使うと移動する時に便利です。

 透明ではないので可愛いハムスターが観察しずらいのが欠点です。 

現在我が家では衣装ケースのケージを使っています。



普通の上にフタがついているタイプの衣装ケースを使う場合は

 お世話は上からすることになるので ハムスターには少しだけ警戒されやすくなります。 

上から手を入れるのでふれあいはしずらいですが 遊ぶ時は外に出せば良いので特に問題はありません。

工夫次第で側面が開くようにできるかもしれませんが、不器用な私の技術では無理でした(;^
_^A

凹凸ができるとそこからからかじられて穴をあけられたりするので

側面に穴をあけてドアを作る などの加工は難しいかもしれません。


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まとめ

ゴールデンハムスターのケージは大きなものが必要

(理想は床面積60cm×45cm以上)

ケージ選びで一番大切なのは 安全性

金網ケージはリスクが大きいので避けた方が良い


安全でサイズも十分なケージは


市販のハムスターケージなら

ルーミィ60 SANKO


ハビんぐ グラスハーモニーマルチ600 GEX(ジェックス)


水槽を使うなら


アクロ60N


自作するなら

大きめの衣装ケースで作る


ハムスターのケージについてのアレコレ
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