ゴールデンハムスターの妊娠、出産、子育て

子供のハムスターは小さくてフワフワしていてとっても可愛いですが、

お母さんハムスターの出産~子育ては、とても厳しくて命がけです。

ゴールデンハムスターの妊娠から子育てまで、飼い主が注意することをまとめてみました。

ゴールデンハムスター 妊娠中

ハムスターが妊娠するとだんだん腰のあたりがふっくらしてきて、丸くなってきます。

背伸びをした時などにできる腰のくびれがなくなります。

妊娠が迫ってくると落ち着かなくなったり、気が立ってきたりするので、

その前に出産の準備をととのえてあげましょう。

ハムスターの出産の準備

 ・掃除や床材の交換をしておく 

ゴールデンハムスターは交尾後2週間~20日くらいで出産します。

出産が近くなると、お母さんハムスターは落ちつかなくなってきます。

出産後もしばらくは掃除ができないので、妊娠10日を過ぎる前までに、一度ケージの掃除をしておいてください。


 ・巣箱と巣材を多めに入れる 

出産用に巣箱と巣材を多めに入れてあげてください。

赤ちゃんのためにお母さんハムスターが巣材を集めて巣作りをします。

うちの子は、巣箱の中で産まずに、巣材にくぼみをつくって産んでいます( ̄▽ ̄;)

巣箱も巣材も使うかどうかはお母さんハムスター次第ですが、

一応入れてあげた方が良いかと思います。


 ・静かな場所 

安心して出産、子育てが出来るように、ケージごとタオルや布などでおおって静かな場所に移動する。

※静かな場所に移すのは出産直前で良いですが、飼い主が出産に気づかないこともあるので、妊娠14日を過ぎたら移動しておいても良いです。

※静かな場所とは、TVがなくて、人間の出入りが少ない場所、ハムスターの寝ている日中静かな場所、です。我が家では寝室に置いています。


 ・高たんぱくの餌を多めに 

餌は高タンパクでビタミン・カルシウムの多いものが良いです。

例えば、チーズ、ヨーグルト、ビタミンの多い野菜、カルシウムの多い煮干し、ササミ、鶏卵、ミルワーム etc

※食べなれない餌を食べるとお腹を壊すこともあるので、普段あげていないようなら無理に与えなくても大丈夫です。

妊娠~授乳中はたくさんの栄養が必要になります。

餌の量も普段より多めにあげてください。(1.5倍~2倍くらい)

ゴールデンハムスターの出産

出産直前には落ち着かない様子になり、巣の中で出産をします。

(巣の外で出産することもあります。)

出産前に出血しますが、そのままで大丈夫です。

出産はたいていは夜から明け方にかけて行うので、飼い主は気付かないことが多いですが、

気付いてもお母さんハムスターを刺激しないように、そっとしておきましょう。

心配でもあまり巣の中を覗いたりしない方が良いです。

余計なストレスを与えてしまうと、お母さんが

『こんな所では安全に子育て出来ない!』

と判断して、子育て放棄をしてしまうかもしれません。

ケージを布や段ボールで覆うなど、少し薄暗くしておいた方が落ち着くようです。

(昼夜が分からなくならないように&空気が入るように、一部開けておいてください。)

生まれてみなけらば分かりませんが、2匹~10匹くらいの赤ちゃんが生まれるはずです。

ゴールデンハムスターの出産中に注意すること

・とにかく静かに

・覗かない

・薄暗くしておく

ハムスター 赤ちゃん 生まれたら

 ・引き続き静かに 

 ・引き続き布などをかけて薄暗く(空気穴&昼夜の区別がつくように一部開けておく) 

 ・巣箱はのぞかない 

 ・散歩や遊びはなしで 

出産後しばらくはお母さんハムスターは子育てに専念しますので、遊びや散歩は控えてただただ見守りましょう。

 ・掃除はしばらく控える 

お母さんハムスターが子育てに慣れてきて少し落ち着くまで掃除は控えましょう。

赤ちゃんが離乳するまではなるべくケージの中をいじらない方が安全です。

よほど汚れてきたら、床材を一部だけそっと交換するなど、極力子育ての邪魔としないようにしてください。


 ・温度は高め22度から25℃くらい 

赤ちゃんはまだ毛が生えていません。

寒い時はお母さんが温めてくれますが、巣箱の中があまり冷えないように気をつけてあげてください。



 ・赤ちゃんがおきざりにされたら 

手で触ってはいけません。

大抵はお母さんが迎えに来て巣に連れ帰ります。

お母さんが連れに来ないようなら、普段お世話の時に使っているスプーンやスコップで床材ごとすくって巣に戻してあげてください。


 ・餌はたっぷり(タンパク質、ビタミン、カルシウムが豊富なものを) 

 ・赤ちゃんを触らない 

人間のにおいが赤ちゃんについてしまうと、お母さんが警戒して子育て放棄をしたり、食べてしまうこともあります。

赤ちゃんは毛が生えそろうか、離乳が済むまで絶対に触らないでください。

ハムスターの子食いとは?

ハムスターは一度にたくさんの子を出産するため、お母さんはその後の育児にも相当なエネルギーを消費します。

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そのため、子供がちゃんと育たないと判断すると、子供を自分のエサにして他の子供を育てるエネルギーにしようとします。

ハムスターのお母さんにとって、出産も子育ては命がけの仕事なのです。

赤ちゃんに人間のにおいをつけてしまうのも、警戒して育児放棄の原因になるので、気を付けてください。

ハムスターの赤ちゃんはいつからさわっ てもいい?

離乳前の赤ちゃんは、育児放棄をされると生きていけないので、まだ触らない方が良いです。

離乳が済んで自分で餌を食べられるようになったら触っても大丈夫です。

そのころには毛も生えそろっていると思います。

だいたい生後3週間くらいです。

毛が生えているか、自分で餌を食べているか、確認してから触るようにしてください。

ゴールデンハムスターの子育て

ハムスターの赤ちゃんが生まれても、しばらくは何もやることはありません。

飼い主はひたすら静かに見守ることしかできません。

ケージを覗くのも、掃除も控えて、なるべくお母さんを刺激しないように、

餌の補充と水の交換だけはしっかりやってください。



ハムスターの赤ちゃん 3日目



そろそろお母さんハムは落ち着いてくるでしょうか?

子育てに少し慣れてくると、巣箱から出てきたり、赤ちゃんから離れてのんびりしていたりします。

そんな時は、そーっと少しだけ掃除をしても大丈夫です。

お母さんハムスターが落ち着かなかったり、巣箱から出てこないようなら、もう少しそっとしておきましょう。

背中側にうっすらとうぶ毛が見えますが、まだ赤ちゃんは触れません。

ハムスター 赤ちゃん 1週間



赤ちゃんはうっすらと毛が生えてきます。

まだ目が開かず、耳もねています。

このころにはお母さんもが落ちついてくると思います。

外に出たがるようなら散歩に出し、その隙にそっと巣箱をのぞいたりできます。

まだ赤ちゃんは触ってはいけません!

巣材の汚れている部分を取り替えたり、お母さんんの様子を見ながら軽く掃除もしてください。

ハムスターの赤ちゃん 10日目

そろそろ母乳以外にも食べる子が出てきます。

キャベツの柔らかい部分やミックスフードの食べやすそうなものなどを、ほんの少しだけあげてみても良いです。

赤ちゃんも母乳以外の食べ物も食べ始めるので、餌は多めにいれておいてください。

ハムスター 赤ちゃん 2週間

毛色がハッキリしてきます。

目が開き耳も立ちます。

元気な子ハムは、巣箱から出てうろうろし始めます。

そろそろケージの掃除も普通にやって大丈夫です。

餌は子供の分もあるように多めに入れてください。

ハムスターの赤ちゃんの離乳

生後3週間くらいで、離乳して普通の餌を食べ始めます。

まだ固いエサは食べにくいので、柔らかいものや細かくちぎって小さくしてあげてください。

給水器も赤ちゃんハムスターが飲めるように、低い位置に設置しておいてください。

この頃には毛も生えそろってくるので、離乳が済んだら赤ちゃんを触っても大丈夫です。

生後4週間くらいになると、お母さんから離しても1匹で生きていきます。

子供同士で繁殖しないように、オスとメスを別のケージにいれましょう。

ゴールデンハムスターは基本的には単独行動をするので、多頭飼育には不向きです。

子供の頃は仲良しでも、成長したら突然縄張り争うをすることもあります。

とりあえず子供たちのケージは女子部屋、男子部屋の2つに分けておけば良いですが、

何かあった時にはすぐに隔離できるように、予備のケージも用意しておいてください。



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